モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2016.10.29陣馬山~高尾山縦走

紅葉にはまだ早かったが、ちゃんと歩いてみたくなって久しぶりに陣馬山から高尾山まで縦走をして来た。

私はいつも、藤野駅からバスに乗って登山口まで向かい、一ノ根尾根を登っている。
前日夜中まで雨が降っていたせいか、まだ湿り気の残る登山口を8時15分にスタートした。

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標高は低いのに、美しいコントラストを見せる里山の風景。
山道に入れば差し込む朝陽と朝もやが、こんな美しい姿を見せてくれた。


このコースはトレイルランニングでもよく走られていて、とても歩きやすい。
(11月6日、レースが開催される、との掲示がいたるところにあった。)

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休憩用のベンチもたくさん設置されているし、途中にはこんな休憩ポイントも出来ていた。

登山口から4.4キロ。
1時間45分間ほどで山頂到着。
白い馬のオブジェが映えるような青空ではなかったが、山並みの間にとどまる白い雲が水墨画のようだった。

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元気なうちに先を急ぐ。
ここから高尾山を目指す人も多く、登山道はぬかるみもチラホラ現れ始めた。

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明王峠を過ぎ、しばらく行くと、見覚えのない防火帯が現れた。

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前からあったのか、記憶に無いが、伐採されたおかげで見通しも良く明るくなっていた。
足元は浸食によりボコボコだったが。


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水たまりや、滑る木の根に気をつけながら11時50分、景信山到着。
ここの、これをなんとしても食べたかったので頑張ったようなもの。

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揚げたてサクサクの野草天ぷらを美味しくいただき、
12時30日、高尾山へと一度高度を下げる。
山頂直下のコンクリートのタタキは雨上がりのためか一層滑りやすい。

そして登山道のぬかるみも本格化。
小仏峠のたぬきさんの前も、こんな状態。

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景信山までの道で、なぜか全て巻いてしまった(笑)ので、
高尾山まではちゃんとピークを踏もうと心して進む。

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城山はいつものような賑わい。
お茶屋に並ぶワンカップを見て驚く息子(笑)
ここは桜の時期にのんびり訪れ、宴会を楽しみたいところだ。


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城山から先は、もう山道とは言えない整備されたハイキング道が続いていた。
確かに歩きやすいけれど、もはや公園だな、と感じる。

しかし10キロ以上歩いてきた股関節には、この足元に緊張しないで済む道は助かったと言えるかもしれない。

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一丁平から丹沢方面を望むと、山頂は雲に隠れて寒そう。
今日は高尾山域にして正解だったなー、と喜びながら、もみじ台に向けてもうひと登り。

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この階段が意外と長い(笑)

そして、高尾山山頂へと続く最後の階段へ。

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いつものように山域には老若男女で大にぎわい。
ガッツリ登山スタイルの自分たちを恥ずかしがる息子。
よし。お手洗いを済ませて下山してしよう。


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ちょうど秋の紅葉シーズンに備えて6号路登山道の登り一方通行規制が始まったところだったが、
規制時間の午後2時を過ぎたところだったので、
大混雑で、ツルツル滑るであろう稲荷山コースを回避し、登り客の落ち着いた6号路を下った。
あんなに賑やかな山頂が嘘のような静かな山歩き。
沢の音を心地よく感じながら午後3時17分、無事下山。

ケーフカーの駅まで来ると、またまた大勢の人、人、人。

19キロを歩ききり、ガチガチになった両足をひきすりながら、すみやかに京王線に乗って帰宅の途に着いたのであった。