モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2022.6.8畦ヶ丸

西丹沢は、小田急線だけでなくJRでも行けるのだ、ということに今更ながら気付いた私。

朝一番のバスに乗ることが出来るとわかり、さっそく行き先を定めた。

 

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天気予報は曇り。でもこの山は眺望や絶景が目的ではないので、構わずに単独で決行する。

 

東京駅5時40分発の東海道線に乗る。

大野山に行った時に営業エリアをまたぐPASMO決済について学習したので、

ここでは目的地の御殿場線谷峨駅までの切符を購入する。

 

国府津駅まで1時間14分。

乗り換え時にお手洗いを済ませて御殿場線に乗る。

海沿いの道を快調に電車は走る。

すると西丹沢ビシターセンター行きのバスを追い越した。

 

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予定通り7時37分に到着。

無人駅なのでスマートに車掌さんに切符を手渡す。

バスの乗り換え時間が近いのだ。

しかしバスは7時41分のはずが10分たっても来ない。

まさか、早く通過してしまったなんてことはあるだろうか?

ドキドキして待っていると、反対車線のバスがやってきた。

私は運転手さんに聞いた。

「ビジターセンター行きを待っているのですが、途中すれ違いましたか?」

答えはNOだったのでそのまま待つことに。

7時58分、なんと17分遅れでバスはやってきた。とりあえずホッとする。

 

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丹沢湖周辺を巡ってここからさらに50分ほどかけて終点西丹沢ビジターセンターに到着。

降りた乗客は女性がもう1人。

ビジターセンターで、最近売り始めた?らしい山バッヂを購入。(過去に2度登ったことのある檜洞丸も)

支度を整えて登山スタート。

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しばらく豊かに流れる沢沿いに登山道は続く。

さらには大きな滝もあるらしい。

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大きな砂防堤を4回乗り換え、橋のあるところないところと何度も渡渉しながら進む。

3年前の大雨で流された橋もいくつかあった。

 

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スタートして約40分。

ちょっとした広場に到着。ベンチも設置されていて、ここらで沢の音を聞きながら休憩するのも悪くなさそう。

 

ここからすぐ、下棚(しもんたな)分岐。

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本ルートから逸れること5分、下棚の滝到着。

思いの外大きくて声を出して感動する。

 

動画や写真を撮って本ルートに戻る。

すると少し先に同じバスに乗っていた女性の姿が。

気配がなかったので別の山に登ったのかと思っていた。

 

彼女の後を、距離を保ちながら進む。

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さらに10分ほどで本棚(ほんだな)分岐に到着。

どうやら先行の女性は滝には立ち寄らないようだ。

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結構スリリングな岩壁をクリアして、

目の前に現れたのは、高さはあるものの水量が少なめな滝だった。

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(下棚の方が迫力あったな…)と思いながら進むと

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どん!

迫力ありありの本棚の滝がすぐそこに!

正面に見えたのは、秘密の滝のようで、

雨上がりなどに現れる涸れ滝だそうだ。


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5〜60メートルほどありそうな大きな滝。

ドローンで上から見てみたいなー、と思うような地形である。

ここをゴールにしてランチを楽しんでもいいな、と思いながらマイナスイオンを全身に浴びて今日のところは本ルートへ戻る。

 

この2つの滝はそんなに離れていないのでぜひ見ておくべきだな、と思うスケールである。

 

さて。

本ルートに戻り沢沿いを歩き進む。

だんだんと水量が減り、道も険しくなってきた。

本棚の分岐から10分ほど歩くと、登山道は沢を離れて斜面に取り付くようになる。

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花崗岩がベースの登山道は濡れていても歩きやすい。

途中、ベンチの設けられた場所を通り過ぎ、珍しく崩れていない階段をヒイヒイ登り、また下り、と繰り返して

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11時08分善六のタワ到着。

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ここから山頂まであと1時間ほどかな。

 

登山レポートなどを読み、皆さんがおっしゃるとおり、滝を越えてからの山道がエグいほどきつい(笑)

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標高も1000メートルを越え、だんだん霧の中に入ってきたので、

足元のキノコや植物などに慰めてもらいながら登った。

 

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山頂直下のこの辺りはシロヤシオの群生地かもしれない。
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幻想的な森をどんどん進むと
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12時04分山頂到着〜!

確かに樹林に囲まれて眺望はない(笑)

記念写真を撮り、ここからすぐの避難小屋へ向かって休憩をとることにする。

 

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建て替えられたばかりの小屋は明るく新しく、

先行の女性が中で休憩をしていた。

私は外のベンチで休憩。

 

大きめに握ってきたおにぎりでエネルギー補給。

しぼれるほど汗をかき、またもやベンチにお尻の跡がつく(笑)

山頂から北側に下山すると道志界隈に降りられるようだ。

 

20分ほど足を休め、大滝バス停に向けて下山開始。

山頂直下は階段が設置されていたが、

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ご機嫌で下りていると驚くような崩落箇所に出くわした。

危ない危ない。

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痩せ尾根もあり、このエリアが脆いことを実感させられる。

霧の中を慎重に下山してゆく。

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下山を開始して約30分。大滝峠上の分岐に到着。
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大滝、というのがあるのかどうかはわからなかった。

霧が晴れたので、標高もだいぶ低くなってきたのだろう。

しばらく歩くと沢の音が近づいてきた。

 

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東海自然歩道の黄色い道標が現れる。

まだバス停まで3.8キロもあるのか💦

こちら側の沢は結構荒れていた。

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緩やかな沢をなめるように水が流れていく。

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流されたままの橋のそばに

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一軒屋避難小屋を発見。

窓がなく暗くて重たげな空気のここは本当に緊急事態用だろう。

 

まだまだ沢沿いの道は続く。

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山肌に沿って作られた脆く崩れた斜面を慎重に歩く。

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本棚側の沢に比べると放置された橋も多く、ヒヤッとする渡渉もあった。

14時15分、林道に合流する。

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ゲートを越え、
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14時28分、大滝バス停に到着。
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結構長い距離を歩き、ヘトヘトになったが、

バスの時間まで30分ほどあったので、このまま中川温泉ぶなの湯まで歩くことにする。

 

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約25分歩いてぶなの湯到着。

次のバスの時間までゆっくりと汗を流し、
売店で購入したこちらでクールダウン。


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予定通りに乗ったバスには、

来た時と同じ先行の女性が乗っていたのだった(笑)