今日は山デビューの友人と温泉付きの山歩き。
天気予報が下り坂だったから、雨の確率の少ない御岳山、そして定番の日の出山、つるつる温泉というコースをたどった。
新しい靴、新しいウエアに身を包んだデビューの友人はとても眩しく見えた(^。^)
ガイドブックにはだいたいケーブルカーで御岳山頂までアクセスするように案内されているが、
現在、ケーブルカーはメンテナンスのため運休している。
そのことを黙ったまま、登山口に到着。
でも、友人は御岳山の秘めたるパワーを感じたのか、杉並木の立派な巨木に感動し、ウキウキ歩き始めた。
ケーブルカー運休のためか、登山客が圧倒的に少ない。
静かな山道に私たちの話し声が響く。
運動不足を嘆く彼女だったが、私の方がフーフー言いながら角度のある舗装された山道を登って行く。
杉の幹に付けられた番号が小さくなったなー。というところで集落に。
山頂のおみやげ屋さんもほとんど閉まっている。
日曜日とは思えない光景。
御嶽神社にお参りをし、長尾平まで下りて早めの昼食。
心配された天気だったが11時過ぎのこの付近は爽やかな青空が広がり、風も無く、優しい日差しの中ゆっくりとランチを楽しんだ。
そして日の出山へと向かう。
ここからいよいよ山らしい道となる。
初めて履いた登山靴の威力を実感しながら登る彼女。
そうなの、登山靴は高いけどそれなりの性能があるのよね。
職場と家の往復ばかりだったという彼女は、ひたすらここが東京都であることに感動しまくっている。
歩きやすい中時折現れる巨岩に自然のパワーを感じながら、山頂到着。
ケーブルカー運休に合わせてか、日の出山山頂も工事が行われている。
それにしても信じられないくらい人が少ない。
確かに眺望は無かったが、暖かく風も無い中で甘いおやつを食べていると、
「山で食べるものは美味しい、っていうのは本当だね。
みんなの話を聞いていてもその気持ちわからなかったかど、
今日実際食べてみて、私にもわかった。」
と彼女から嬉しい一言が。
この季節ぬかるむことの多い日の出山頂だが、全くそんなことはなく、東屋の周りは小石も敷かれ、さらに快適になっていた。
1人で登るときは作らないこういうほっこりした時間で心を充電し、
本日の最終目的地“つるつる温泉”へと下山を始める。
山頂から下りる方向を若干間違えだが(笑)、あとは道標に従って下りの続く山道を進む。
それまで軽快に歩いていた彼女だったが、続く下り道にそろそろ膝が笑ってきた、と。
滑りやすい斜面と、木の根につまずかないようにペースを落として安全に進む。
沢の音が近づいてきた。眼下に林道が見える。
無事下山!
舗装された道を進み、目的地に到着。
帰りのバスの時間を確認し、のんびりと温泉に浸かって汗を流し、
乾いた喉をスキッと癒して可愛いバス“青春号”にて武蔵五日市駅に向かったのだった。