モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

燕岳テント泊②

燕山荘を振り返って。

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めがね岩と槍。

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イルカ岩と槍(笑)。

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そしてテント場に着いた私たちは、今夜の寝床の設営を始めた。

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風がそんなに吹かなくて、
雨水の通り道じゃなくて、
トイレもそこそこ近い場所…。
あの燕山荘テント場で場所を選び放題というのかは、恐縮過ぎる笑)


さて。陽が落ちて一気に気温も下がってくる。そんな体を温めてくれるのは、“キムチ鍋”!
食事担当の友人は、缶ビールとサワーをかつきあげてくれたので、それも合わせて頂いた。お肉もたくさん持って来てくれ、疲れた体に染みわたった。

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瓶のまま持ってきたウイスキーリキュール(笑)

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しかし、あまりの寒さに外での宴会は継続不能となり(笑)、シメにうどんを入れたお鍋を完食して休むことにした。




しかし。
まだ飲み足りない私たちは、テント場が貸切であることをいいことに、
テントの中で二次会を(笑)

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見事にウイスキーも空にして、体も温まり、いつの間にか眠りについていた。




予報よりも早く雨は降り始め、夜中中パチパチとテントを叩きつけていた。
時折ゴオオオっという強い風も吹き、
テントの壁を押されるような感覚はあったが、ポールが折れるほどではなかった。

寒さ対策に、レスキューシートをシュラフの中に仕込んだので全然寒くなかったが、寝返りするたびにガサガサと音がするので
友人は安眠出来なかったのではないだろうか。


いつの間にかうっすらと明るくなり、時計を見ると6時32分。
雨の音は途絶えることはなかった。
しばらくシュラフの中でまどろんで、雨のやみそうにないことがわかると、帰る支度を始めることにした。

もぞもぞと、狭いテントの中でそれぞれ着替えや荷物整理をする。
半分のスペースでも十分片付けることが出来た。
そして、テントの中で朝ごはんにする。

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テントの中でバーナーを使ってはいけないのだが、今日のような場合はやむをえない。
点火した後あまりにも早く空気が温まったので、換気口をしっかりと確保した。

カップスープと、潰れたパン。
温かいものが食べられる幸せを感じる。


食事を終え、一念発起して、外に出る。

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雨に煙るテント場。
長居は無用だ。頭の中でシュミレーションした通り、テントの撤収を始める。

私のテントは吊り下げ式なので
1、張縄を外す
2、インナーをポールから外す
3、ポールを外す
4、フライとインナーを重ねたまま丸めてゴミ袋へ


大きなザックは、レスキューシートにくるめ、雨を避けられるようにした。

グシャっとまとめたものをザックに押し込む。
意外と圧縮され、予定のスペースにちゃんと収めることが出来た。
むしろ晴れの日より早く片付けられたかもしれない(笑)

山小屋に挨拶をし、下山を始める。
やはり、水を吸った分テントは重くなり、ザックは登りより重いように感じる。
足元に気をつけながら来た道を戻った。


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登山道は川のよう。

言葉少なに黙々と下る。
知らないうちに、フードに当たる雨音が消えていた。

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山の谷間と雲のコントラストが日本画のよう。

登りでは気がつかなかったクマ笹の迫力に、シャッターが止まらない。

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コースタイム通り約3時間で中房温泉登山口に到着することが出来た。

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そばを流れる沢は水量が増し、怖いくらいだった。

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帰りは、インターにほど近い“しゃくなげの湯”へ。
10月3日にオープンしたばかりの日帰り温泉
施設の新しさだけではなく、無味無臭の柔らかいお湯に、心も体もじんわりほどけた。
そして、となりのお蕎麦屋さんで十割そばをいただき、信州を満喫した。

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おまけ。
帰宅してからのテントの後片付けは、ベランダにテントを設営し、
2日間かけてまずフライシートを乾かし、
翌日インナーを乾かした。

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すっかりキレイになりましたとさ。