年忘れ宴会登山をやろう、とみんなで日程を空けていたはずなのに、
蓋を開けたら2人しか行けない、ということに。
ならば山での宴会はやめて、温泉のあるところにしよう、と行き先を変更して行って来たのはこちら。
約2年半ぶりのこちらも、今年の台風の爪痕が要所に残って自然の猛威を感じる山歩きとなった。
朝少しゆっくり目に飯能駅に集合。
天気が良くないためか、バス停に並んでいる人も少なく、座ってさわらびの湯まで行けた。
お手洗いなど支度を済ませて有馬ダム奥の白谷沢登山口へと向かう。
途中の車道も崩落の跡。
ダムの水もまだ濁っていた。
9時40分スタート。
沢の音が心地よい。
何度も登っているお山なのに、登山道の記憶が無く、スリル満点の渡渉もあったりして緊張した。
岩場も足元が滑りやすいためか両手を使って慎重に登った。
この時期に登るのは初めてで、葉の落ちた登山道は明るく見通しも効いて、だから印象が違うのかもしれない。
視線の先にガードレールが見えて来た。休憩ポイントの林道だ。
途中、流されたらしい階段を登って到着。
道標が埋まっている。
この奥は湧き水が飲めるところだったが土砂に埋もれてしまったようだ。
一息入れて先へ進むと、かなりの崩落ポイントが。
整備された登山道がすっぱり流されていた。
迂回路もちゃんと作られていたが、こうして自然の影響を受けながら山は姿を変えていくのだな、と思った。
ここから急登。張り巡らされた木の根を慎重に避けながら進む。
権次入峠では、御岳の方からやって来たらしい方々と遭遇。
最後のひと登りで11時40分山頂到着。
山頂は空いていたがそれなりにベンチも埋まっていた。
私たちは北の景色を見渡せるところでランチ。
友達が剥いてきてくれたリンゴと柿が美味しかった。
さて、あとは無事に温泉まで下山するのみ。
30分ほどで休憩を切り上げ、滝の平尾根を下山する。
途中2カ所ほど林道を渡るところがあるが、その一つが急な斜面にも関わらずサポートのロープも短くて、若干歩きづらいところがあった。
しかし、この台風でその土も流され、本来設置されていた階段が発掘されて歩きやすくなっていた。
↑過去のと比較(笑)
そんなこともあるんだなー。
さて、順調に下山し、さわらびの湯に14時17分到着。
8分くらい咲いていた季節外れの十月桜をカメラに納めながら
さわらびの湯で気持ちよく汗を流した。
帰りは飯能駅から優雅に特急を利用。
なにやら新しい車両らしい。
ガラガラの車内でプチ打ち上げをして、楽しい一日を終えた。