御殿場にある人気のキャンプ場が運良く取れた。
ではどこの山に登ろうか、と考え、
集中工事で渋滞中の東名沿線を避け選んだのは、友人の希望でこちら。
(2023年4月12日撮影)
土曜日早朝に自宅まで迎えに来てもらい、渋滞前に東京を抜ける。
都心は冷え込む予報で、空もなんだかどんより。
しかし中央道沿線の山々はまさに紅葉🍁の見頃で
きっと山々も賑わっているだろうな、と思った。
(伝わらない写真💦)
この山はたくさん登山道があるのだが、このあとキャンプのための準備があると考えると、登山口に日帰り入浴をやっている宿があるこのルートが一番ふさわしかったので、今年4月に登った同じルートを辿ることに。
中央道西桂スマートインターを降り、里山の景色が広がる集落を進み、
8時40分、不動湯に到着。
噂どおり森林が切り拓かれ、駐車場が増えていた。
横着をして一番宿に近い場所の端っこに車を停めたが、かなり上の方まで駐車スペースは作られていたようだ。
8時55分、登山スタート。
4月に来た時はこの登り始めで道をしくじったけれど、切り拓かれているとわかりやすく、ここを登ればよかったのか、と答え合わせ。
本来ならこの方向に富士山が見えるはずなのだけれど…。
そして見覚えのある【健脚コース】入口。
通称【Zルート】とも言われるこのコース、確かにZのようにツヅラで標高をあげて行くが、健脚を問われるのは尾根に上がってから。
心の眼で見る。
アンテナ塔を過ぎたあたりからずりずりの坂道が始まる。
トラロープが設置されているだけ親切なのかもしれないが、
ここが丹沢とかだったら、間違いなく階段が設置されているだろう。(と前回も書いたかも(笑))
途中いくつか訪れるビューポイント。
ホントに今日は残念だ。
急登好きの同行者からも、満足のコメントをもらい、
10時50分山頂到着。
標高が高いだけあって、指先が冷えて痛く感じた。
足元は霜柱が溶けてぬかるんでいる。
入れ替わりにベンチに座ることができ、そこでカップラーメンランチ。
これからの季節は、やはりお湯は沸かした方が美味しく出来る。
温かいものをいただいたとはいえ、どんどん体が冷えて来たので、早々に切り上げ、
11時20分下山を開始。
ここも、富士山を眺めながら歩けるルートなのだが。
あとは下りだけ、と気持ちが軽くなり、今夜のキャンプ飯について話しながら標高を落としていく。
途中にあるパラグライダー発着場。
ここを過ぎると林道と細い道が交互に訪れる。
きっとパラグライダーの人たちは車で上がって来られるのだろう。
枯れた沢の砂防堤を進むと、
おや!富士山の肩が!
撮れるうちに撮っておかねば(笑)
不動湯の先、四駆だったら行けますよ、の駐車場の辺りから、ご覧のような紅葉が見頃だった。
荒れた林道を「こすった跡があるね!」と話しながら
12時45分、不動湯に下山完了。
なんと、富士山が全貌を表してくれた。
心の眼で見た姿より、本物は大きくて迫力があり、さすがであった。
不動の湯は温泉ではないが、霊験あらたかな湧水を沸かしており、皮膚病に効くとか。
コンパクトな行程でありながら、急登あり山カップラーメンあり、お風呂あり、の充実した登山を満喫し、
御殿場のキャンプ場へ。
電源サイトでホットカーペットを敷き、完璧な防寒対策で、
楽しい夜を過ごしたのであった。
おまけ。
早朝にはまだお隠れだった富士山に、
また会えるなんて!
どれだけ徳を積んだのかしら私たち(笑)