モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2023.5.27鉄砲木ノ頭

山中湖畔をドライブしていると、道志みちの出口あたりの歩きたくなるような稜線が目に入る。

そんなに高くない山、名前は鉄砲木ノ頭(テッポウギノアタマ)という。

f:id:jzm02454:20230621070325j:image

 

自家用車利用じゃないとなかなか行けない山、と認識していたがこの度キャンプを絡めて歩くことが出来た。

 

多くの人々は山中湖側の三国山ハイキングコースを利用し周回することが多いようだったが今回私はちょっと変わったコースでアプローチ。

 

スタートは御殿場線駿河小山駅。

ここから静岡県山梨県の県境にある明神峠に向けて、季節限定のバスが運行されているのだ。

しかもそのバスは朝の2本のみ。

帰りの便は無い。

 

私は8時10分の便に乗るべく、始発御殿場行きの小田急ロマンスカーに乗って向かった。

 

f:id:jzm02454:20230619112535j:image

聞いたことも無い駅だったけれど、明神峠行きのバスは大行列で臨時便も出たほど。

 

f:id:jzm02454:20230603160312j:image

約25分ほどで明神峠到着。ほとんどの人が降りたのか、この賑わい。

みんな私と同じ方向へ行くのか?と若干焦りつつ、私はもう少し先の、簡易トイレの置かれた登山道入口へ。
f:id:jzm02454:20230603160248j:image

f:id:jzm02454:20230620182353j:image

車道に平行したコースは時折車の走行音が聞こえたが、

恐れていた団体様は違う方向へ向かったようだ。

静かな新緑の光の中、緩やかな道を歩いていく。
f:id:jzm02454:20230603160411j:image

約20分ほど歩いた午前9時04分、車道を渡る。


f:id:jzm02454:20230603160415j:image

まだ新緑のトンネルは続いたが、ふと開ける場所に出た。
f:id:jzm02454:20230603160342j:image

丹沢方面がよく見渡せた。
f:id:jzm02454:20230603160325j:image

また樹林の中へ戻ると
f:id:jzm02454:20230603160348j:image

9時45分三国山到着。
f:id:jzm02454:20230603160321j:image

眺望は無いが、鳥の鳴き声と樹木のさざめきしかしない静かな森の中は新しいエネルギーに満ち満ちていた。
f:id:jzm02454:20230603160302j:image

5分ほど腰を下ろして休憩し、鉄砲木ノ頭に向かって下って行く。

f:id:jzm02454:20230620182956j:image

10時ちょうど、三国峠を通過。
f:id:jzm02454:20230603160408j:image

さらに新緑のトンネルを歩いていると、
f:id:jzm02454:20230603160405j:image

おお!これはまさに私が歩きたかった稜線では?
f:id:jzm02454:20230603160309j:image

振り返ると山中湖と…(笑)。
f:id:jzm02454:20230603160258j:image

山頂まで一本道をまっすぐ登って行く。

山頂直下の、空に向かって歩く感じが大好きだ。
f:id:jzm02454:20230603160338j:image

10時17分鉄砲木ノ頭(明神岳)到着。

ふもとから見上げた形の通り、富士山の見晴らしが素晴らしい。

雲がなければなおのこと(笑)。
f:id:jzm02454:20230603160401j:image

私は三国山方面から来たが、山中湖の方から登るパノラマコースも人気で、何人かのグループが休憩をしていた。

 

山頂にある諏訪神社奥社は工事中のようだった。
f:id:jzm02454:20230603160352j:image

ここでのんびりするのも気持ちよかっただろうと後ろ髪をひかれつつ、先へ。

道はさらに続く新緑のトンネル。
f:id:jzm02454:20230603160238j:image
f:id:jzm02454:20230603160355j:image

広くて歩きやすい森の道だったけれど、ほとんど誰とも会わない静かな登山道だった。
f:id:jzm02454:20230603160332j:image

途中、山中湖方面へ下る道をいくつか通過し、

いよいよ高指山へ。

 

f:id:jzm02454:20230603160318j:image
f:id:jzm02454:20230603160305j:image

紅いドウダンツツジ?が鮮やかに目につく。
f:id:jzm02454:20230621064930j:image

11時35分、高指山到着。
f:id:jzm02454:20230603160255j:image

山中湖を見下ろせる木陰で休憩。

鉄砲木ノ頭からの約70分の縦走がなかなかの長さでお腹も空いた。
f:id:jzm02454:20230603160315j:image
f:id:jzm02454:20230603160245j:image

さて。

今日の行程はここで下山して終わり。

その後の交通機関などどうするのかというと、

実は高指山登山口まで家人が車で迎えに来てくれる手筈なのだ。

そしてそのあと、道志村のキャンプ場でキャンプをするのだ。

そういうことでもないと、なかなか登れないルートだった。
f:id:jzm02454:20230603160241j:image

家人との待ち合わせは12時30分。

正午の鐘が鳴る前に下山を開始する。

山頂直下こそザレた急な斜面だったが、すぐに気持ち良い別荘地のハイキングコースへ。

f:id:jzm02454:20230603160251j:image
f:id:jzm02454:20230603160345j:image

12時20分、登山口到着。

目の前は元テニスコートを利用したキャンプ場。
f:id:jzm02454:20230603160358j:image
f:id:jzm02454:20230603160328j:image

無事に合流して、石割の湯で汗を流し、美味しいビールでキャンプを楽しんだのであった。

f:id:jzm02454:20230621070309j:image