モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2021.8.21-22薬師岳テント泊(テント場まで)

3年越しの夢がかなった。

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夜行一泊で行けそう、とわかってから、何度か登山口の折立まで一本で行けるアルペン号の予約を入れたものの、

天候不順などでキャンセル、というのを繰り返していた山。

実は今年も8月上旬に予約を入れていたがキャンセルをしていた。

 

それが、自分の休みと好天がなんとか重なりそう、となったのが旅立つ2日前。

ダメ元でアルペン号の予約を入れてみたら、空席があったのだ。

 

金曜日の夜、竹橋のバス乗り場に向かう。f:id:jzm02454:20211022125501j:image

例年よりは少ないんだろうな。
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長い乗車時間、どれだけ眠れるかが勝負。

耳栓をして上着を羽織って目をつぶる。

 

何度かSAに泊まりながら、ドライバーのアナウンスが入ったのは、5時過ぎ、バスの乗り換えを行う立山アルペン村に到着した時だった。

 

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ここまで乗ってきたバスはここから室堂へと向かうのだ。

ここからさらに2時間ほどで、登山口折立に到着。

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自家用車用の広い駐車場、そして今年は閉鎖されているキャンプ場のある整備された登山口。

ここまで一本(乗り換えたが(笑))で来られるのは便利だ。

 

身支度を整え、休憩所横にある水場で水を汲み(煮沸推奨なので、ご利用は自己責任で。)

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リュックの重さに体を慣れさせながら7時10分、登山開始。

 

すぐに左手に慰霊塔があるので手を合わせる。

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今日の行程の中では、この登り始めからの急登が一番キツいらしい。

テント場手前の太郎平小屋まで距離約8キロ、標高差約1000メートルのところ、

最初の約3キロメートルで標高差500メートルを稼ぐのだ。

 

なるべく無心(笑)で斜面と向き合う。

霧雨が体にまとわりつく。今日の天気は下り坂なんだろうか。

 

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約1時間かけてアラレちゃんの広場に到着。

ここはスルーして先へ。
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何人もの人たちに抜かされながら、約2時間かけて青淵三角点のベンチに到着。

荷物を下ろして握って来たおにぎりで朝ごはん。

ベンチは濡れていて座れない。
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すると、進行方向の雲が晴れた!

 

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日差しを受けるとベンチもみるみる乾いていく。

太陽バンザイ!

 

急登はここまでだったよな?と楽な気持ちになって、先へ進む。

しかし(笑)。

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なんだかんだでまだまだ登らされる(笑)

ただ、樹林帯を抜けたので、ところどころで目にする広がる景色は壮大なものであった。

 

↓有峰湖。

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富山湾
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整備はされているが、なかなか歩きづらいガレた道を牛歩で進む。

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流されてしまった道を
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補修して下さっている。感謝。
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しかしこの階段もなかなか痺れる(笑)

登り切ると左手にはうっすらと薬師岳が。

 

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三角点から約1時間半、10時50分五光岩ベンチ到着。
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最近の登山に欠かせないレモンの砂糖漬け。

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雲が晴れると薬師岳が目の前に。
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美しい…✨

 

20分ほど体を休めて、太郎平小屋までラストスパート。

ここからが醍醐味かもしれない。

 

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なんとか天気も良くなり、草原の中に続く一本道を、絵本の登場人物になったようなメルヘンな気持ちで歩いてゆく。

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チングルマの穂先の向こうに、待ち焦がれた小屋が!

 

12時10分太郎平小屋到着。

 

待ち焦がれたのに写真を撮り忘れている(笑)

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数ある北アルプスの山々の中でも特に秘境とされている雲ノ平のスタート地点でもあるこの太郎兵衛平。

残念ながら雲に隠れていたが、そのスケールの大きさを心の眼で見る(笑)

 

本来ならここで生ビールでもグッと行きたいどころだったが、

この後テントを張り、薬師岳山頂を目指すことを考えてコカコーラを小屋で購入。

小屋のお兄さんからは、山頂に行くのは明日にした方がいい、とアドバイスを受けたが、明日だとバスの時間に間に合わないのだ。

 

 

さ、ここからテント場は下り坂だ。

気をつけて行こう。

 

→続く