最近は別々に登ることが多かったが、長く一緒に登って来た友人たちと久しぶりに休みを合わせてテント泊納めをしようと計画。
しかしやはりテント泊には季節が進みすぎた。
検討した結果、下山後にキャンプを絡める登山にして、かねてから行ってみたかったこちらへ挑戦することに。
自宅駅を始発で出発し、常磐線の駅で拾ってもらい、常磐道を北へ。
観光地として有名な袋田の滝の町営第一駐車場に到着したのは間も無く9時になるころだった。
日陰の駐車場は痛いほど寒く、歩き始めのウェアリングに迷ってしまう。
支度をして9時20分スタート。
道路を渡り、案内板に従い民家の横を歩いていく。
裏山といった風情の緩やかな山道を静かに歩いていく。
標高が406メートルというだけあり、割とすぐに青空が近くなって来た。
約30分ほど歩き稜線に出ると、斜面は急に厳しさを増す。
アキレス腱が伸び切るような斜面を、時には両手を使ってよじ登る。
予習したとおり、山頂が近づくとロープ場?が現れた。
擦り切れて、ちょっと不安になるロープには頼らず(笑)、
慎重に10時15分、生瀬富士山頂到着。
しかしここはとても狭く、記念写真を撮るのもままならない。
私たちは、この先の、ここに行きたかったNo.1、
【茨城のジャンダルム】へと足を進めた。
何を隠そう、今回同行した2人は今年の夏、本物のジャンダルムを踏破したツワモノ。
ちょっとお気楽な気分で“茨城の方も行きたーい”と言っていたのだ。
私は標高に関係なく、切り立った痩せ尾根にドキドキしながら登頂。
本場を知ってる2人も“なめたらアカンねー”とビビりながら歩いたらしい(笑)
360度の眺望を楽しみ、袋田の滝方向へ下山を開始する。
しかしこれがまた急でびっくり(笑)
乾いた土と落ち葉に足を取られ、尻もちをつかないようにズルズルと降りる(笑)
ダウンしたらまたアップして
立神山到着。
この時期は反対側のジャンダルムがよく見渡せた。(しかし写真はうまく撮れなかった)
少し進むと駐車場方向がよく見下ろせた。
時折強めの風にあおられながらアップダウンを繰り返し、
滝の音が近づいたと思ったら11時42分“滝のぞき”到着。
おお!
真横からしかみたことなかった袋田の滝が上から見下ろせるなんて!
思い切りスリルを味わったあと、登山道の脇でお昼ごはんを食べることにする。
このあと、予定通り月居山まで行くか、ショートカットして袋田の滝に降りるか検討しながら生瀬滝の渡渉箇所まで来た。
幸い水量も少なめだったので、凍っているところで滑らないよう注意しながら渡る。
向こう側にある家は貸別荘とのこと。
すぐに月居山の登りが始まる。
山頂まで60分くらいあるんだよね…。
結局、袋田の滝への分岐点に着いた時点で12時45分になっていたので、ショートカットして滝へ下ることにした。
地図で見ると等高線がずいぶん詰まっているんだけど…
ん!
全部階段ですか!
ズルズル斜面を下るのかと緊張していたけど歩きやすくて感謝!
途中からは見事な袋田の滝の姿も鑑賞することが出来た。
これ、月居山へ向かって駐車場へ直接下りていたら見られない風景だつたよね!
今回の選択は大正解!
北側向きの深い渓谷はすでに部分的に凍結が始まっており、
今年も見事な氷瀑の姿を見せてくれるのだろう、と想像しながら、観光客に混じって駐車場まで歩いたのであった。
《おまけ》
ちなみに、帰りに山バッヂを求めてお土産屋さんを何軒か覗いたが、
みんなコレだった(笑)