ずっと行きたかった丹沢表尾根。
仲間との都合が合わず単独となってしまったが、
最高のコンディションで大満喫した山歩きとなった。
地元の駅を始発で出発。
思いのほか電車が混んでいる。
車内を見渡すと山スタイルの人もちらほら。
7時過ぎ、小田急線秦野駅到着。
一目散にバス停へと向かうが、すでに長蛇の列。(ざっくりと50人くらいはいたのでは?)
もちろんこれも想定内。約30分ほど待つ覚悟だったが、
10分早い7時26分に臨時便が出た。
そして7時36分の便に乗り込む。
列の人数から、微妙だなー、と思いながら乗ると最後の一席。
ありがたく着席。
約50分後ヤビツ峠到着。
先に着いた人、車で来た人、自転車で来た人…。
賑わっていた。
8時30分、私も靴紐を締めて出発。
しばらくは車道を進む。
8時50分富士見橋到着。
ここで上着を脱ぎストックを準備して山歩き体制を整える。
気持ち良い空を見上げながら、結構な斜面を登っていく。
登りっぱなしで約1時間、二ノ塔に到着。
ハードな準備運動終わり。
写真を撮って先に進む。
それにしても素晴らしい天気!
振り返るとまばゆい相模湾。
絶景を楽しみつつここからまた標高を下げ、アップダウンが続く。それが表尾根のキモ。
思いの外早く三ノ塔到着。
ずっと富士山が見守ってくれている。
まだまだ!
美しい富士山からパワーをもらい、斜面を下る。
お地蔵様が見つめる先にそびえる塔の岳、
まだまだだけれど無事にたどり着けるよう手を合わせ進む。
ここらは道も荒れて険しくなってくる。
鎖場で多少の渋滞が発生したが、順調順調。
とんがり屋根の烏尾小屋からは景色を楽しむ笑い声が。
行者ヶ岳の鎖場を超えて11時40分新大日岳到着。
ここの小屋はもう営業をやめてしまったんだな。
ここでお昼休憩とする。
本当ならひと頑張りして塔の岳でランチしたいところ。
そんな人たちがちょこっと休憩していくこの場所。
リュックを下ろしてカップラーメンを作る。
アップダウン続きで疲労は感じるが、まだまだ先は長い。
20分ほど休んだあと、塔の岳へ向けて出発。
稜線はぬかるみも多かった。
コースタイム通り12時40分塔の岳到着。
想像通りの賑わい。
山頂の証拠写真を収め
大倉尾根をひたすら下る。
長い長い道のりを無心で下る。
膝が笑ってくる。
久しぶりに鹿と遭遇。
人を恐れない距離感。
午後の日差しがさらに美しく照らす紅葉のトンネル。
足を止めてシャッターを押す。
午後2時45分、大倉バス停到着。
全歩行距離約15キロ。
要所要所では多くの登山者て賑わっていたけれど、
単独登山らしく自分のペースで絶景を楽しみながら歩くことが出来た最高の晩秋の日だった。
3年ぶりの表尾根はやはりきつかったけれど、振り返ると楽しい思い出しか残らない。
充実した山歩きだった。