昨年末登り納めに行く予定だったこちら。
4年前に一緒に登った友人が、もう一度行きたい、とずっと言っていて。
ケガをして爆弾を抱える身(大げさ(笑))としては程よいお山かな、とも思ったので声をかけた。
8時14分小川町駅発白石車庫行きのバスに乗る。
小型のバスは登山者で満員。
約30分ほど揺られて橋場バス停に到着。
今回は実はミッションがありまして…。
下山口にあるおうどん屋さんでおうどんをいただく、という計画を立てたのだ。
8時48分、歩き始める。
舗装路を10分ほど登ると右手に舗装路をショートカットする登山口。
すぐにまた舗装路に出る。
稜線に広がる黄金色の草原は、私たちがこれから歩くルートかな?
そして、覚えているこのみかんの無人販売所。
同行した友人は、なんとこのみかんの濃い味が山の思い出と共に忘れられなかったそうだ。
今回彼女は2袋購入していた(笑)
そのあと25分ほど歩いて、本当の登山口粥仁田峠に9時50分到着。
ここからは30分ほどの道のりで頂上のはず。
10時25分登頂。
武甲山、両神山や奥多摩、奥秩父、さらには特徴的な浅間山、日光男体山までぐるりと見渡すことが出来た。
しかしここはこの時間だと陽が当たらず寒いのだ。
記念写真を撮って軽く補給し、私たちは先へ進むことにした。
山頂直下は落ち葉が積もって滑りやすい道。
隠れた石に足をくじかないように慎重に進む。
そして、牧場の跡地なのか、金色の草原を左手に快適な稜線が続く。
山頂から約30分ほどで祠のある旧定峰峠到着。
ペース的になかなかいい感じ?
あと1時間でおうどん屋さんに着けるかな?
休憩もせずに先へ進むが、少し上り坂もあって、グッと来た(笑)
11時43分定峰峠到着。
お、このお店も今日は営業しているぞ?
ツヅラの舗装路を貫くように山道を下り、
最後は少し走ったりして(笑)
12時07分、目的のおうどん屋さんに到着。
帰りのバスの時間を告げて冷やしうどんを急ぎ目に作ってもらう。
このお店【鬼うどん】は、登山者よりもライダーやサイクリストに有名なお店のようで、そういったステッカーなどが店先に貼られていた。
最近バスで旅するバラエティ番組でタレントさんが訪れたそうで、その時の話を伺っていると着丼。
帰りのバスの時間(12時38分)に間に合うように大急ぎでかきこんだがギリギリになってしまい、ここでは書けないご親切なお心遣いをいただいた。
しかし!
なんと私はまたしてもバスの時間を見間違えてしまった。
(4年前も間違えた💦)
前回とは違い、今回は1時間半もバスが無いことがわかり、がっかり。
黙って待っていてもよかったかもしれない(結局同じバスに乗る)けれど、
私たちは途中の道の駅“和紙の里”まで歩くことにした。
おうどん屋さんで一度切った追跡アプリを新たに立ち上げて歩き始める。
バスは無いけど結構自家用車が通る道。
あ、だからバスの利用者が減って本数が無くなったのか。
舗装路を1時間ほど歩いた民家に設けられた深宗水、という無料の美味しいお水をいただいたりと里山のふもとの雰囲気を楽しみながら道の駅に到着。
なんと、ここでも折り返しのバスが数分前に出てしまったばかりだったが、
ここで荷物を下ろして休憩することにし、20分後のバスを待つことに。
道の駅のお店も見ることが出来て楽しかった。
小川町駅に着き、そこからまた15分くらい歩いて日帰り温泉【花和楽の湯】に着いたのは午後3時前となっていた。
当初の予定より時間がかかってしまったが、源泉掛け流しの柔らかいお湯に身も心もトロトロに溶けて、
しっかりとご褒美にもあやかり、予想外の登山の記憶をしっかり刻みつけた。
そして【鬼うどん】さんには近いうちにゆっくり訪れよう、と約束したのであった。