モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2020.9.26-28涸沢テント泊北穂高岳

まだ関東近県の低山は暑いかなーと思うと検索する山々はどうしてもこのエリアになってしまう。

秋のスケジュールを考えていたら、今年はこの日しか行けないかもしれない、と思い昨年に引き続き行ったのはこちら。

 

 

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前週の4連休では、コロナ自粛の反動か、観光地の賑わいがかなり戻ってきたようで、高速道路の渋滞も激しかった。

そして、天候にも恵まれたこちらのテント場も約900張にも及ぶ登山者が訪れたそうだ。

 

紅葉の見頃にはまだ足りず、それほど混まないのではないか、と予想したが、夜行バスはすでに満席。

他の方法を模索しながら、バスのキャンセル出ないかな、とチョコチョコサイトを覗いていたら、グリーン車のチケットを無事ゲットすることができた。

それが水曜日のこと。

 

直前には天気予報も悪くなったりしたが、ここは腹を括って、一人涸沢へ向かった。

 

昨年は10月半ばに訪れたのだが、夜行バスが到着した早朝の気温の低さを覚えている。(たしか3度だったかと。)

 

防寒具を取り出しやすいところに入れ、ほぼ予定通り上高地バスターミナルに到着すると、思ったほど寒くはなかった。

届を出し、お手洗いを済ませて午前5時40分歩き始める。

インフォメーションセンターは改装工事中。

 

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テン泊装備の重さを体に馴染ませながら、平らな林道を歩く。

明神館はスルーして、午前7時22分徳澤園到着。

朝食休憩。

すると我が物顔でお猿さんがテント場から現れて気に登り何かを食べていた。

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徳澤園から横尾までの林道も平坦だが、部分的に緩やかな斜面がある。そこですでに息が上がって先が思いやられる。

 

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午前8時30分、横尾に到着。

お手洗いを拝借し、少し休憩。

湿っていたベンチもこの日差しで少しずつ乾いていく。

 

ここから車の通れない道が始まる。

今年の春先の地震の影響か、横尾大橋を渡った先は整備が入ったようだ。

 

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午前10時過ぎ、本谷橋到着。

岩に腰掛け、両足を緩める。

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ここからが本番。

標高差約500メートルを2.5キロで登る。

ここまで約13キロを歩いて来てのこの修行。

しかし、これを乗り越えないとあの絶景にはたどり着けないから頑張る。

 

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Sガレからヒュッテが見えるのねー。

 

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ても、見えても先は長い(笑)

ここからラスト45分。枯れた沢沿いの石階段をひたすら登る。

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12時20分、涸沢テント場到着。

 

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まあ、まずまずの状況だろう。

すぐさま降ろしたい気持ちを堪えて、荷物を背負ったまま展張場所を探す。

今回狙ったのはテント受付小屋の裏あたり。

どうかな、空いてるかな?と行ってみると。

 

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ちょうど空いていた!適度な岩もあっていい感じ!

お隣もどうやらソロの女性のようだ。

挨拶をしてこの場所に決める。

 

とりあえずコンパネをお借りして場所をとり、お昼ご飯にする。

 

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お手洗いのついでに缶ビールをゲット。

リフィルのカップヌードルシーフードが染みるー!

 

お腹が落ち着いたところで、ゆっくりテントを設営する。

相変わらずアウターを張ったそばから虫たちに大人気(笑)

 

今日の行程はここまでなので、午後はゆっくりテントの中でゴロゴロすることに。

曇っているせいか、そんなに暑くならず、快適だった。

 

4時を回ったのでテントの受付に行く。

2泊分、と思ったら、「明日帰ることになっても返金出来ないから、1泊ずつの方がいい」と言われてとりあえず。

 

ぼちぼち夕飯の支度に取り掛かる。

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明日が本番だから今夜は控えめに。

のんびり食べて、夜6時半には就寝。

まだ周りは賑やかだったので耳栓を着けて寝ていたら、パラパラとテントを叩く雨音。

さらに、

ピカッと光って雷が。

 

時折強い風も吹き、ヒヤッとしたが、耳栓のおかげかゆっくり寝ることができた。

 

 

→続く