モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2019.7.28大菩薩嶺

去年忙しくてなかなか一緒に登れなかった仲間が、仕事が落ち着いたのでどこか連れて行って欲しい、ということで連絡を受けた。

 

彼も約1年ぶり、私もまだ仮免(笑)状態。

 

では、と選んだのがこちら。

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台風が上陸するのでは?と迷っていたが、予報は前倒しに良くなって、決行を決めたのは前日の夕方。

台風の余韻を残す雨の中朝6時30分に上野駅に集合し、中央道をひた走る。

 

目指す山梨方向の空は明るく、この季節なかなかお目にかかれない富士山もくっきり。

 

「これは期待出来るかもね!」

勝沼で高速を下り、フルーツラインを通って上日川峠登山口にたどり着いたのは8時45分頃。

この天候のせいか、第2駐車場も空きがあり、難なく停めることが出来た。

 

支度をして9時、登山開始。

いつもはすぐ長兵衛小屋のすぐ横から山道に入るが、実は福ちゃん荘までは舗装路が続き、こちらの方が歩きやすいので、そちらで進む。

それでも緩やかな斜面はじんわりと汗をにじませる。

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約20分歩いて福ちゃん荘到着。

小屋の前で記念撮影。

初めての百名山にワクワクが止まらない仲間。

眺望が開けない樹林帯の斜面を歩きながらも、「気持ちいい!気持ちいい!」と爽やかに歩いている。

 

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一汗かいたころ、空が開けた。


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しかし、富士山は…。

まあ、夏は仕方ないっすよ。

 

植林がだんだん低くなり、そよぐ風が気持ちよくなってくる。

標高1800メートルほど。

 

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「あれが頂上ですか?」と見上げる雷岩。

残念!頂上はもう少し奥まったところにあるんですー。

福ちゃん荘からちょうど1時間で雷岩到着。

リュックをデポして山頂まで歩く。

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誰もいない。

三脚を立てて記念撮影をし、雷岩で休憩しようか…と話しながら歩いていると!

 

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若い鹿の親子がすぐそこに。

この山で鹿に出会ったのは初めて。

 

雷岩で少し早めのランチ休憩。

ややブンブン丸が煩わしかったが、穏やかな空気の中でほっこりすることができた。

もう一人の同行者は、新しい秘密兵器(ヘリノックス)を持参し、すっかり根が生えている(笑)

 

さて。

今日は下山してから温泉に入る予定なので、先に進むことに。

 

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時折ガスが上がってくるが、概ね良好の視界のもと、介山荘へ向けて気持ちの良い稜線を進んでいく。

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介山荘で山バッチを購入する若者。

百名山の手ぬぐいを見て「すごい!」と連発。

いつか挑戦するがよい(笑)


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ここからは福ちゃん荘まで緩やかな道。

仕事のこと、家庭のこと、いろいろ聞いたり話したりしながら、

 

12時50分福ちゃん荘に戻って来た。

この調子でいくと、13時30分には【大菩薩の湯】に入れるのでは?と先を急いで、13時過ぎ、駐車場到着。

 

若い彼には少し物足りない行程だったかもしれないけれど、

1年ぶり、そして初めての百名山として、ちょうど良い登山だったのでは、と思っている。

 

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予定通り、13時30分頃に温泉到着。

地元の方々で賑わったアットホームな温泉で心と体を解放し、

ノンアルコールで乾杯。

 

帰りの渋滞にもハマることなく、夕方6時には上野駅で解散したのであった。