モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2019.9.20-21常念岳テント泊①

台風などで登山予定がことごとく潰れ、富士登山から40日もたってやっと山登りを実行する日がやってきた。

 

いつもの登山仲間と久しぶりにアタックしたのはこちら。

 

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大好きな穂高連峰を一望できる山として憧れていた。

 

今シーズン初のテント泊、装備を揃えてみると若干カビちゃって(!)いるのもあったが、

いつもより時間をかけて機能を確認しながら忘れ物がないように準備した。

 

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木曜日、終電に合わせて東京駅に集合し、友人の車に乗せてもらう。

深夜の中央高速をひた走り、安曇野インター近くのコンビニに寄った深夜3時、その空気の冷たさにハッとした。

 

一ノ沢の駐車場に着いたのは4時を回っていた。

登山口に近い第1の方に停めることができ、すぐさま仮眠をとる。

しんしんと寒さが車内に染み込んでくる。

まんじりとしないまま、夜明けを迎えた。

 

 

5時45分、支度を整えて登山口へ向かう。

約1.2キロの車道を歩くが、すでにリュックの重さで体が温まってきた。

今日は重さを計って来なかったが、やはり19キロくらいはあると思う。

 

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約20分ほど歩いて登山口に到着。

最後のお手洗いを済ませ、登山届を提出し、山道に入る。

 

稜線に出るまでずっと樹林帯とのこと。

 

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すでに仲間に追いつけないワタシ。

とにかく足元に気をつけて慎重に進む。


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登山口から約20分、山の神に到着。

明日無事に帰って来られるようにお祈りする。

 

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沢沿いの道を時折丸太橋で渡りながら緩やかに続く登山道。

しかし、荷物の重さがとてもこたえる。

 

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山の神から約1時間、すでに息はきれ、荷物の重さに苦しめられながら大滝ベンチに到着。

ここで小休憩。

リュックを下ろして腰を伸ばす。

すぐ横を流れる一ノ沢の力強い沢音が、励ましてくれるように聞こえる。

 

この辺りはまだ緩やかな登山道。

それなのにこのへたばり具合はちょっと思いやられる。

富士登山からの40日、何もしなかった自分を呪った。

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沢沿いの道は、時折そこ自体が沢のようになっている箇所もあった。

 

じっと地面を見つめながら歩くと、そこはキノコ天国(^^)

 

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さらに1時間ほど歩いて少し開けた沢沿いの場所でもう一度休憩を取る。

荷物を下ろして足を休めることが大事である。

 

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見上げるとあの頂が常念岳?という峰がくっきり。

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高度計と地図を照らし合わせ、「今烏帽子沢のあたりかな」と現在地を確認し、

急登が始まる胸突八丁まであと1時間くらいかなー、と話して出発したら、

私たちはもう少し先へ進んでいたようで、45分ほどで胸突八丁へ辿り着いた。

 

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ここでまた息を整え、最後の急登に挑む。

 

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険しい階段やハシゴ、段差のある木の根などを全身を使って乗り越えて行く。

約30分で最終水場。

 

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常念小屋は、水は有料で分けてくれるそうだが、

私たちはここで持ち寄ったプラティパスにそれぞれ水を満たして運ぶことにする。

みんなのペースに追いつけない私の分を、

今回テント装備の無い友人が運んでくれることになった。

ありがたい。

 

まろやかな水をゴクゴクと飲み、さらに険しい道を進む。

 

まだまだ続く急登にへこたれていると、下山してきた登山者が、

「眺望最高ですよ!」と声をかけてくれた。

その声を励みに、苦しみを乗り越えて進む。

 

第1ベンチ、第2ベンチ、第3ベンチと目印になるポイントを経て、

 

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見晴らしが良くなると

 

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12時10分、常念乗越到着!

先に着いた仲間が、

「こりゃー、すごいよ!」と声を上げた。

 

 

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真正面にあの穂高連峰がハッキリと現れた。

テント場の手続きもそこそこに、早速テントの設営に入る。

テント場は、小屋の前と、さらに横通山方向に向かったところに枠で囲われて設置されている。

 

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速やかに設営し、持ち上げた缶ビールで喉を潤しながらお湯を沸かしてカップラーメンの昼食をとった。

 

 

→続く