モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2016.10.7金峰山

10月になっても台風の脅威にさらされ、すっきりしない天気が続く中、
雨女の友人の貴重な平日休みに登山のお誘いを受けた。
行き先は思い切って奥秩父百名山金峰山
過去に最短ルートで登頂したことはあったが、やはりこの山といえばあの絶景ルートを歩きたい、と思い、台風一過の好天に賭けることにした。


朝4時、彼女の家まで迎えに行く。早朝は車も少なく順調だ。(ETCカード入れ忘れ、というハプニングを除けば💦)

7時、瑞牆山荘前の駐車場に到着。駐車している車は10台くらい。
標高約1500メートルのここは空気も冷たく、1枚はおってスタートするべきかと思ったほど。

身支度を整え、準備体操をして7時15分登山開始。
とりあえず富士見平小屋までウォーミングアップ。


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湧き水が見えたら小屋はすぐ。
私は家から持ってきた水をこの湧水に入れ替えた。

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朝日が小屋を照らしている。
小屋の前では小屋番さんが何かの手入れをしていた。
樹木の間から雲に隠れた富士山が、天辺だけ顔を出していた。
今朝、この場所は気温4度だったそう。
登山届を出し、トイレの裏に続く金峰山への道を進む。

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苔のむした樹林帯が続く。足元はガレている。

途中、木々の隙間から瑞牆山を見ることが出来た。
露出した岩肌が荒々しくも美しい。

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差し込む朝日のエネルギーを受けながら黙々と斜面を登ると、ぽっかり空が開けて大日小屋テント場に到着。

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ここで小休止。持ってきたシュークリームを食べる。
無人の大日小屋は谷間にあり、まだ暗かった。


さらにシャクナゲなどの樹林帯の中を進んで行くと

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一枚岩の鎖場を超えて

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大日岩に到着。
予想以上に大きく、そしてどっしりと優しい。
思わず相棒のモモジリとコラボ。


ここはクライミングのメッカ、小川山との分岐点でもある。
でも道標にはここから3時間…💦


私たちは、ここからさらに2時間ほどの金峰山を目指す。
絶景尾根はまだまだ先のよう。


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何度も騙されながら(笑)ひとしきり汗を絞られ、絶景尾根の砂払いの頭に到着!

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この素晴らしい景色に、またしても写真ターイム(笑)。
あーだこーだとポーズを取り、15分ほど足止め(笑)

いかん!
目標の12時に間に合わないかもしれない!
サクサク頑張ることに。

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ここからは、大きな岩を超えるような道が続く。
でも、ゴールの金峰山頂や五丈岩が近づいていくのがわかるので、
このお天気に感謝しながら歩いた。
心から楽しかった。

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4つほどのピークを超えて
五丈岩到着!

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とりあえず山頂へ。

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そして今日も

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絶景カップラーメン!!

心配された風もほとんど吹かず、西は八ヶ岳南アルプス
南は吹き上がる雲の自由な動きを楽しみながら、優雅なランチタイムを過ごした。

予定を15分ほどオーバー💦し、12時45分下山開始。

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登りで撮ることが出来なかった崖っ淵写真などワイワイと撮りながら、

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樹林帯に入り黙々と下った。


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富士見平小屋で、彼女は山バッチを買い、私は約30年前の事件の慰霊碑の場所を教えてもらい、
手を合わせに入った。
すっかり朽ち果てていて、やるせなかった。

富士見平湧水で土産用に水を汲み、
午後4時、駐車場到着。

そして須玉インター近くの地元の人々に愛されている健康ランド須玉にて
上質な温泉に入り汗を流した。

今回も最高の山歩きが楽しめて、幸せこの上ない一日だった。