一泊しないとゆとりある登山が出来ないと思っていたこちらのお山。
でも、こんな素晴らしいルートもあったのですね。
東京駅に始発で集合し、関越道花園インターでおりたのは7時前だったけれど、そこから山奥までさらに1時間20分💦
このコースの土地の所有者である山中さんのご自宅前が登山口。
ご自身で整備していらっしゃる白井差(しろいさす)コースは、駐車台数の把握などから予約制となっている珍しい登山道。(登山道整備代として下山後1人1000円)(でも山バッヂももらえます)
新緑が力強く美しいこの時期の両神山に日帰りで登れるなんて、ワクワクが止まらない(°▽°)
白井差の集落をどこまでも進んで行くと、突き当たるのが山中さんのおうち。
ご夫婦で甲斐甲斐しく車の誘導をされている。
登山届けかわりにノートに名前を記載し、登山道の説明を受けると「行ってらっしゃい」と送り出して下さる。
山中さんと記念撮影をしたのち、8時20分登山開始。
沢の音が清々しい。
林道は200メートルくらいであろうか、すぐに山道に入るのもこのルートの良いところ。
程なくしてすぐたどり着くのは昇龍の滝。想像より大きく豪快だ。
沢沿いの道には手作り感溢れる小橋が絵になる。
本当にこの季節の秩父の新緑には圧倒される。
今日は下界は風が強かったが、樹々に守られ歩きやすい。
わかりやすく目印のついた登山道は、登りやすい角度で高度を確実に上げていく。
途中でアナグマ君の歓迎(?)を受け癒された。
樹木に覆われて眺望はないが、美しい新緑に見守られながらの登山が続く。
美しいけれど息は上がる(笑)
樹木の隙間から覗く景色に、自分たちの高度を知る。
遥かに見えるのは武甲山。
バイケイソウの群生が現れたら、稜線はもうすぐ。
見覚えのある鎖場を登ると
10時40分山頂到着!
2年前にはなかった看板。
そして青空が眩しい!
ちょうど誰もいないタイミングで撮れた写真だが、本当は狭い山頂にたくさんの方が。
私たちも場所を譲って、少し下った岩の隙間で休憩することに。
絶景カップラーメン(°▽°)
山頂で心配された風も嘘のように静か。
残念ながら富士山は雲の中だったけれど、
それ以外の山々はクッキリと見渡せ、緑の山々、青い空、白い雲、と雄大な景色を堪能出来た。
続々と登山者が登って来る。
40分ほど休み、来た道を下って行く。
歩きやすいので、ドンドン進める。
足元の花に目をやる余裕なんかもあったりして、
午後1時、駐車場に到着。
山中さんのお宅へ声をかけ、地図を返納し、お金を払い、バッヂをいただき、
撮り忘れた写真を撮って、
次の目的地、“薬師の湯”へ。
ここは道の駅に併設された温泉。
柔らかで適温のお湯が心をほどいてくれる。
ノンアルコールビールで乾杯し、帰路に着く。
予想通り、花園インターに乗るまでの140号線ががっつり混んでいて辟易したが(どうやら関越道で起きた事故渋滞が影響したらしい)
高速に乗ったら順調で、なんとか7時前に東京駅に着くことが出来た。
噂に聞いていた両神山白井差コース、もうこのコースしか登れないかもしれない(笑)