モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

甲武信ヶ岳テント泊②

夕飯は水炊き。

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テント荷物の無い友人が仕込んで来てくれた。
これを銚子で売られているしじみ醤油につけていただくと絶品。

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ワインと梅酒をしこたま飲んで、楽しい夜は更けていったのだった。

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暗いうちからテントを撤収するバタバタという音で目がさめる。
山の朝は本当に早い。

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今日は十文字峠を経由して毛木平駐車場へ戻る計画。
渋滞を避けるため早めに下山したかった。

アップダウンのある行程なのでゆとりを持って出発することに。

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小屋のオーナー山中徳治さんにお礼のご挨拶をして、
小屋のトイレ横から甲武信ヶ岳の巻道を進んだ。

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杉の樹林帯。隙間から差し込む朝日が美しい。
時折ググッと風が通り抜けていく。

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30分ほどでお隣三宝山到着。
木々に囲まれ眺望は無いが一箇所だけ三宝岩を望めるポイントがあった。
写真撮影ののち、この先武信白岩山に向かって先を急ぐ。

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急な斜面をぐんぐん下ったところにあった“尻岩”
モモジリくんとコラボ(笑)


ここからまた登りが始まる。

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喘ぎながら登りきると見晴らしの良い岩場に。
ザックを下ろして休憩。

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この先ハードな鎖場があるらしいのでストックをしまう。


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重たいザックにバランスを取られながら慎重に下る。

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シャクナゲが残ってくれていた!
感激!

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この辺りは本当にシャクナゲの群生地で、これシーズンだったら本当に夢のようだろうな、と思う。

賑やか声かしてきたな、と思ったら大山到着。
入れ違いで団体さんが出発し、開けて明るい山頂は貸し切り。
しばらく休憩。

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あとは十文字峠に向かってもう一息。
山頂直下の鎖場を慎重に慎重に下る。

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ポツポツと遅咲きのシャクナゲか私たちを和ませてくれた。

樹林帯の斜面を黙々と下ると、
山小屋の屋根が。煙突から上がる煙が山の中の静かな時間を演出してくれている。

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水を足したいところだったが、水場は小屋から約約5分ということであえなく却下。
十文字小屋から駐車場までは1時間30分。
意外と手強い。
休憩もそこそこに、私たちは先を急ぐことに。
しかもこの時点で午前11時30分。
コースタイムで行くと午後1時になり、お風呂に入る余裕かなくなってしまう。
とりあえず急いで下りてみよう、ということで私たちはペースを上げて下ることにした。

道はつづらで歩きやすかった。勢いついて足元は軽い。
標高が順調に下がって、沢の音が聞こえたところで水場に到着。

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確かここから駐車場は間も無くのはず。
私たちはザックを下ろしお土産用に湧き水を汲んだ。

駐車場まで約15分。
どうやらかなりいいペースで下りて来られたようだ。
安心して最後の山の道を噛み締めて歩く。


豊かな水量の千曲川を渡る。

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こうして無事12時30分に駐車場に到着。

水場あたりからパラパラと雫が落ちてきたが、どうやら本降りになる前に車に戻って来られたようだ。

お風呂を目指してレタス畑を疾走する頃には雨足はしっかりしたものとなり、
間にあった自分たちの健闘を讃えながら(笑)、須玉インター近くの“たかねの湯”にて汗を流し、帰路に。

しかし理想通り2時30分過ぎに中央道に乗れたのだが、残念ながら渋滞は始まっており、こここら長い長い時間を車の中で過ごしたのだった(笑)