モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2021.8.21-22薬師岳テント泊②(山頂アタック)

太郎平小屋では休暇をせず、そのままテント場のある薬師峠へ向けて道を下る。

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結構下るなぁ(笑)
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20分ほど下り、テント場到着。土曜日にしては空いていると思う。


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水場、トイレに近い管理小屋のそばに場所を決めて設営する。

テント場の料金は1000円也。

若干傾いているがそれほど気にならない。

 

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テントの中で2個目のおにぎりを食べ休憩。

そして荷物を整理して、

14時、山頂へ向かってアタック開始。

コースタイム通りだとテン場に戻って来るのは18時を越えてしまうのだが、

夏の日の長さを信じて頑張るのだ。

(もちろんヘッデンは持っていく)

 

テント場からすぐに登山道は始まっている。

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沢沿いに大きな石が積まれた道を慎重に登る。

残念ながら雨が降って来てしまった。
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急登をなんとか登り切ると、後方には太郎平小屋が。

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さらに続くガレだ道は、マル印を探しながら進む。

気がつくと空が明るくなり、雨も上がっていた。
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思わずひらけたチングルマのお花畑に、気持ちが昂っていく。
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険しい道を登った先に広がる薬師平。

もう少し天気が良ければ雲ノ平や周囲を囲む名山たちがよく見えたんだろうな。

かろうじて黄色い花(ニッコウキスゲ?)が数輪目を楽しませてくれた。

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↓ん?もしや槍さま?
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山頂はまだまだ先。
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雨が上がったことに感謝しながら斜面と向き合う。

テント場から1時間25分、薬師小屋到着。

小屋泊だとしても折立からここまでくるの、結構大変だと思う。


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小屋の前でくつろぐ人々をやり過ごし、さらに山頂へ。
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ここからはこんな感じのザレた道。

さらに、標高も高くなり、雲の中に入ってしまった感じだ。

目印のケルン、あるよねー。
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何か見えるぞ、と思ったらここがよく山頂と間違えられる避難小屋。
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時刻も16時近くになり、もうすれ違って下山する人もいない。

ここでもし何かあったら確実に遭難事案だ。

足元に注意するだけでなく、強風による低体温症などにもならないよう、防寒着代わりのカッパを着込んだ。
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ガスと強風の中、なんとか16時15分、山頂到着!
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残念ながらガスの中⤵︎

記念写真をいろいろ撮って、下山するか…と思ったら!

サーッと雲が晴れてくれた!

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富山湾と、今日歩いて来た稜線がくっきり。

五光岩ベンチあたりかなあ?
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そして北側には後立山連峰が。そして、
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あのシルエットは?

もしかして劔さま?
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まさかここまでの眺望が見られるとは思っていなかったので、感激して薬師如来さまに何度も手を合わせ、

後ろ髪を引かれながら下山することに。

ここで一つ気を引き締めて。

シャリバテしないように風を避けられる岩陰で補給も怠らず。
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薬師平に着く頃にはこんな景色が。
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眺望は諦めていた分、感動もひとしお。
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沢沿いの急登を慎重に下り、18時ちょうど、まだ明るいうちにテント場に戻って来ることが出来た。
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管理小屋はもうクローズしてしまい、ビールで乾杯することは出来なかったが、

山小屋で買ったコカコーラが体の隅々まで染み渡り、ミッションが達成された喜びが湧き上がって来た。
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→続く