今年は紅葉🍁登山を楽しもうと思い、平日の休みを利用して車で丹沢方面へ。
今回の登山はこのスタートから波乱万丈だった。
登山を始めた頃何度も登った思い出深い山であったが、一番近い登山口だと思っていた表丹沢県民の森駐車場から登るのは久しぶり。
新東名も出来て、ここ数年で東丹沢の交通アクセスはかなり変わったと思う。
6年くらいぶり?に“三廻部病院”にナビをセットして、早朝の東名高速を走る。
順調に朝7時過ぎには三廻部林道に入り、“この時間なら駐車場も空いていそうだな”とぐんぐん進んでいると…
何と林道通行止め!
後から調べたところによると、林道法面の舗装が崩れているところがあり危険ということだった。
ガーン😨‼️
通行止めのガードが置かれているところに、乗用車が2台停まっていた。
まずここはどこなのかスマホで確認する。
この場所からの登山の軌跡もあったが、県民の森駐車場まで歩いて1時間ほどありそう。
どうしよう?
大倉まで出直す?
んー。
あ、もう一箇所入れる登山口があったな。
『寄』やどろぎ。
そちら方面に出直してみることに。
ナビを頼りにバスの終着点まで行くことが出来た。
ここから山に入ることが出来るのだったが、舗装のキレイな車道はまだ先へ続いていた。
私は車であることをいいことに、歩く時間を短縮するため(笑)、その先へ進んでみた。
すると、この道は水源の森として管理されたエリアに通じていて、そこに駐車スペースがあるらしい。
寄からスタートするコースより山頂に近く、イメージとして後沢乗越の左側の斜面に向かう感じで寄大橋駐車場を目指した。
舗装されていない広い路肩の駐車スペースは3台車が停められていて、私も余裕で駐車出来た。
登る支度をしている男性もいて、話しかけられた。
「どこ行くの?」
「鍋割山の予定で、表丹沢県民の森を目指したら、通行止めになっていて…」
「そうなんだよ、今年の夏の前ころから行けなくなったんだ。鍋割山?あー、後沢乗越ね。」
「はい、そこからなら何度も登ったことがあるので…」
「じゃ、そこまで一緒に登ってあげましょう。」
私は、歩きなれた山とはいえ、いまだに道迷いや滑落の事故が絶えない丹沢エリアに予習せず入ることをかなり恐れていたので、この男性について行くことを選んだ。
7時50分歩き始める。
寄大橋から舗装路は続いていたが、管理森林に入るところにはゲートがあった。
森林エリアは遊歩道が設置され、事務所やお手洗いもあり、レクリエーション施設のようだった。
約15分ほど歩くと男性は『作業路』と書かれた入口に入って行く。
自分のスマホで確認し、ここから登山道が始まっていたので、私も後に続く。
入口こそ藪漕ぎだったが、少し進むと道はキレイに整備されて歩きやすかった。
鹿避けゲートをくぐり、沢沿いの道を進んでいく。
帰りは私1人なので、道を間違えないよう、写真も多めに。
沢沿いの道は、作業員が利用するからか、しっかりとした階段や橋が設置されていた。
約30分歩き、渡渉箇所の2つ目が斜面への分岐点。
ここが登りの時は迷いやすいところだと男性は言っていた。
そして後沢乗越へ向けての斜面に取りつく。
ここはツヅラに斜面が切られていて歩きやすかったが、眺望もなく、何度も歩いているという男性はつまらない、と言っていた。
約30分で斜面が終わりピークになったところに到着。
後沢乗越はここからわずがだった。
9時05分、見覚えのある交差点に辿り着き、ホッと一安心。
ここまでいろいろな話をしてくれながら道案内をしてくれた男性も、ここからはそれぞれで、と言い残して山頂へ歩いて行った。
こういった時、同行することに賛否はあろうが、今回は非常に助かった。感謝しかない。
さて。
ここでドリンク休憩を少しとり、私も山頂へ向けて歩き始めた。
鍋割山は意外と斜面続きでキツい記憶がある。
目印になる黄色い看板を数えながら斜面と向き合った。
おそらく標高1000メートルあたり、周りがガスに包まれる。
おかしいな、今日はいい天気の予報だったのに⤵︎
どこまでも続く斜面。
黄色い看板の番号がNo.10になったら山頂はすぐ…と思ったが、そこから10分は歩いた(笑)
期待していた紅葉🍁は、前日の低気圧通過の強風でかなり落ちてしまったようだが、落ち葉がまだ瑞々しく色鮮やかだったのは嬉しい誤算。
10時12分山頂到着。
名物の鍋焼きうどんは11時からの提供だということだったので、今日はおにぎりを持参した。
そして温かい味噌汁でも…と思って用意した熱湯入り水筒を、家に忘れて来る体たらく⤵︎
20分ほど休憩し、10時35分、下山を開始する。
少しガスが取れてきたようだ。
今度はずーっと下り。
早々とストックをしまい、足元に気をつけながら降りて行く。
すると、登りではガスに包まれていた紅葉が、こんなにキラキラと光っていた🍁✨
約40分で後沢乗越到着。
わかりにくい分岐をクリアして、管理森林エリアに向けて進む。
ちなみに道標は無い。
登る時は緊張していたため感じなかったが、やはり結構退屈なツヅラの斜面。
音はすれどなかなか近づいてこない沢がやっと見えて、あとは沢沿いに下っていけばよい。
ガッチリ作られた階段や橋は、歩くには安心するが、景観が…⤵︎
これは意見が分かれるところだろう。
しかし、お陰で安全な登山をすることが出来たのはいうまでも無い。
無事迷うこともなく管理されたエリアに戻ることが出来た。
12時26分駐車場到着。
車が増えていた。
表丹沢県民の森からのルートより短時間で山頂まで行ける登山口に出会い、また鍋割山が近くなったように思った。
おまけ。
せっかく車で来たので、いつも行けない【秦野名水富士見の湯】というところでお風呂を頂こうと思ったが、辿り着いてみるとなんと月一回の休館日💦
結局鶴巻温泉の【弘法の里湯】まで行って汗を流した。
最初から最後まで思い通りにいかない一日だった…(笑)