今年は諸々の都合で世間の御用納のこの日が私の登り納めの日となった。
ガツンと歩きたくて丹沢表尾根を計画したが、なんと、平日のヤビツ峠行きの始発バスが8時25分、ということが判明し諦め、
それでは、と大倉尾根でアタックすることに。
4年ぶり13回目。
平日なので、自家用車で贅沢に登山口へ向かう。
途中東名高速の渋滞などで見込みより到着が遅れたが、
知る人ぞ知る駐車場に停めることが出来たので、時間にして20分くらい得をした。
8時48分エントリー。
天気予報に反して気持ちよい青空が広がる。
表尾根もクッキリ。
標高差があっても低山なので登るならやはり葉の落ちた今の季節。
杉の木、間引きした?と思われるような明るい樹林帯を進むこと約30分、雑木平分岐に到着。
いつもなら先を急ぐあまり直登ルートを選んでいたが、今日は駐車場までの距離を短縮していたので、大観望とテント場を廻るルートに行ってみることに。
13回目にして初めて歩く。
南側に付けられた登山道は緩やかで明るく、“遠回り”というネガティブな印象を一瞬で吹き飛ばした。
緊急時報告用の看板もこちらに付けられていたので、こちらが正規ルートなのかも。
9時30分、眺望が開けワクワクしながら丹沢の門をくぐり、
大観望到着!
えー!
こんな素敵な場所があったのー!!!
キャンプ場だったら間違いなくここに張るわー!
と思ったら、その上がテント場だった。
一昨年?リニューアルされ、お手洗いも新しく建てられた。
水場は沢の水を直接引いているので煮沸使用とのこと。
勝手に“日陰でジメジメしたテント場”と思い込んでいたのでこれは嬉しい誤算だった。
絶対ここに泊まりに来るぞ!
テント場から雑木平は歩いて5分ほど。こんなに近かったのね!
ここからはいつものルートに戻り、9時40分見晴茶屋通過。
そしてその裏から階段地獄が始まる。
今回もラジオを聴きながらひたすら斜面と向き合う。
でも明るいし、暑さでバテることがないからいいな!
10時17分駒止茶屋到着。
お手洗い休憩。
お隣さんもキレイに見えてます。
10時44分堀山の家到着。こんなに近かったっけ。
さあ、またここからが階段地獄。
歩き始めて約2時間20分。
この辺りでやっとあのお方が顔を出して…くれない(笑)
樹林帯を抜け、最後のハードな階段を一歩一歩登り上げる。
ふー。11時25分、花立小屋到着。
今日は平日なのでお休み。
生のフルーツは本当にうまし!
しかしこの辺りになるとかなり気温も下がって動きを止めると芯まで冷えてくる。
ウエアリングと手袋を冬仕様にして、最後の登りへ。
おお、鍋割尾根も気持ち良さそうだ。
金の冷やしを12時ちょうどに通過して
12時20分山頂到着!
愛する富士山は心の目で…(笑)
正午を過ぎるとどうしても雲が上がって来てしまう。
表尾根の方をみながらお昼用のコッペパンをいただく。
ここでも体が冷えて来るので休憩は15分ほどで切り上げ、ピストンで下山を開始。
おー!
相模湾の眺望も…なんか2つに分かれてる(笑)
絶景ポイントを過ぎると、あとは階段やザレ場での怪我に注意しながら黙々と歩く。
すると、さっきは顔を出してくれなかったあのお方が
こんなにくっきり!
おー!
まさかお会いできるなんて思わなかったので幸せいっぱいで下山を続ける。
13時50分、お腹ぎ空いたので堀山の家で休憩し、りんごとうまか棒をいただく。
気温は2度。寒いわけだ。
下るにつれてはっきり見えて来るシルエットに励まされながら
15時ちょうど、水道施設に到着。
水道の水だから消毒とかされているのだろうけれど、今日は車だからね、プラティパスにみっちり。
15時06分無事下山!
帰りは足場のいいところはトントンと下りてきたので、ちょっと膝がガクガクした。
そして、車だからね、帰りはこちらへ。
ゆっくりと体をほぐし、渋滞の東名高速を回り道しながらドライブも楽しく今年の登山を締めくくることができた。