海の日だけどお山へ(笑)。
しっかり山と向き合いたい、という友人と、テン泊仲間と3人で、
奥多摩の大岳山へ、滝を巡りながら登った。
高尾に住む友人が車を出してくれ、いつもバスで行く武蔵五日市駅から払沢の滝を過ぎ千足というところまで行く。
公衆トイレ横の駐車場は空いていた。
林道を少し登る。
本格的に山道が始まる。
割とすぐ、小天狗の滝。
足元は湿っている。気を付けて進む。
そして天狗の滝。
想像以上に大きな滝で深呼吸。
湿度の高い樹林帯を進むと、
綾滝に到着。
岩肌を舐めるようにゆっくりと落ちてくる水。
目の錯覚なのか、不思議な感覚を味わいながらマイナスイオンを補充。
ここから先、急登が始まるのでしっかりエネルギーも補う。
今日の行程のうち、ここが一番キツイところだとわかっていても、
厳しい斜面がこれでもかと続く。
見上げる樹々の上に空が覗き始め、
やっとの思いでつづら岩に到着。
ひと汗絞られ、休憩。
今日は岩アタックしている人はいなかった。
次の目標、富士見台に向けて出発。
アップダウンのある樹林帯を進む。
途中、目的地の大岳山の全容が。
手入れのされた階段の先に、
この季節、富士山は見えない。
さっくり休憩したあと先へ進む。
背丈の高いクマ笹の道もあったが、しっかり道は作られている。
道標に従って進むと、
大岳山直下の分岐点に着く。
地図では、山頂への直登のコースもあるようだが、
この季節、草が生い茂って道がわからない。
とりあえず大岳神社方面への道を進むと、
すぐに尾根道への小さな分岐を発見。
コンパスで方向を確かめながら、獣道のような斜面を、登っていく。
踏み跡はしっかりついている。
20分ほど登ると、山頂付近の声も聞こえ、自分たちを励ます。
斜面の出口だー!と思ったら、どうやら逆の入口では道がふさがれていたらしい。
山頂到着。
いつもながらにぎやかだ。
眺望は望めなかったので、少し外れたところでシートを広げ休憩。
それぞれペコペコのお腹を満たす。
私はなぜか…、
鶏そぼろ弁当(笑)。
ご馳走さまでした。
標準以上の発汗体質のため、靴の中は豪雨状態。
少しでも、と思い靴を脱ぎ、足を空気にさらすが、乾くところまでは毛頭いかない。
食休めをし、大岳神社を経由して下山する
直下の急登を下りながら、“登りたくないねー”と連呼(笑)。
神社到着。
お参りを済ませ、営業していない大岳山荘横のトイレをお借りする。
山荘はよく見ると廃墟だった。
山頂直下の分岐まで緩やかな斜面を歩く?そしてここからは来た道を戻る。
綾滝を過ぎると、天狗の滝を巻くコースの道標が現れるのでそちらを選ぶ。
あまり歩くひとがいないのか、スリリングな木橋を恐る恐る通る。
無事下山完了。
思いの外最初の急登に気力を奪われた登山だった。
「もうここはいいや~。」という友人たちに、
「冬!冬は絶景だから!」
とリベンジを進めた私だった。