モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2016.6.18-19甲武信ヶ岳

百名山ハンターではないが(笑)、やはり気になる存在であった甲武信ヶ岳
地図も購入して眺めては、やはりまだ自分のスキルでは無理ではないか、と思って実現しなかった。

しかし、西沢渓谷側からではなく、長野県側からなら登れるかもしれない、と思い同行者を募ったところ同期2人が同行。
テントを担いで新緑のまぶしい千曲川の沢沿いを歩いた。



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午前8時過ぎ、毛木平の駐車場はほぼ満車。路肩に6台ほど駐車車両があり、“遅かったか…”と落胆したところ、ちょうど林業関係者の車両が動きスペースが空いたので止められた。良かった。

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緑に囲まれた登山道は眺望は無いが沢の音が心地よく、大きく深呼吸しながら歩く。
細胞がクリーンアップされていく。


ぶんぶんと虫たちがまとわりつく季節。
そして空中をタンポポの綿毛のような物が舞っていた。
よく見るとそういう樹木らしかった。

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約1時間半ほど歩いて第一ポイント【なめ滝】到着。

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光輝く川面か本当にまばゆい。


休憩もそこそこに私たちは次の目標地点である千曲川源流を目指し進む。
標高が上がったせいか、漂う空気はひんやりとしてきて、気持ちよい。

ずっと沢沿いを歩くが、
だんだんと川が細くなっていき、源流が近いことを感じる。

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歩くこと90分、
人の声が聞こえてきて、源流到着。
ここまでは急な斜面ではないが結構歩いてきた。

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じわじわ染み出している千曲川源流お水を補給し、私たちも休憩タイム。
ここでUターンする人たちもいるようで、私たちの大荷物は珍しがられた。

さあ、ここからが本番。
甲武信ヶ岳山頂に通じる尾根道に出るまでつづらの急登だ。

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喘ぐ声がひときわ高くなる。
休み休みだがなんとか尾根道まで、上がることが出来た。

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そこで大人しい鹿の子供と遭遇。
近くに親鹿もいたのかな。


途中、甲武信ヶ岳山頂を臨める場所に出た。
賑やかな様子が見て取れる。
大きく手を振ってみたら、振り返してくれた人がいた。嬉しい(笑)

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山頂より小屋の方が先にあると思っていたが、どうやら山頂の方が先だったらしく、私たちは導かれるまま甲武信ヶ岳登頂。
しかし、多くの登山者で大にぎわいだったのと、早くテントを張りたかったので、スルーして甲武信小屋を目指す。
結構急な斜面を下りていく(笑)

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小屋に着くや否や、テントを展張。
さすがこの恵まれたお天気の週末だけあって、午後1時半頃でだいぶ埋まってしまっていた。


なんとか設営を完了し、とりあえず乾杯。

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人が少なくなりそうな頃を見計らって甲武信ヶ岳山頂へ再アタックすることにして、ビールを楽しむ。
さすがに、大汗かいたあとは吸い込みがいい(笑)

続々と到着するテント泊の登山者。
一足早く着いてよかったねー、とお互いをたたえ合う(笑)。

標高2400メートルのテント場は、しばらくじっとしていると体が冷えて来た。

アルコールを入れて根っこが生えてしまう前に、山頂アタックへ出発。

かなり急な斜面だったと思ったが、つづらの道は以外とスムーズに登ることができ、
15分ほどで本日2回目の山頂到着。
狙い通りほぼ貸し切り状態で、写真も撮り放題(笑)

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ビールを持って来ればよかったね、と後悔しながら(笑)山頂での絶景を堪能した。


午後4時を過ぎても太陽はまだまだ高く、残念ながら夕陽を見届けることは出来なかったが、
大満足でテント場に戻った。

それぞれが夕餉の支度を始めていて、テント場はとてもいい匂いに包まれていた。
私たちもくつろぐ体制になって夕食の準備に取り掛かった。




続く。