10月後半まさかの連続週末台風。
すっかり“読書の秋”を満喫し体も鈍ってしまった私。
そんな山好きたちが待ちに待った快晴の休日、
きっとどこのお山も(高速道路も)大混雑に違いない、と思って、
山選びはイレギュラーな場所を選んだ。
一応駅から駅に歩いて行ける少し長めのハイキングコース。
どうやら、トレラン練習コースとして知られている道らしい。
茨城に知人が多いためか、なぜか知っていていつか歩きたいと思っていたコース。
JR水戸線福原駅とJR常磐線岩間駅を結ぶ全長約16キロの縦走路だ。
電車の本数が多い岩間駅をゴールと決め、
地元の駅を始発から2本目の電車に乗り、朝8時過ぎ、福原駅に着いた。
夜中に雨を降らせた雲もどこへやら。
秋らしい空が広がっている。
細かく設置された道標をたどりながら、登山口
を目指す。
約35分ほど歩いて登山口到着。
標高が低い里山の道はこんな感じ。
少し前の季節だったら、ブンブンうるさかっただろうな、と
近場の低山シーズン到来を喜ぶ私(°▽°)
最初のピーク吾国山の山頂が近づいて来ると、
柵で仕切られ、手入れのされたエリアに入った。
カタクリの群生地とのこと。
近くには水も湧いていて、予想以上に汗をかいて乾いた喉を潤した。
登山口から約1時間、吾国山に到着。
山頂には吾国神社。
お参りをし、しばし休憩。
北側には目を凝らすと谷川岳も。
見慣れた双耳峰は筑波山。
きっと大混雑なんだろうな。
元気なうちに道祖神峠に向けて先を急ぐ。
山頂直下の急登を少し下るとなんとなく二股に分かれている。
私は広めの左側の道を選んで下った。
右側から、登って来る人の声が聞こえる。
わー!
見晴らしいいねー!
そのまま軽自動車も通れそうな道を15分ほどつづらに下ったが、
同行者が、
「これ、違うんじゃない?」と。
たしかに、目指すべき難台山への道は、右側につながっているような気もしないでもない。
「よし。迷った時は来た道戻る!」
結構な急坂を私たちは山頂直下まで登り返した。
よく見ると赤テープの目印もある。
急坂を滑りながら降りて行った。
最初に間違えた道もこちらに合流出来たようだが私たちには藪漕ぎが出来なかったので、
登り返して正解だったかな。
わりとすぐ、閉館した洗心館という茨城県のレクレーション施設に着く。
廃墟?とは言えないきれいな建物をぐるっと回って、車道を先に進む。
道祖神峠到着。
さらに難台山に向かって登り返す。
ここからがすごくきつかった💦
見上げる直登からのニセピークが3.4回繰り返されたと思う。
地図を見ながら、
「スズラン群生地って、どこかなあ?」
「通り過ぎちゃったんじゃない?」
なんて汗を拭き拭き進んだら、
忘れた頃に群生地(^^;;
「たとえ満開でも、ここで群生地に寄り道する気にはなれないなぁ(-.-)」
と語りながら先を進んだ(°▽°)
まだこんな道を進んで、
12時30分、難台山到着。
それなりに休憩をしている人で賑わっていた。
私たちもやっとランチ休憩。
しかし、カップラーメンを胃袋に流し込み、
予想よりオーバーした時間を取り戻すため15分ほどで先を進むことにする。
下り始めてすぐに着く屏風岩。
変わらない景色の中登り返しがキツコースに辟易しながら緩やかに下るコースを進む。
約75分、展望台に到着。
さっき山頂ではしゃいでいて、先に着いた地元の陸上部らしき学生たちが、私たちにさりげなく
展望台を譲ってくれた。
日も傾いた北側の景色を見ながら、次の目標地愛宕山に向けて休まずに進む。
約30分、天狗山公園(愛宕山)に到着。
ここは広場や公園、ロッジなどもあるアウトドア拠点。
すっかり人寂しくなった私たちの前に急に沢山の皆さんが表れ、なんとなくほっとする。
お手洗いを拝借し、愛宕山神社参拝。
車で来られるからか、とてもキレイな神社である。
本当は山頂は違う場所にあるらしいのだが、そこまで行く余裕が無い私たち(笑)
あとは岩間駅まで下るだけ。
車道と山道を交互に進みながら4時05分岩間駅到着。
たどり着いて思うのは、
このコースは最初は岩間駅からの方がわかりやすいな、ということ。
今度は逆といいかもね。
駅前の商店街を歩いて来たが、コンビニらしきお店が無い💦
(把握していたが。)
ビールは家まで我慢することとし、20分後の常磐線をまったり待った。
予想以上に汗をかいた晩秋の山歩き。
茨城在住の友人にとっては良い近場のトレーニングコースとなったようだ。
私は、次はお花の見頃に縦走ではないコースで訪れたいな、と思ったのであった。