今月もなかなかお山に行けない感じ。
なので予定が無かった土曜日、秩父の芦ヶ久保駅からスタート出来るこちらのお山へ出かけた。
想像より厳しい、と噂の丸山に、日向山を縦走する計画だが、先に丸山に登ってしまうと心がくじけて日向山まで行かないような気がしたので(笑)、8時45分左周りでスタート。
あしがくぼ果樹公園村へ向かう舗装路は角度が結構あって、この時点でストックを使いたくなる。
分岐ごとに親切に道標もあり、迷うことはないが、
私が目指す日向山の文字はまだ出て来ないのでしばらく不安だった。
芦ヶ久保大菩薩の横の駐車スペース?を抜け、しばらく道標“高原パーク”を目指して進む。
明るい登山道を30分ほど進むと果樹公園の一部の農園に出た。
今の季節はいちご狩りを楽しめるようだ。
その先に地図にも載っている琴平神社を見つける。
このルートで間違っていなかった。
琴平神社の鳥居をくぐり、お社の前まで登ると左手に獣害防止用ネットが張られているのを見つけ、そこを通り抜ける。
しばらく続く階段。
どうやら日向山は近いようだ。
階段で登ったところをやや下り(笑)、もう一度登り返すとスタートから約1時間で日向山山頂。
目の前に武甲山の象徴的な姿。
わかりやすい展望台などがあり、意外と人の手が入っていた。
引き続き丸山へ向けて歩き出す。
このあたりはすっかり果樹公園の一部のようだ。
手入れされたロウバイ越しに眺める武甲山が雄々しい。
見おろすと果樹公園用の駐車場があり、このあたりは山の中というより公園の中、といった感じ。
途中、親切な案内図に導かれ、丸山への登山道に入った。
北側の杉の斜面をジグザグに登って行く。
吐く息が白く耳が冷たい。
まだ霜柱も残っている。
やっと明るい尾根に出るとそこは、芦ヶ久保駅から果樹公園を通って丸山へ向かうルートとの合流地点。
ここからじわーっと長い直線的な坂道が続く。
標高900メートル近くなると本当にまだ霜柱があって、まだ冬なんだな、と思わざるを得ない。
じわーっと長い坂道がやっと終わり、とうやら県民の森に入ったようだ。
山頂でもある展望広場に向かって整った階段を進むと
11時10分、噂の展望台到着。
だんだん廃墟化してきている展望台に登るとそこは絶景。
西は八ヶ岳、北は谷川連峰が見えたと思うが、写真では伝わらなくて残念。
展望台前のベンチでカップラ昼食。
日差しはあって、景色も楽しめたが、時折吹く風はまだ冷たく、早々に下山を始める。
地図を見ると、大野峠まで行くのが正規ルートだが、
破線のルートも載っている。
どちらがいいかな?なんて考えながら歩いていくうち、
大野峠到着(笑)
あずまやのある林道を渡り、
しばらくいくとパラグライダーのスタート地が。
3人ほど座ってお茶を飲んでいる人たちがいたが、風を待っていたのだろうか。
ここからは杉並木のジグザグ道になる。
変わりばえのしない景色の中、高度が下がって来ると沢の音が近づいて来る。
何とが渡渉するが、この橋は揺れてヒヤヒヤだった。
気がつくと左手の下の方にどうやら国道が見えてきた。
ホッとして進んでいくとすぐ農家の畑に。
こちらも分岐ごとに案内がしっかりあって、
逆のコースでも迷うことはないだろう。
国道に出たあと、ダンプカーが巻き上げる砂埃に苦戦しながら、
13時10分、芦ヶ久保駅到着。
お手洗いを済ませ、余裕を持って13時17分発の電車に乗ることが出来た。
予想より早くゴール出来たのは、やはり単独だったからだろう。
自分のペースで歩けるのは楽しいが、やはり誰かとこの景色や山道のシンドさを共有しながら歩きたいものだな、と感じたのであった。