4月から係替えとなった友人が今参っているらしい。
弱気なつぶやきに接し、パワースポットへの山行を提案したら、
快諾されて向かったのはこちら。
西武秩父駅からさらに奥へ入るこちらは、今や、毎月一日にだけ配布されるお守りを求める人人で大渋滞となる三峰神社。
車で行けるのだが、もちろん私たちは、表参道をありがたく登って行くことに。
注)平成30年5月1日の配布については混雑回避のため11日へ変更となっている。
8時30分発の三峰神社行き急行バスに乗る。
ギリギリ着席出来、45分ほど山道を揺られて行く。
大輪(おおわ)にて下車。
ここは2007年まで運用されていた【三峰ロープウェイ】の乗車口でもあり、またそれ以前の表参道入口で、
かつての賑わいを偲ばせるような街並みであった。
鳥居をくぐり、赤の色が鮮やかな橋を渡り、
整備された歩道を歩く。
ちょうどシャクナゲも満開の風情。
ロープウェイ大輪駅跡を過ぎると一気に山の中へ。
長い冬が明け、今の季節、山の木々たちは新しい緑を一斉に生み出している。
日差しに照らされさらに輝く新緑が溢れるこの空間はたしかにエネルギーに満ち溢れていた。
約1時間ほど歩いて清浄の滝到着。
ここは東屋もあり、一息つくには心地よい場所。
そして神社までちょうど半分、といったところか。
そしてさらにつづらの斜面を進むと薬師堂跡に到着。
ここはかつての参拝者の救護所兼休憩所のような場所だったらしい。
山頂はまだもうひと登り。
山肌に、古い山にありがちな不法投棄物を確認すると
山小屋らしき建物を発見。
ここはちょうど裏手にあたり、反対側には林道か通っていたようである。
ここからは
2軒ほど民家というか、神社関係者が住んでいた?お家を過ぎて、
奥宮遥拝殿に到着。
奥宮妙見岳の望むこの場所は、三峰神社到着地点と言っていいだろう。
妙法が岳登頂は次の機会にして、今日は三峰神社をしっかりお参りすることにする。
鳥居をくくり、少し階段を下ると、右手上方から【日本武尊】が参詣者を出迎えてくれる。
近くで見ると立派に大きい。
右手を挙げてフレンドリーなヤマトタケルノミコトさま。
ミツバツツジとシャクナゲが見事に満開である。
有名な随身門を通って本殿へ。
山深さとは裏腹にきらびやかな造りは、日光の東照宮を思わせる。
お賽銭箱の横に突如現れたという龍の姿を写真にして持ち歩いくとご利益があるとか。
そして、本殿の入口にそびえる御神木からパワーをもらい受ける。
手のひらを当てると、幹の中を水分が通り抜けるようなさざめきを感じることが出来た。
神社全体からみなぎるパワーをもらって、
さて、お昼ごはんとしましょう。
三ツ鳥居前の大島屋にて有名な【わらじカツ丼】を注文。
友人は【くるみそば】を。
1時間に1本しかないバスを待ちながら、香ばしいわらじカツをつまみにビールで乾杯。
「あー!最高の休日だー!」
友人の表情がいくらか穏やかになったようで、私も嬉しかった。
これも三峰神社パワー。
【おまけ】
三峰神社はこれだけ人気があるのに、交通機関との接続が良くなく、アプリだけではいい乗り継ぎが出来ないのだが、
秩父鉄道お花畑駅から西武秩父駅への乗り換え時に、
かたや走ってビールを買い、
かたや2人分の荷物を持って駅へ
という素晴らしい作戦をもって、
特急レッドアローへの乗り換えを成功させ、
帰りも楽しく乾杯出来たのであった(°▽°)
(あらかじめネットで特急券を購入していたので、乗り遅れられなかったのは言うまでもない。)