モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2023.12.16小仏城山忘年会登山

誰ともなく「今年の蕎麦登山はどうする?」と声が上がった。

スケジュールを調整し、来られるメンバーで恒例の山でお蕎麦を茹でて食べるという宴会登山が決行された。

 

2時間程度で登れて、トイレのある山頂…というと限られて来る。

今回は相模湖駅から登るコースで小仏城山を目指すことにした。

 

過去2回登っているコースだが、相模湖から歩くのは初めて。

8時35分駅をスタート。

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湖畔を散策しながら
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いつも利用する千木良バス停まで歩く。
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のんびりと9時35分千木良登山口到着。
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ここから東海自然歩道を歩いていく。
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標高差が少ないとはいえ、ずーっと登りの登山道。

12月とは思えない気温も相まって、しっかり大汗を搾り取られた。
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宴会材料が重いからか(笑)、なかなか進まない。

確か山頂手前は熊笹のトンネルのようになっていたような…と思っていると、
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11時山頂到着。

城山茶屋のテーブルをお借りして宴会の準備。

 


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今年はレディースが多かったので、食べ物は鴨南蛮蕎麦のみ。
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しかし濃厚な蕎麦湯で割る蕎麦焼酎は香ばしくてとてもおいしかった。

気がつくと時刻は15時になろうとしていた。
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過去一番に酔っ払ってしまい、下山路の記憶がほとんど無いが、

なんとか無事に降りて来ることが出来た。

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しかし、小仏バス停に行くまでの舗装路で転倒してしまう、という痛恨のミス。

楽しいお酒もほどほどに、と反省した宴会登山であった。

 

2023.12.9日の出山

もう12月。

今年もあと何回山に登れるかな、とスケジュール帳とにらめっこ。

友人と休みが合ったこの日、そこそこ距離を歩きつつ山ランチもお風呂も楽しめる久しぶりのコースを歩くことに。

 

スタートは青梅線日向和田駅

ここから吉野梅郷を経て日の出山へ。

山ランチの材料も担ぎ、良い天気にワクワクが止まらない。

 

しかし。

 

「夜中眠れなくて、いま目が覚めた…」

待ち合わせの時間に入った友人からのメッセージ。

残念ながら今日は(も)ソロとなったが、懐かしいルートを辿りながら英気を養うことにした。

7時45分駅を出発。

 

 

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梅の公園まで集落を歩く。

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ウイルスが見つかり、全ての梅の木が伐採されたのは2014年のことだった。

私は伐採前にこのコースを歩き満開の荘厳な景色を見ていたので、そのニュースに触れた時はショックだった。
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しかし、新しい木が植えられ、少しずつ元気な花を咲かせてくれているらしく、思いの外たくさんの木が斜面を埋めていたので、

シーズンになったらまた来たいと嬉しくなった。
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公園の先、8時10分登山道入口。

まずは琴平神社を目指す。
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優しい斜面が続いている。

標高差は無いが、ストックを出して歩く。
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8時54分琴平神社

昔この辺りは養蚕業が盛んで、それを祀る神様だそう。
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次の目的地は、山と溪谷に最近掲載された三室山。

このように案内板も新しくたくさん設置されていた。
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9時20分三室山登頂。

眺望は無いが三角点はあり。

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そこから少し下ったところにあった、戦闘機墜落場所を示す案内板。

太平洋戦争が終結する数日前の出来事だったらしい。無念である。
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さて、道はこの先、尾根道と巻道とに分かれては合流、を繰り返して続いていた。

おそらく前回(9年前?)は全部巻いていた(笑)と思うので、今回はピークを通過する尾根道コースを進むことにする。
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伐採された斜面に道がついていて、そこを登ると

9時45分要害山登頂。

ここからは北東の景色がよく見えた。

伐採跡がそのままなので、ここを少し整備したり、シンボルツリー的な木を一本植えたりしたら、たちまち人気のスポットになるのでは?と思った。


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次の目的地は梅の木峠。
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要害山から下るとすぐだった。

自転車乗りの方が休憩をしていた。

この林道はどこに繋がっているのだろうか。
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若干舗装路を歩き、
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再び山道へ。

どうやら次のピークは高峰山らしい。

そして、この尾根道に【日の出アルプス】と名前が付いていることを知った。
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10時20分高峰山登頂。

ここは御嶽駅からも直接登ることが出来るらしい。
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さて、この次はいよいよ日の出山か、と思ったが、あともう一つピークが控えていた。

10時42分竜の髭到着。

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こうした日の出アルプスのアップダウンをクリアし、
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ラストに待ち受ける長い坂道をヒイヒイと登りきると
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11時10分日の出山登頂。
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さすが人気の山だけあって山頂は賑やか。

私は一段下がったところで荷物を下ろして休憩することに。

担ぎあげてきた材料で豚汁を作る。

半分は持ち帰ったが、豚肉は全部食べ切った(笑)。
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約50分ほど山ランチを楽しみ、最後の目的地、つるつる温泉まで油断せずに下山を始める。
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都心方面の眺望がとても良い。
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ザレて滑りやすい斜面と格闘しながら
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13時登山口に下山完了。
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ここから約20分歩いて、つるつる温泉に無事到着することが出来た。


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ちなみに、今回一緒に登るはずだった友人が、この温泉まで車で来てくれ、帰りは駅まで送ってくれた。

おかげで、いつもバスの時間を気にして慌しくなる滞在が、のんびりと堪能することが出来たのであった。

2023.11.25杓子山

御殿場にある人気のキャンプ場が運良く取れた。

ではどこの山に登ろうか、と考え、

集中工事で渋滞中の東名沿線を避け選んだのは、友人の希望でこちら。

 

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(2023年4月12日撮影)

 

 

土曜日早朝に自宅まで迎えに来てもらい、渋滞前に東京を抜ける。

都心は冷え込む予報で、空もなんだかどんより。

しかし中央道沿線の山々はまさに紅葉🍁の見頃で

きっと山々も賑わっているだろうな、と思った。

 

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(伝わらない写真💦)

 

 

この山はたくさん登山道があるのだが、このあとキャンプのための準備があると考えると、登山口に日帰り入浴をやっている宿があるこのルートが一番ふさわしかったので、今年4月に登った同じルートを辿ることに。

 

中央道西桂スマートインターを降り、里山の景色が広がる集落を進み、

8時40分、不動湯に到着。

噂どおり森林が切り拓かれ、駐車場が増えていた。

横着をして一番宿に近い場所の端っこに車を停めたが、かなり上の方まで駐車スペースは作られていたようだ。


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8時55分、登山スタート。

4月に来た時はこの登り始めで道をしくじったけれど、切り拓かれているとわかりやすく、ここを登ればよかったのか、と答え合わせ。
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本来ならこの方向に富士山が見えるはずなのだけれど…。
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そして見覚えのある【健脚コース】入口。
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通称【Zルート】とも言われるこのコース、確かにZのようにツヅラで標高をあげて行くが、健脚を問われるのは尾根に上がってから。
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心の眼で見る。

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アンテナ塔を過ぎたあたりからずりずりの坂道が始まる。
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トラロープが設置されているだけ親切なのかもしれないが、

ここが丹沢とかだったら、間違いなく階段が設置されているだろう。(と前回も書いたかも(笑))
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途中いくつか訪れるビューポイント。

ホントに今日は残念だ。
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急登好きの同行者からも、満足のコメントをもらい、
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10時50分山頂到着。

標高が高いだけあって、指先が冷えて痛く感じた。

足元は霜柱が溶けてぬかるんでいる。

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入れ替わりにベンチに座ることができ、そこでカップラーメンランチ。

これからの季節は、やはりお湯は沸かした方が美味しく出来る。

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温かいものをいただいたとはいえ、どんどん体が冷えて来たので、早々に切り上げ、

11時20分下山を開始。
ここも、富士山を眺めながら歩けるルートなのだが。

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あとは下りだけ、と気持ちが軽くなり、今夜のキャンプ飯について話しながら標高を落としていく。
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途中にあるパラグライダー発着場。
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ここを過ぎると林道と細い道が交互に訪れる。

きっとパラグライダーの人たちは車で上がって来られるのだろう。
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枯れた沢の砂防堤を進むと、

 

おや!富士山の肩が!

撮れるうちに撮っておかねば(笑)
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不動湯の先、四駆だったら行けますよ、の駐車場の辺りから、ご覧のような紅葉が見頃だった。
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荒れた林道を「こすった跡があるね!」と話しながら

12時45分、不動湯に下山完了。

なんと、富士山が全貌を表してくれた。

心の眼で見た姿より、本物は大きくて迫力があり、さすがであった。
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不動の湯は温泉ではないが、霊験あらたかな湧水を沸かしており、皮膚病に効くとか。
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コンパクトな行程でありながら、急登あり山カップラーメンあり、お風呂あり、の充実した登山を満喫し、

御殿場のキャンプ場へ。

電源サイトでホットカーペットを敷き、完璧な防寒対策で、

楽しい夜を過ごしたのであった。
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おまけ。

早朝にはまだお隠れだった富士山に、

また会えるなんて!

どれだけ徳を積んだのかしら私たち(笑)

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2023.11.8鍋割山

今年は紅葉🍁登山を楽しもうと思い、平日の休みを利用して車で丹沢方面へ。

今回の登山はこのスタートから波乱万丈だった。

 

登山を始めた頃何度も登った思い出深い山であったが、一番近い登山口だと思っていた表丹沢県民の森駐車場から登るのは久しぶり。

新東名も出来て、ここ数年で東丹沢の交通アクセスはかなり変わったと思う。

6年くらいぶり?に“三廻部病院”にナビをセットして、早朝の東名高速を走る。

 

順調に朝7時過ぎには三廻部林道に入り、“この時間なら駐車場も空いていそうだな”とぐんぐん進んでいると…

何と林道通行止め!

後から調べたところによると、林道法面の舗装が崩れているところがあり危険ということだった。

 

ガーン😨‼️

通行止めのガードが置かれているところに、乗用車が2台停まっていた。

まずここはどこなのかスマホで確認する。

この場所からの登山の軌跡もあったが、県民の森駐車場まで歩いて1時間ほどありそう。

 

どうしよう?

大倉まで出直す?

んー。

あ、もう一箇所入れる登山口があったな。

 

『寄』やどろぎ。

そちら方面に出直してみることに。

ナビを頼りにバスの終着点まで行くことが出来た。

ここから山に入ることが出来るのだったが、舗装のキレイな車道はまだ先へ続いていた。

私は車であることをいいことに、歩く時間を短縮するため(笑)、その先へ進んでみた。

すると、この道は水源の森として管理されたエリアに通じていて、そこに駐車スペースがあるらしい。

寄からスタートするコースより山頂に近く、イメージとして後沢乗越の左側の斜面に向かう感じで寄大橋駐車場を目指した。

 

舗装されていない広い路肩の駐車スペースは3台車が停められていて、私も余裕で駐車出来た。

登る支度をしている男性もいて、話しかけられた。

 

「どこ行くの?」

「鍋割山の予定で、表丹沢県民の森を目指したら、通行止めになっていて…」

「そうなんだよ、今年の夏の前ころから行けなくなったんだ。鍋割山?あー、後沢乗越ね。」

「はい、そこからなら何度も登ったことがあるので…」

「じゃ、そこまで一緒に登ってあげましょう。」

 

私は、歩きなれた山とはいえ、いまだに道迷いや滑落の事故が絶えない丹沢エリアに予習せず入ることをかなり恐れていたので、この男性について行くことを選んだ。

 

7時50分歩き始める。

寄大橋から舗装路は続いていたが、管理森林に入るところにはゲートがあった。

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森林エリアは遊歩道が設置され、事務所やお手洗いもあり、レクリエーション施設のようだった。

約15分ほど歩くと男性は『作業路』と書かれた入口に入って行く。

自分のスマホで確認し、ここから登山道が始まっていたので、私も後に続く。
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入口こそ藪漕ぎだったが、少し進むと道はキレイに整備されて歩きやすかった。

鹿避けゲートをくぐり、沢沿いの道を進んでいく。
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帰りは私1人なので、道を間違えないよう、写真も多めに。
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沢沿いの道は、作業員が利用するからか、しっかりとした階段や橋が設置されていた。


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約30分歩き、渡渉箇所の2つ目が斜面への分岐点。

ここが登りの時は迷いやすいところだと男性は言っていた。

そして後沢乗越へ向けての斜面に取りつく。

ここはツヅラに斜面が切られていて歩きやすかったが、眺望もなく、何度も歩いているという男性はつまらない、と言っていた。

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約30分で斜面が終わりピークになったところに到着。
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後沢乗越はここからわずがだった。
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9時05分、見覚えのある交差点に辿り着き、ホッと一安心。

ここまでいろいろな話をしてくれながら道案内をしてくれた男性も、ここからはそれぞれで、と言い残して山頂へ歩いて行った。

こういった時、同行することに賛否はあろうが、今回は非常に助かった。感謝しかない。
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さて。

ここでドリンク休憩を少しとり、私も山頂へ向けて歩き始めた。
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鍋割山は意外と斜面続きでキツい記憶がある。

目印になる黄色い看板を数えながら斜面と向き合った。
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おそらく標高1000メートルあたり、周りがガスに包まれる。

おかしいな、今日はいい天気の予報だったのに⤵︎

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どこまでも続く斜面。
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黄色い看板の番号がNo.10になったら山頂はすぐ…と思ったが、そこから10分は歩いた(笑)
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期待していた紅葉🍁は、前日の低気圧通過の強風でかなり落ちてしまったようだが、落ち葉がまだ瑞々しく色鮮やかだったのは嬉しい誤算。
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10時12分山頂到着。

名物の鍋焼きうどんは11時からの提供だということだったので、今日はおにぎりを持参した。

そして温かい味噌汁でも…と思って用意した熱湯入り水筒を、家に忘れて来る体たらく⤵︎
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20分ほど休憩し、10時35分、下山を開始する。

少しガスが取れてきたようだ。
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今度はずーっと下り。

早々とストックをしまい、足元に気をつけながら降りて行く。

すると、登りではガスに包まれていた紅葉が、こんなにキラキラと光っていた🍁✨

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約40分で後沢乗越到着。

わかりにくい分岐をクリアして、管理森林エリアに向けて進む。

ちなみに道標は無い。


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登る時は緊張していたため感じなかったが、やはり結構退屈なツヅラの斜面。
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音はすれどなかなか近づいてこない沢がやっと見えて、あとは沢沿いに下っていけばよい。
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ガッチリ作られた階段や橋は、歩くには安心するが、景観が…⤵︎

これは意見が分かれるところだろう。
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しかし、お陰で安全な登山をすることが出来たのはいうまでも無い。
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無事迷うこともなく管理されたエリアに戻ることが出来た。
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12時26分駐車場到着。

車が増えていた。

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表丹沢県民の森からのルートより短時間で山頂まで行ける登山口に出会い、また鍋割山が近くなったように思った。

 

 

おまけ。

せっかく車で来たので、いつも行けない【秦野名水富士見の湯】というところでお風呂を頂こうと思ったが、辿り着いてみるとなんと月一回の休館日💦

結局鶴巻温泉の【弘法の里湯】まで行って汗を流した。

最初から最後まで思い通りにいかない一日だった…(笑)

 

 

 

2023.10.28櫛形山

アルプスの短い夏が終わり、近郊低山の季節がやって来たかと思うと、テン泊納めをどこにしようか焦りだす。

先日の荒船山は、キャンプが寒すぎ、翌日も雨に降られて不完全燃焼に終わってしまった。

誰ともなく「来週土日暇だけど?」と声が上がり、いつもの4人で向かったのはこちら。

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中央道甲府南インターから富士川方面へ車を走らせる。

目の前にどーんと構えるのが櫛形山だ。

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今回は櫛形山のふもとのキャンプ場に泊まる予定なので、一番標高の高い池の茶屋登山口を目指して山道を進んだ。

渋滞にはまり、到着したのが10時30分。

もう下山した人がいるようで駐車場には空きがあった。

 

10時45分、登山スタート。

鹿よけのゲートを開いて山の中へ。

 

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割とすぐに尾根に出る。

しかし尾根はそこからまだ先へ。
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途中、南アルプスの山並みを展望出来るベンチがあった。

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長い斜面をクリアすると山頂は台地になっていて、秋の彩りに溢れた森を堪能出来た。
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まず最初に現れる三角点に11時20分ころ到着。

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さらに森を辿って行くと
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11時35分、山頂到着。

樹林帯で眺望はなかったが、ファミリーがひと組休憩していた。ここで折り返す予定だったが、

評判の良いテント場があるとのことだったので、

休憩時間を省略してそちらへ向かう。


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またしても豊かな森を歩く。深呼吸して樹々から放たれるエネルギーを全身に取り込む。
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滑りそうな斜面をググッと降りて行くと12時15分ほこら避難小屋に到着。

お手洗いも併設。とても手入れの行き届いた施設だった。
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ほこら小屋のある反対側には広いテント場。

こんな山の中にこんな芝生のキレイな広場があるなんて…とザクザク歩いて行くと、

実は細かな隆起がたくさんあってデコボコし、そのくぼみにシカのフンが溜まっていたりして(苦笑😅)

でもキレイなトイレと水場がある山の中のテント場は魅力的だな、とドキドキ。
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さて、ここから駐車場に向け戻ろうと思い、地図を確認すると、どうやら巻道で帰れるようだったので、そちらを選択。

開けた眺望のところには丁寧に植林されていて、この景色もいつかは見えなくなってしまうのだな、と焼き付ける。


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この巻道は【管理歩道】と名付けられていて、公園のように歩きやすかった。

しかし、あまり歩かれている様子はなかった。

もったいない。
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巻道なのでかなりくねくねしていたが、

南側になればご覧のように紅葉が美しく、みんなで撮影タイム。
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およそ3キロメートルを歩いて駐車場に到着したのは14時を回っていた。
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今日も楽しい山歩きができたことを讃えあい、

富士川方面まで下山しキャンプのための買い出しをする。

 

そして貸切状態のキャンプ場でワイワイ宴を楽しんだのであった。

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2023.10.8荒船山

6月の始めに予定し延期していたキャンプ&登山をやっと実現。

行き先は船のようなシルエットが特徴的なこちら。

 

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上信越道下仁田インターで降り、45分ほど。

いくつか登山ルートがあるようだが、今回は駐車場の台数も15台ほど停められる内山峠登山口で仲間と待ち合わせ、8時40分スタート。
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しばらくは山肌を撫でるような道を行く。
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時々現れる高低差。
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久しぶりに一緒に登るメンバーだったので、それぞれのこの夏の登山の話を口々にしながら、樹林に囲まれた山道を進んでいく。

今日は日差しも少なく、空気がひんやりとする。

 

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この山のシルエットを彷彿とさせるような岩場が時々現れる。
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今日の行程は意外にも長く、距離およそ9キロメートル.時間にすると約5時間ほどかかるかな、と思っていたが、

予想より早く9時23分修験道場跡に到着。

岩場にありがちな胎内くぐりなどもあったが、先を急ぐため見学のみ。


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さらに20分ほどで唯一の水場、一杯水に到着したが、

水が流れ出ているところが少し険しかったため、補給は見送る。


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ここからだんだんと険しくなっていく。
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ハシゴが設置されているところもあれば、岩自体を階段状に切り出したところも。
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頭の中で、“この急登であの斜面を登っているんだな”と想像しながら、台地になっている山頂にたどり着き、少し歩くと

10時12分展望台となっている鑪岩(ともいわ)に到着。
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空はどんよりとしていたが、正面に浅間山も見え、その眺望の素晴らしさを実感できた。
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この先危険⚠️
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まだ時間は早かったが、眺望を楽しみながら補給休憩を取る。

それぞれおにぎりや菓子パンなどを食べ、まだ先のテッペンを目指す。
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途中、日本書紀の時代の戦場だったことを表す記念碑を見学。
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台地となっているほぼ平らな森の中を約25分ほど歩くと

最後の急登が現れた。

せっかく汗が引いたのに(笑)。

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ワシワシと足元を見ながら斜面と向かい合うこと約10分。

11時20分荒船山(総称)のピークである経塚山山頂に到着。

 

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記念撮影をし、祠に手を合わせてそのまま来た道を下る。

広い台地は幻想的で気持ちよかった。

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鑪岩のところにある避難小屋で腰を下ろして休憩し、駐車場までノンストップで下山する。
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12時50分、駐車場到着。

今日はこのあと荒船山パノラマキャンプフィールドにてキャンプをする予定。

買い物などやることがたくさんあったのでのんびりしてはいられない。

荒船山は街へ出るのが大変なのだ。

 

呑んべえ、ばかり集まったグルキャンを楽しんだが、標高1400メートルという高さからの気温の低さで途中からおこもりキャンプとなり、翌朝は予報通りの雨となってしまった。

でも山に登ってキャンプして、とやりたいことが出来た充実した休日だった。
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2023.10.5-6甲斐駒ケ岳

積年の憧れだった奥穂高岳に登頂し、間もなくアルプスシーズンも終盤。

そんな中、私はもう一つの憧れの一座を目指して山友と休みを合わせていた。

 

天気予報アプリでは登山不適合のCのままだったけれど、とりあえずテン場まで行くか、と決行。

今回は前泊して翌朝未明に登山開始という行程にしたので、仙流荘のバスは最終の14時20分の便にした。

途中、マットを忘れた山友のためにダイソーに寄ったりして、結構ギリギリに到着。

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うとうとしているとバスは北沢峠に到着。

ここにテント泊するのは初めて。

しかもバス停から徒歩10分くらいというので、こんなスタイルで臨んだ。

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長衛小屋のテント場は、木曜日ということと、天気予報の悪さからガラガラだった。

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人気のテント場なので奇跡である。

時折ゴォォォォと強い風が吹きつける中テントを設営し、飲み始めるか…と思ったが、

予想以上に冷え込み、また風も強く、

今日の宴会はテントの中で各自かなぁ⤵︎と思ってテントの中でゴロゴロすることに。

 

ところが、小屋の前に屋根付きの炊事場があり、そのテーブルで飲食が出来るようだったので

食料を持ち込み、そこで宴会をすることができた。

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ビールというよりウイスキーのお湯割が染みる夜を過ごし、翌朝の登山に備えて19時にはそれぞれ就寝した。

 

夜中、テントポールが折れるかと思うほどの風も吹いたが、2時45分に起きた頃には星空も見え、なんとか登山出来そうなコンディションだった。

 

支度を整えて3時15分北沢峠登山口へ向けて歩き始める。

今回は私の希望により、仙水峠ではなく双子山を経由するルートで登ることに。

なぜかというと、仙水峠から駒津峰までの標高差500メートルの急登を登る気力体力が無かったから。

この決断は今でも正解だったと思っている。

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予想より時間がかかり、5時40分双子山登頂。
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白んできた光が照らし出すのは
美しい霧氷だった。
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雲ひとつない空に浮き上がる甲斐駒ヶ岳の勇姿。
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一度緩やかに下ってから駒津峰に向けて強い風が吹きつける斜面を歩いて行く。


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写真では伝わらないが、双子山から先は樹木が低くなり、強い風が体にもろに当たりそれはそれは寒かった。

防風対策で着ていたレインウェアのフードを被り、頭部顔面をガード。

 

「もしここで足とか捻って歩けなくなったら、救助を待つ間に凍死するね。」

とお互い緊張感を保ちながら先へ。

連なる南アルプスの山並みの先に朝日が顔を出した。

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日が登れば少しは温かくなるだろう、と思いながら凍りついた斜面に向かう。

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振り返ると、稜線を境に北側南側とでパックリ分かれた山肌の景色。

自然は不思議だ。

 

途中雷鳥にも出会い、凍りつく手でなんとかシャッターを切った。

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6時36分六合目駒津峰到着。

ここで座って休憩する計画だったが、何せ強風が吹き付け、避ける場所がなかったのでそのまま先へ。

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むき出しになった北側の斜面はすっかり岩も凍りついていた。

その岩の影になる南側のところが少し風を避けられたのでそこで腰を下ろして休むことにする。

夏山のスタイルで登っていた友人も、流石にダウンパンツを履くという。

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口にした水があまりに冷たかったのでのぞいて見ると凍っていた。

 

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写真で見ると雲ひとつない聳える甲斐駒ケ岳山頂だが、それも強風のなせる技。

でも貴公子と言われるだけあってカッコいい姿だ。

 

 

途中急な鎖場を下り、
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7時32分八合目到着。
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この先に、岩場直登コースと巻道との分岐点がある。

迷わずに巻道を選択。

地図によっては直登コースは波線になっているようだ。

自分の実力に見合った方を選びたいものだ。
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さあ、いよいよ花崗岩があらわになった山頂へ向けてラストスパート。

登山道は日の当たる南側斜面になったが、標高が高くなっているのでそんなに温かく感じなかった。
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写真で見ると本当にいい天気。

しかし実際は、気を抜くと強い風にあおられて滑落の危険がつきまとう斜面だった。
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山頂へ向けてのビクトリーロード。
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8時35分山頂到着!

それにしても強すぎる風だ。

先日登った白山も相当なものだったが

それをしのぐほど。

この巨漢の私が踏ん張らないと立っていられない。

まさに“てんくらC”だ。
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強風に抗いながらなんとか360度の景色を目に焼き付け、下山を開始する。

山頂滞在時間約10分(笑)
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登りでは余裕がなかったが

改めて六万石(ろっぽうせき)の大きさに驚く。
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振り返ると山頂はこんな感じ。
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いくつか現れる険しい鎖場を慎重に乗り越え
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10時02分駒津峰までなんとか下りて来ることが出来た。
ここから、標高差約500メートルの斜面を下って仙水峠を目指す。

すると、すれ違う登山者から必ず尋ねられた。

 

「どこまで行ったんですか?」

 

この強風で山頂まで行けるのか知りたいらしい。

私たちは正直に山頂の風の強さと気温の低さを伝え、装備が揃っていないなら行かない方がいい、と話した。

実際この日、栃木の那須連山朝日岳で遭難事故が発生している。

私たちも紙一重だったのだ。
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風を避けられそうな斜面の途中で腰を下ろしてお昼ご飯休憩を取った。

カップラーメンの温かさが身に沁みた。
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11時26分仙水峠到着。

ここからは緩やかになるはず。


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しかしゴロゴロした岩場は結構続き、
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思っていたよりゴール地点のテント場まで長く感じた。
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11時56分仙水小屋を通過。


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私たちは13時10分の北沢峠発のバスに乗ろう!と気持ちを一つにして沢沿いの道を早足で歩いた。

 

12時35分ゴール。

急いで長衛小屋で山バッヂを買い、お手洗いを済ませてテントを撤収する。

2人とも無言(笑)
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バス停までの10分がとてつもなく長くキツく感じた(笑)が、なんとかバスに間に合った。

金曜日の北沢峠は多くの登山者で賑わっていた。

次はテント泊でのんびり栗沢山に登ってみたいな、と思いながら帰路についたのであった。