塔ノ岳へのアクセスは表尾根派の私。
しかし、右膝の靭帯を断裂して以来、未だ登頂を果たせず、かれこれ2年が過ぎようとしている。
それならば、と基本に返って大倉尾根からアタックすることに。
朝の弱い息子を起こしてから車で東名高速を西へ。
ちょうど集中工事の期間でところどころ渋滞しており、戸川公園の駐車場に着いたのは9時を回っていた。
大倉尾根は2017年の1月に登って以来。
あの頃より確実に体力は落ちている。
日が沈むまでに下山できるか?と思いながら
9時18分スタートした。
新しくなったどんぐりハウス。
アルコールも提供しているらしい。
つづらの道を上がっていき、一息着いたところの観音茶屋は平日はお休み。
雑木平よりも先だった見晴小屋。
この裏手から階段地獄が始まる。
紅葉はこんな感じ。
駒止茶屋、堀山の家、とここまで2時間。
すでにヒーヒーでどんどん抜かされていく。
小屋を目印に、次は花立小屋だ!と心を奮い立たせ、長い階段道を行くが、もう三歩以上続かない(笑)
持久力だけでなく、筋力の衰えもまざまざと感じ、出口の見えない階段に向き合うこと1時間。
やっと花立山荘到着。
なだれ込むようにベンチに座った。
とりあえず、デザートとして剥いてきたリンゴを頬張る。
時間的にはもうランチにしても良かったが、そこはこだわった。
まだまだ続く階段。
でも意外と残りの距離は少ない。
最後の力を振り絞り(笑)
13時08分、到着!
いやー、疲れました。
てもそれを吹き飛ばすような絶景。
富士山特等席にて、握ってきたおにぎりにむしゃぶりつく。
ポットに持ってきたお湯でお味噌汁を溶かす。
塩気が染みるー!
デザートのリンゴのみずみずしさで、すっかりライフチャージ完了。
団体さんの出発より先に、13時25分、山頂を後にする。
ゴロゴロした石や木の段差に全集中して下る。
あー、私は下るために登っているんだ、と思う。
しかし、ストックに頼りすぎるのか、下山が長いと私は膝に違和感が生じてくる。(ケガとは関係なく)
駒止茶屋から堀山の家の間に少し登り返しがあつたのでそこまでストックを使い、
堀山の家からノーストックで歩いた。
登りとは裏腹にサクサクと歩を進め、
15時40分、無事駐車場まで戻って来ることが出来た。
着替えを済ませ、16時に駐車場を出る。
良いペースで降りて来られたな、と満足して高速に乗ったがそこから東名の工事渋滞にガッツリハマり(笑)、
自宅に着いたのは8時近くになっていた(o_o)