職場が変わりパワーダウンしていた友人を連れて登った日から4年が経った。
あの日、お山全体から発するエネルギーを全身にチャージした彼女のその後の躍進は、仲間内では語り草になるほど。
そんな彼女が「お礼参りをしたい。」と誘って来たので、ウキウキと出かけた。
8時30分西武秩父駅発の三峰神社行きバスに45分ほど乗り、大輪というバス停で降りる。
ここはロープウェイが通っていた頃の玄関口。
その面影を残しながらも廃墟感は否めない。
バス停にあるお手洗いをお借りして支度を整え9時20分歩き始める。
前回はそういえばたくさん咲いていたな、と思いながら両側の樹木を見るとその辺りはシャクナゲ園となっていて川岸は散策できるようになっていた。
見頃には壮観な風景が広がるのだろう。
一応ここは表参道ということで、踏み跡がしっかりついた山道が始まった。
おお!
何度来ても裏切らない秩父の新緑!!
今日はそんなに日差しはなかったが、それでも見上げる緑はひときわ輝いて見えた。
約50分ほどつづらの道を歩くと、沢の音が近くなり、
清浄の滝に到着。
澄み切った水に手を浸ししばしクールダウン。
ほこら一つ一つに手を合わせて先へ。
樹林帯の中をつづらの道は続く。
約20分ほど歩くと薬師堂跡に到着。
そばに佇む六地蔵には、ここで休んだ人々の鎮魂の意味があるそう。
さらに先へ進み、足元に階段状のものが現れると
数件の家屋が。
ここ、私買取りますよ(笑)
ここから約10分で三峰神社の敷地内に到着。
ここは奥宮(妙法ケ岳)を望むことができる東屋。
多くの観光客で賑わっていた。
11時25分山門到着。
前回は神社をゴールにしたが、今回は奥宮まで行くので、神社の参拝はあとにする。
ちょうどお昼時ということもあって駐車場近くの茶店は賑わっていたが、
妙法ケ岳への道を入ったところにテーブルがあったのでそこで軽くお昼ごはんにする。
ここまで、樹林帯の中の斜面をつづらに作られた山道だったのですでに大汗。
木のベンチには私のおしりの跡がくっきり(笑)
しかし標高1000メートルを越え、日差しも差さないと、汗がサーッと冷えてゆく。
完全に冷え切る前にランチも終わり、11時50分妙法ケ岳までの登山道に入った。
第一の鳥居のところに登山届ポストあり。
この鳥居は雲取山方面へ向かう人も通るのだ。
木の根が露出した参道を進む。
10分ほどで第二の鳥居。
ここまではほぼ横移動だった。
急峻な斜面を、歩きやすくしてくれた先人に感謝。
12時30分第三の鳥居到着。
ここから本格的な山道になる、と予習したが…。
たしかに足を踏み外すと危険な場所もいくつかあった。
12時37分第四の鳥居到着。
いよいよ核心部へ?
新しく作られた階段はとても安心感があった。
山頂直下は急な階段と鎖場となっており、下りの団体さんと安全にすれ違って
12時50分妙法ケ岳山頂到着。
山頂は狭く眺望も望めないが、唯一お社の裏のわずかな岩のでっぱりから視界が開けた。
残念ながら三峰神社の方角は樹木で覆われていたので、お参りを済ませ速やかに下山開始。
同じ道を歩いて13時45分、なんとか神社まで辿り着いた。
これまで守ってくれたお守りをお返しし、新しいお守りを買う。
私は奥宮の御朱印も。
お社の両側に聳える御神木は、前回は直接触れることが出来たがもうさわれなくなっていた。
深く深呼吸して神社とお山からエネルギーをいただく。
さ、14時30分のバスに乗れそうだね…とバス停に向かったら大行列💦
残念ながら西武秩父までの約70分間を立ったまま揺られて帰ったのであった。
今回一番キツかったのはこの帰りのバスで(笑)、
この後駅前の祭りの湯でさっぱり汗を流し、
大好きな特急ラビューでご機嫌に帰宅出来たことは言うまでもない。