モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2016.8.10日光白根山

猛烈な暑さが続く。
こんな中、近県の低山など登ろうものなら死んでしまう…と悩ましいこの頃。

本当は財政事情が厳しくて、おとなしくしていようと思っていたのだが、
やはりお山に呼ばれて、向かったのは日光白根山

男体山より楽しいよ”という謎のアドバイスを受け(笑)、早朝、友人の家に迎えに行き、
菅沼登山口に着いたのは7時40分ころ。

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駐車場代1000円を支払い、隣のお土産屋さんのお手洗いをお借りして、午前8時登山開始。


傾斜のゆるやかな登山道を静かに歩く。
標高も1500弱となるとひんやりして気持ちいい。

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やがてわかりやすく急登が始まる。
このところヘタレてばかりだったので、
「私は田中陽希!」(敬省略)と言い聞かせながらすすんだ。

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白い変わったお花の群生しているところに出た。

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カニコウモリ。
小さいお花だが、よーく見ると花弁の先がクルンとしていて可愛い。

そこからすぐ、最初の目的地弥陀ケ池に到着。コースタイムより20分ほど早く着いた。陽希パワーすごい(笑)


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最初は雲に隠れていた白根山の山頂が、
どうやら顔を見せてくれたようだ。

目をこらすと、その見るからに急峻な斜面に取り付いている人たちが見えた。

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あそこを登るのかー!
よし!
私は田中陽希(敬称略(笑))だ!暗示作戦再開。

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ロープウエイを利用した人たちもこの道を通るんだよな、と思うと、甘くみてはいけないお山である。

山頂の尾根に着いたー!

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と喜んだのもつかの間。
山頂まではまだ岩稜帯を登る。

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下から見てもそうだったが(笑)、ジグザグした山頂付近を登り降りしながら、

山頂標に到着。

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大勢の登山者が山頂付近の思い思いのところで寛いでいる。
私たちもお昼ご飯を食べる場所を探し山頂から離れた。

下山の五色沼方向に進み、日光男体山中禅寺湖が見渡せるところでプシュ!

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今日はコンビニ弁当である。
しかし、緑と青空と気持ち良いそよ風の中いただいた超贅沢なランチであった。


嬉しい、美味しい、気持ちいい、と連呼しながら気がつくと45分もそこにいた。

五色沼方向に向けて下山開始。

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富士山を思い出すザレ場を慎重に下る。
よく見ると、コマクサが肩寄せあって咲いていた。

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ふと視線を上げればこんな風景。

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斜面一面に咲く黄色い花はマルバダケブキだろうか。

ひときわ目を引いたのは濃い紫色のこちら。

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トリカブト。確かに兜を被っているようだ。

ザレた斜面に苦労し、やっとの事で樹林帯まで降りてきた。
明るい森の中の光がとても美しい。

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目標となる避難小屋近くのちょっとした広場は、斜面に囲まれて声がとても響いた。
子供の心に戻って「ヤッホー!」と叫んだ。

五色沼到着。
上から見た方が神秘的。

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おそらく噴火の時に飛んできたのであろう大きな石で体を伸ばす。
気持ち良い。

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ここから弥陀ケ池まで戻って下山するだけ、と思って気を許したが、
まさかもう一山越えるとは(笑)

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ここでまた一汗絞られて弥陀ケ池到着。
下山なのに時間がかかってしまった。
休憩も取らず先を急ぐ。


これがまた、いつものことながら“こんな道通ったっけ?”の連続。
下るのも神経を使うような急峻な道。

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山頂付近ですれ違う人たちが、
菅沼から来たことをとても驚いていたけれど、それもそうだな、と思うような疲労感を感じながら、
3時30分、駐車場着。

残念ながら温泉は端折って、着替えだけして帰路に着いた。

平日、と油断したが、帰りの東北自動車道上りは事故もあって大渋滞。
予定より2時間オーバーしての帰宅となったのであつた。