もう12月。
今年もあと何回山に登れるかな、とスケジュール帳とにらめっこ。
友人と休みが合ったこの日、そこそこ距離を歩きつつ山ランチもお風呂も楽しめる久しぶりのコースを歩くことに。
ここから吉野梅郷を経て日の出山へ。
山ランチの材料も担ぎ、良い天気にワクワクが止まらない。
しかし。
「夜中眠れなくて、いま目が覚めた…」
待ち合わせの時間に入った友人からのメッセージ。
残念ながら今日は(も)ソロとなったが、懐かしいルートを辿りながら英気を養うことにした。
7時45分駅を出発。
梅の公園まで集落を歩く。
ウイルスが見つかり、全ての梅の木が伐採されたのは2014年のことだった。
私は伐採前にこのコースを歩き満開の荘厳な景色を見ていたので、そのニュースに触れた時はショックだった。
しかし、新しい木が植えられ、少しずつ元気な花を咲かせてくれているらしく、思いの外たくさんの木が斜面を埋めていたので、
シーズンになったらまた来たいと嬉しくなった。
公園の先、8時10分登山道入口。
まずは琴平神社を目指す。
優しい斜面が続いている。
標高差は無いが、ストックを出して歩く。
8時54分琴平神社。
昔この辺りは養蚕業が盛んで、それを祀る神様だそう。
次の目的地は、山と溪谷に最近掲載された三室山。
このように案内板も新しくたくさん設置されていた。
9時20分三室山登頂。
眺望は無いが三角点はあり。
そこから少し下ったところにあった、戦闘機墜落場所を示す案内板。
太平洋戦争が終結する数日前の出来事だったらしい。無念である。
さて、道はこの先、尾根道と巻道とに分かれては合流、を繰り返して続いていた。
おそらく前回(9年前?)は全部巻いていた(笑)と思うので、今回はピークを通過する尾根道コースを進むことにする。
伐採された斜面に道がついていて、そこを登ると
9時45分要害山登頂。
ここからは北東の景色がよく見えた。
伐採跡がそのままなので、ここを少し整備したり、シンボルツリー的な木を一本植えたりしたら、たちまち人気のスポットになるのでは?と思った。
次の目的地は梅の木峠。
要害山から下るとすぐだった。
自転車乗りの方が休憩をしていた。
この林道はどこに繋がっているのだろうか。
若干舗装路を歩き、
再び山道へ。
どうやら次のピークは高峰山らしい。
そして、この尾根道に【日の出アルプス】と名前が付いていることを知った。
10時20分高峰山登頂。
ここは御嶽駅からも直接登ることが出来るらしい。
さて、この次はいよいよ日の出山か、と思ったが、あともう一つピークが控えていた。
10時42分竜の髭到着。
こうした日の出アルプスのアップダウンをクリアし、
ラストに待ち受ける長い坂道をヒイヒイと登りきると
11時10分日の出山登頂。
さすが人気の山だけあって山頂は賑やか。
私は一段下がったところで荷物を下ろして休憩することに。
担ぎあげてきた材料で豚汁を作る。
半分は持ち帰ったが、豚肉は全部食べ切った(笑)。
約50分ほど山ランチを楽しみ、最後の目的地、つるつる温泉まで油断せずに下山を始める。
都心方面の眺望がとても良い。
ザレて滑りやすい斜面と格闘しながら
13時登山口に下山完了。
ここから約20分歩いて、つるつる温泉に無事到着することが出来た。
ちなみに、今回一緒に登るはずだった友人が、この温泉まで車で来てくれ、帰りは駅まで送ってくれた。
おかげで、いつもバスの時間を気にして慌しくなる滞在が、のんびりと堪能することが出来たのであった。