モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2022.12.14蓑毛から大山

11月12.13日に小田原から東京有明までの100キロを夜通し歩くイベントに参加した。

なんとか完歩出来たがこれが衝撃的なダメージで、心身ともに疲弊してしまい、せっかくの紅葉登山シーズンなのに気持ちが山に向かなかった。

 

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友人と行く呑んだくれキャンプも楽しくて、本来の運動嫌いな自分に戻って帰ってこられなくなりそうになったので、気持ちを奮い立たせて向かったのはやっぱりこちら。

 

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地図を眺めながら考えた結果、

評判の高いイタツミ尾根から山頂へアタックすることに。

ホームマウンテンとか言いながらこのルートは登ったことなかったよな…と思いつつ秦野駅から蓑毛行きの8時発のバスに乗る。

沿線に高校があるため、登下校時間の本数が手厚いのがありがたい。

登山者も少なかった。

ちなみに蓑毛から先へ行くヤビツ峠行きのバスは登山者がズラーリ。

 

生徒さんが下車してガラガラになった車内でこっそりサンドイッチの朝ごはん。

 

8時20分、終点蓑毛到着。

この場所は何度か来たことがある。

お手洗いを済ませ支度をする。

時折ゴオ…っと強めの風が吹く。


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8時40分スタート。由緒あるお寺の横を入って行く。

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5分ほど歩くと大山とヤビツ峠への分岐点。

左側の舗装路を進む。
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そしてまた10分ほどで無番荘というロッジのようなおうちに到着。

個人のお宅なのかよくわからないが、家の前の掲示板には登山道のことや、植物のことなど詳しく描かれ、湧き水は“ご自由にどうぞ”。
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バスの時刻表もあってとても親切。
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さらに林道を進むと
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春嶽湧水に到着。


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秦野といえば名水。

余裕があったら汲んで帰りたいところだった。
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ここから本格的な登山道へとなり、ストックを出して装備を整える。
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林業の方々のための作業道である、という断り文があったが、

多くの人に踏まれているのだろう、とても歩きやすかった。
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湧水から約50分。ヤビツ峠に到着。

バス停を通らなくても直接イタツミ尾根に進むこともできる。
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新しく出来たレストハウスは週末営業かな。
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大山山頂まで2.3キロ。意外とあるなあ(^^;;
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ここからは尾根道なので、通り抜ける風も強い。
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明るくて歩き安くてベンチもある。

人気のルートもうなずける。
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お地蔵さまに見守られ
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ちょっと勾配がキツくなったかと思えば
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この絶景!今日は下界は強風かもしれないけど山は気持ち良い。
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合流地点が近くなってくると丹沢名物木道が整えられてくる。
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シーズン初の霜柱を触り
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見覚えのある道標。大山表参道との合流地点。

ここから山頂まで約20分,
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でも表参道より楽だったからかな、サクサク登れて
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11時25分登頂!
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増設されたテーブルで軽く休憩。

水筒の中は駅で買って入れ替えたホットゆず。

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眩しい景色を楽しみ、意外にも風がなくて暖かかったので長居してしまいそうだったが、11時50分下山開始。

13時48分のバスを目指して蓑毛へ戻る。

16丁目の追分分岐までは表参道の急坂を下っていく。

富士山もこんなに美しい。


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12時15分、追分分岐到着。

過去に一度歩いたことがあるが、かなりの急坂と歴史を感じるルートだったと記憶している。

コースタイム90分。間に合うか?
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ここからえぐれた急坂を下っていく。
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階段を作っても作っても流されてしまうのだろう。
約10分で表参道下社方面との分岐到着。
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さらに傾斜のある道を下っていく。

10分ほど進むと江戸時代に建てられた【女人禁制】の碑。


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そういえば、この道に首無し地蔵様があったような…。

と歩いていると、やはり。

静かに手を合わす。
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ザレた道で尻餅をつかないよう慎重に進むと、

浅間山方面への分岐に到着。自分は蓑毛バス停方面なので右に下ったが、歩きやすいのは蓑毛越の方だったようだ。
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急斜面をズルズル下り、13時ちょうど、先ほどの蓑毛越からの合流地点に出る。
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さああと一息だ。

落ち葉の黄葉がキラキラと美しい。
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なんとかバスの時刻に間に合う目処がついて安心。

途中ゲートを過ぎて何度か林道を渡り
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鮮やかな黄葉にレンズを向けると
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見覚えのあるお寺が。
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13時30分、無事に蓑毛バス停に到着することが出来たのであった。

 

 

 

追伸。

さて、初めてかと思いつつ途中何度かフラッシュバックがあった今回前半のルート。

帰宅して過去の写真を探してみると、歩いてましたねー!山登りを始めた頃に。

 


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まだ小1だった息子を連れて登ったはいいが、寄り道しすぎて大山からの下山が遅くなりケーブルカー最終便に間に合わなかった苦い思い出が蘇ったのでありました。