土日に山に行けない日が続いたので、週の真ん中水曜日にホームである伊勢原のこちらに子供たちを学校へ送り出した後出かけた。
渋滞の中、大山ケーブル駅の駐車場に9時過ぎに到着し、腹ごしらえをして登山開始は9時30分。
車から降りた時に聞こえた蝉の声や日差しの強さが予想外で、低山はまだまだ暑さとの戦いになりそう、と覚悟を決めて駒参道を登った。
夏の名残りを感じつつも、金木犀は満開で、そよ風に乗って甘い香りが体を包んだ。
女坂の階段で、早くも息が上がる。
顔中から汗が吹き出し、目に入って痛い(笑)
約45分かけて大山阿夫利神社下社に到着。
1番右の茶店がカフェにリニューアルしていた。
お参りをし、神明水をいただいて、
本格的な登山が始まる。
このところの運動不足も手伝って、今日の大山はことさらにキツい。
足元に落ちる汗の雫を見ながら、ただ足を動かすことだけを考えた。
救われるのは、登山道にある丁目を記した石標。
気付くと一六丁目の追分分岐を過ぎ、木道が現れる。
11時。ここから40分、と道標には記してある。
確か山頂は二八丁目だったと記憶している。
二〇丁目の富士見台はご覧の景観。
この辺りから、雲の中に突入。
コースタイム通り、11時40分山頂到着。
さすがに雲の中の山頂は肌寒く、
このまま見晴台に向けて下山することにする。
肌寒いけど汗はこんなに絞れるほど。
山頂直下の部分か新しい木道になっていた。
そして、真っ白な視界の中ひたすら下山。
歩き辛い階段が果てしなく続く。
1時間ほどだった12時45分、見晴台到着。
振り返ると山頂はこんな感じ。
ランチはコンビニで買ったおにぎりやパン。
急いだわけではなかったけれど、体が冷えて来たので、
15分ほどで休憩を終える。
ここからは崖沿いの細い道を落石と滑落に注意しながら進む。
でも、落石防止ネットやら、滑落防止柵など、かなり整備されている。
見晴台までは阿夫利神社下社から軽装で来れてしまうので、このような対策が必要になったのだろう。
20分ほどで下社に到着し、そのまま男坂を下る。
体の疲労度から、急な階段で足を取られないよう、慎重に下った。
人物が入ると急斜面や高度感がよく伝わる。
最後の方は久しぶりに膝が笑った(^^;;
ケーブル駅から山頂までの標高差は約940メートル。
4時間半の行程は、最近の怠惰な自分に喝を入れられた厳しいものだった。
大山、侮れない。