今年最後の三連休。
当初は10.11日でキャンプを絡めた登山を計画していたが、私の都合が悪くなり、
「終電集合なら大丈夫…」
と提案したところ、友人が
「だったら、仮眠が出来る入浴施設で前泊するのはどう?」
という素晴らしいアイディアを提供してくれた。
いいね!
早速そういった施設を探す。
すると全国に展開している“健康ランド”という施設が見つかった。
今回目指したのはこちら。
うむむ。
こうして写真に撮ると微妙だけれど、
ここは、地元の町おこし団体が、【西暦と同じ標高の山】として登山を推奨している南アルプスの赤石岳にほど近い山なのだ。
(正確には2023.6メートルなので四捨五入すると今年、という訳)
しかも、その団体は、「山頂標の写真を見せてくれたら、限定手拭いを300円で販売します!」との熱の入れよう。(定価1000円)
手拭い好きな私たち2人はその作戦をハマったという訳だ(笑)
さて、日曜日の昼過ぎに友人に迎えに来てもらい、中央道を西へ下る。意外と空いている。
目指した健康ランドは長野店で、長野道塩尻インターの近くにあった。
インターを降りて若干道に迷ったが、18時ころ無事に到着。
料金は後払いなので受付だけしてまずはお風呂へ。
そして危険な香りしかしない館内の居酒屋で夕食。
吸い込み良くどんどん瓶が並んでいったが(笑)、
明日は5時起き!
と呪文のように唱えながら、仮眠室で寝んだ。
思いの外熟睡出来、朝のひと風呂を浴びて6時に施設を出る。
「新しいパターン、いいね!」
と充実した気持ちで、目的の山へ。
どこか途中のコンビニで朝ごはんを買おうと思っていたが、
なんか温かいものを入れようということになり、駒ヶ岳SAで至福の一杯を注文。
今日の行程は短いから…となんとなくのんびり。
大きなお揚げに出汁がたっぷり染み込んで…👍
昭和の香りが残るサービスエリアを満喫して先へ。
しかし前泊とは言うものの、実は登山口まで2時間ほど離れていたので、なんだかんだで1時間以上中央道を南下し、鳥が池キャンプ場に到着したのはまもなく9時、と言った時間になってしまった😅
もうクローズしたキャンプ場はとても静か。
しばらく舗装路を歩く。
ここは敷地内かもしれない。
カラマツの見事な紅葉に目が奪われる。
約15分ほど歩いて山道へ。
標高年の今年のために、登山道は整えられ、道標も随所に新しく取り付けられていた。
しかし踏み跡は少なく、油断すると道を外してしまいそうだった。
山、というより森を歩いているような感じで樹林帯を進み、アキレス腱が伸びるタイプの斜面と向き合うこと数分。
10時ちょうど山頂到着。
南側の樹木が整理され、眺望が広がっていた。
手拭いのために山頂標の写真を数枚撮り、
すぐさま下山(笑)
次に目指すのは遊歩道の名前にもなつている“鳥が池”
山頂から約20分ほどで到着した。
途中、三脚にカメラを構えた男性が2人いたが、何を撮っていたのかな?
珍しい鳥が来るのかな?
ここからまた結構な急斜面を降りること約10分。
写真チームの車かな?
ここからだったら鳥が池もすぐ行ける。
さらに駐車場のあるキャンプ場まで少し下って横移動。
おお、古い道標も出てきた。
キャンプ場に近づくにつれ、周りの紅葉が迫って来た。
期せずして今日は紅葉登山となった。
11時05分、キャンプ場に戻って来た。
見渡すと秋!秋!秋!
キャンプ場でしばらく紅葉の撮影などをして、
手拭いを求めて車を出した。
車道も紅葉天国で、途中の南アルプスを望める展望広場からは塩見岳からずーっと見えていた。(が、不勉強のため山座の特定は出来なかった💦)
午前中に降りて来られたので余裕…かと思いきや、
このあと、手拭いを扱っている団体に向かったが不在、小売りしているところまで向かったりしたので、大幅に時間がおしてしまい、
お風呂は我慢することに。
結局自宅に到着したのが18時を過ぎていたけれど、
美しい紅葉と、手拭い、そして健康ランド前泊、というたくさんのことが得られた旅となった。