モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2016.2.28御前山

久しぶりに日曜日のお山だったので気合いを入れて早朝出発でこちらへ。
実は行き先をギリギリまで迷ったのだが、バスの接続も良かったのでこちらに決めた。

武蔵五日市駅から藤倉行きのバスは、座席が全て埋まり、立っている人も数人いるくらいの乗車率。
多くの人が払沢の滝で降り、続いて大岳山登山口の千足で降り、
私が降りた宮ヶ谷戸までには2人だけになり、その人も同じところで降りた。

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目立たない案内板に導かれ割とすぐに登山口に着く。
御前山山頂まで6.8キロ。
しばらくはコンクリートのタタキとなっている道をツヅラで登っていく。

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数十メートルで足元も普通の山道になったな、と思ったら激しい倒木💦
これ、高尾山なら通行止めになるレベル(笑)
しかし、巨木の隙間を縫うように踏み跡が付いていて難なくクリア。
ここからはツヅラの道をひたすら登る。
尾根にあがったころ、右手に石碑が。
細い道も続いていたのでここが地図にも載っている伊勢清峰神社のようだ。

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しかし、鳥居やお社を見つけることが出来ず、私はそのまま通過する。

途中
まさかの不法投棄エリアがあり目をみはる。
残念な思いでさらに進むと畑と小屋のような場所があった。
ここまで登るのも楽ではないのにすごいと思う。

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緩やかな尾根道を進むと、なにやら巨大な岩の集合場所に着く。
ここが“仏岩の頭”かな、と岩の様子を見るが、道標なような目印は無く、
どうやらここでは無かったようだ。
迫力のある巨岩群だった。

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登山道に動物の生え変わって抜けた毛が落ちていた。
カモシカだろうか。

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地図には三角点のある仏岩の頭と、湯久保山というピークが載っているが、
結局見つけることが出来なかった。
もっと周囲の様子を気にしながら登った方がいあのかな。
この標高1000メートルを越えたあたりから、先日降った雪が溶けずに残る道を進む。

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踏み固められても凍ってもいない雪道はアイゼンは効かない。
でもフカフカで、キュッキュッと鳴らしながら歩くのは楽しい。
目の前にそびえるのが御前山かな、と思いながら、ジグザグ進む。

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すると大岳山方面へ分ける分岐にぶつかり、御前山にはこの階段の整備された斜面を登っていく。
ここからは雪が十分踏み固められ、下る時はアイゼンを着けた方がいいかな、と思う。
日陰の道を登り、明るくなって来たな、というところで山頂到着。

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ここは何方向からかのアプローチがあるので、休憩している登山者も何人か居て、たくさん置かれているベンチもそれなりに埋まっていた。
皆さん単独登山のようだった。
のんびりしたいところだったが、この先の行程を考え、おやつに持参したバームクーヘンとホットポカリをお腹に入れて10分ほど休んで出発することに。
足元にはアイゼンを装着。
先ほど登って来た階段を下って行く。

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大岳山鋸山方向に急斜面をガシガシ下る。
下がるごとに雪も無くなっていったのでアイゼンを外して進む。
するとまた登りがあって、下る斜面には残雪…というのをいくつも繰り返した。
途中アイゼンを再びそした方がいいかな、という場所もあったが、ストックを使ってなんとか通過出来た。
この道には通過点であるクロノ尾山と鞘口山にちゃんと道標があり、現在地の把握に役立った。

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鞘口山からわりとすぐに林道と交差する大ダワに出る。
キレイなトイレもあった。

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林道を渡り、正面の鋸山に向けて登って行く。
ここでの登りは気持ちが辛い(笑)

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しっかり汗を絞られて、巻道と合流するが、今回は鋸山も踏むことを目標にしていたのでもうひと頑張り。

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ランチタイムを過ぎた山頂は誰も居なかった。
ベンチに座りおやつのおせんべいをバリバリと食む。周りを気にしなくて良いのが嬉しい(笑)
ホットポカリで解けたあと、奥多摩駅へと長い尾根を下ることにする。
ストックをしまう。

何度か通った鋸尾根。
岩場の続く急斜面をガシガシ下るが、だんだん足の踏ん張りが効かなくなってくる。
目標のホリデー快速に乗るために、黙々と下る。
眼下に見える奥多摩の街がまだずーっと下に感じる。
あと2時間であそこまで下ることが出来るのだろうか、と不安になる。

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やっと愛宕神社にたどり着き、今日一番のきつい階段を登る。
ほんの30段ほどが本当に辛い。いつも思う。

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手すりにすがるようになんとか登りきり、あとは例の長い階段を下るのみ!

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数えてみたら188段でした(笑)

なんとか時間に間に合うようだったので、駅前の酒屋でビールを買い、一息に飲み干した。

久しぶりの修行登山。
でも下山した時の達成感はいつも心を満たしてくれるものだと改めて感じた。