モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2020.10.31宝篋山

先週に引き続き、好天の休日。

これは登らにゃ損!というわけで声をかけてみると、いつもの仲間が集まった。

 

今回は、以前企画して雨で流れてしまった、『山でモーニングを食べた後お風呂に入ってお店で二次会』を決行。

 

選んだのはこちら。

 

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筑波山に連なる里山

コースはいくつかあるが、私たちがいつも歩くのは小田休憩所から尖浅間山を経由するコース。

 

しかし、人気の山だけあって、朝8時で駐車場は満車。

何台もの車が引き返して行く。

私たちも、駐車場を探して引き返す。

すると、イラストマップには載っていない広い駐車場が国道の反対側にあった。

 

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無事に停められ、約500メートル歩いて再び小田休憩所へ。

支度を済ませてスタート。

畑の中をのんびり進み、森の中へ。

 

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少し荒れてはいたが、サラサラと流れる沢沿いを深呼吸しながら歩く。

 

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キツくはないのだけれど、もう汗が顔から吹き出す。

 

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木立に囲まれて空気が心地よい。

やっと低山の季節がやってきた気持ち。

 

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約1時間で尖浅間山に到着。

そしてここからググッと山道を下る。

 

記憶ではもっと下った左側にあったと思ったが、すぐ現れた、その名も【合体木】。

桜と杉の木が合体している。

不思議。

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さらに土の斜面を下り、桜の広場を登り返す。

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車道を渡るとシンボルである大きなアンテナ。

 

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ちょうど10時、山頂到着。

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さしづめ、筑波ブルーと言ったところか。

 

さて、賑やかな山頂のたくさんあるテーブルやベンチはほとんど埋まっていたが、

入れ違いで座ることができ、そこで山ランチならぬ【山モーニング】開始。

 

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ホットサンドとポトフ、そしてミル挽きのコーヒーという完璧なモーニングを堪能。

 

1時間ほどまったり過ごし、下山を開始する。

 

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眺望の広がるこのコースは要所要所に展望広場が設けられ、関東平野を見渡すことが出来る。

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まもなくゴールというところに整然と並んだお地蔵様。

動物除けの柵を越えて、無事休憩所に戻って来ることができた。

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ファミリーやペットと共にのんびり登る人たちで、土曜日の山は賑やかだった。

標高は低いけれど、沢や急登、そして絶景も楽しめる優しい山なので、多くの人たちに愛されているのを体感した。

 

 

 

このあと、いつもお世話になるあけの元気館で汗を流し友人の家の近くの駅で二次会が始まったのは午後3時すぎ。

山と風呂と酒。

三拍子揃った充実した休日になったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

2020.10.25三つ峠

昨年一緒に登った山で足首をいため、そのままずっと山から遠のいている仲間がいる。

無理は禁物とはいえ、どのくらいの山だったら登れる?と聞いてみたら、

最初の一歩の背中を押してもらいたい、とのことで、お天気も良さそうなこの日、向かったのはこちら。

 

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早朝彼女の車で迎えに来てもらい、三つ峠駅からさらに入った駐車場に着いたのが7時ころ。

駐車場は登山口ギリギリにもあるが、わずか3台くらいしか停められないので、私たちは憩いの森へ。

 

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もっと混んでいるかと思ったけれど…。

 

支度をして歩き始めたのが7時25分。

勾配のある舗装路を上がって行くと

 

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登山口到着。

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この山は私も約4年ぶり。

前回のデータを見返しつつ、同行者である彼女の足首の様子も気にかけつつ、標高を上げていく。

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久しぶりの山の空気。知らぬ間にもう冷たい冬のにおい。

 

約30分歩いて【股のぞき】到着。

想像以上の富士山の姿!
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今日の眺望は期待できますなぁ!

 

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【馬返し】

 

こうして大好きな富士山に見守られながら坂道を歩く。

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結構急だ(笑)

 

途中途中に歴史を感じる石碑などがあり、

9時14分、八十八大師到着。

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急登はここまでで、耳をすますとクライミングをする人たちの声が聞こえてくる。

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いくつものグループが富士山に向かってそびえる屏風岩に取り付いている。

そしてこの岩のてっぺんが三つ峠の一つ、開運山だ。

 

私たちは回り込んでまず三つ峠山荘の方から行くことにする。

 

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10時10分展望広場到着。

ここが木無山かと思ったが、ピークはもっと河口湖方面に進んだところだった。

私たちが来たコースはそんなに登山者がいなかったのに、山頂にはたくさんの人。

アクセスコースもいくつかあるので、人気の高さがうかがえる。

私たちは三つ峠山荘の前で昼ごはん休憩をすることにした。

 

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この時間になっても雲ひとつかからない富士山。

あー、なんて素晴らしい登山日和なんでしょう!

 

食事を終え、お手洗いもお借りして、

開運山へ向かう。

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あれ?こんな階段だったっけ?

 

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山頂は、ここでランチを食べるような雰囲気ではなくなってしまった。

 

ひとしきり記念写真を撮ったあと、残りの一座御巣鷹山へ。

 

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御巣鷹山はアンテナが立っていて、山頂を示すものが無いんだよ、と話しながら一周していると

 

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おお!プレート発見(^^)

なんか今日は嬉しいことばかりだな。

 

大満足して、来た道を下山する。

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気付いたら彼女の足首のことをすっかり忘れていた(^^;;

私とは違い、下山が苦手な彼女に合わせて慎重に足を運ぶ。

 

14時10分、無事に駐車場に到着。

さ、これからお風呂に入って…を思っていたが、中央道の渋滞がもう始まってしまったので、

着替えだけにして、帰路に着いた。

それでも自宅まで4時間半かかってしまった。

 

このお天気だもの、仕方ない。

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2020.9.26-28涸沢テント泊北穂岳③

9月27日2日目。

北穂岳から下山し、涸沢小屋で昼食を済ませた私は、穏やかなテント場で午後の時間をゴロゴロ過ごすことにした。

その気になれば上高地まで下りることも出来た時間だったが、私は明日楽しみにしていることがあったのだ。

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汗をかいたアウターと濡れたカッパを干し、インナーは着たまま乾かす(笑)

生ビールの酔いが程よく回り、テントの中でカメラの写真を見ながらウトウト。

日差しが当たるとテントの中の温度は上がるが、我慢出来ないほどではない。

むしろ、寒い夜のために体に熱を貯めておこう【そんなことはできない(笑))くらいの気持ちでいた。

 

3時半、テントの受付(2日目分)を済ませつつお手洗いに行き、缶ビールを買う。

そこで、また声をかけられた。

「お疲れ様でしたー🎶」

なんと、隣のテントの女性が私を見つけてくれたのだ。

ヒュッテのデッキでお互いの無事を喜ぶ。

彼女はあの後奥穂まで縦走し、ザイデングラートから戻って来たそうだ。

岩場もすっかり乾いて、不安なところはなく、景色も楽しめたとのこと。

 

羨ましいけれど、多分今の私は体力がなさすぎたから、鍛え直して出直しだ。

 

その話を終えてテントに戻り、夕食の支度に入る。

今回持ってきたアルコールバーナーはお湯を沸かすのに時間がかかるのだ。

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ごぼうサラダをつまみながらビールを飲んでいると、

「ご一緒していいですかー?」とお隣の女性。

もちろん!と一緒に夕飯を食べた。

 

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日が落ちると一段と寒さが増し、時折さーっと冷たい風も吹いて体が冷えたので、

6時ころお開きにし、それぞれテントで寝んだ。

 

翌朝。

私が楽しみにしていた時間がやってきた。

明るくなるにつれてテントの外が賑わってきた。

 

寒さを気合いでやり過ごし、テントの中を片付け、着替えて外に出る。

 

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モルゲンロートだ。

5時42分。

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10分ほどの間、その色の変化に見惚れた。

 

山肌に注目していた人々がそれぞれテントに戻り、私は朝ごはんの支度をしながらテントを撤収する。

よく見るとアウターには霜がつき、ポールは氷のような冷たさだった。

 

昨日の夕飯の残り半分のアルファ米を雑炊にする。

このためにサコッシュに入れて生卵も持ってきた。

コンソメを1個入れたが味が薄った。

コッヘル半分ほどの量は少し多かったが、冷え込んだ朝に暖かいものが食べられるのはありがたかった。

そして、アルコールバーナーは2泊(約5食)するなら400ml以上の燃料が必要だと分かった。

(300mlを使い切り、予備の固形燃料を使って対応した)

 

そんなこんなで食事も終え、6時50分テント場を後にする。

隣のテントの女性は、パノラマルートを行くそうだ。

お互いの無事を祈り別れた。

 

いつもながら、下山は楽だ。足元に注意して、急がないで進む。

疲れない分、高谷橋での休憩は飛ばして横尾を目指す。

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9時28分、横尾到着。お手洗いを拝借。

 

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10時30分徳沢到着。

明神館は飛ばして12時17分上高地河童橋到着。

しかし、ゴールはここではない。

 

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今シーズン上高地では、一箇所を除いて日帰り入浴を取りやめている。

唯一営業しているのが【上高地温泉ホテル】である。

河童橋からやや離れたこちらまで、頑張って歩くのだ。

 

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インフォメーションセンターから梓川沿いを歩くこと約20分。

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エストン碑の先にホテルはあった。

今シーズンの日帰り入浴の営業は、

12時30分から15時までだった。

オープン早々に到着出来たので待つことなく入ることが出来た。

上高地の源泉掛け流しの温泉で、気持ちよく3日分の汗を流すことができた。

 

 

ここからバスターミナルまでも約20分。

私は梓川を渡り、車道を歩いた。

帰りのバスは15時発。20分前くらいに到着して、ゆっくりお手洗いでも済ませようかな、と思ったら…。

 

「お疲れ様でした!」

隣のテントの女性がまた見つけてくれた(^^)。

パノラマルートはアップダウンがあってキツかったけれど絶景を楽しめたそうだ。

 

朝食に、と差し上げた菓子パンのお礼に、バスの中でどうぞ、と缶ビールをいただき、

定刻通りバスは上高地を離れたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

2020.9.26-28涸沢テント泊北穂岳②

就寝後かなり雨が降ったようで、翌朝のコンディションはとうなんだろう、と思いながら4時半のタイマーが鳴った。

久しぶりにテント泊の寒さを実感し、体が起きない。

真っ暗なのをいいことに二度寝する。

 

さらに5時、薄らと明るくなってきた。

昨夜の天気と、今日の予報から当然モルゲンロートは期待していなかったが、

意を決して外に出てみる。

すると北穂方面の稜線がくっきり。

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これはもしや、一番目標の北穂奥穂の縦走が出来るかもしれない!

 

サクサク着替えてお手洗いを済ませ、北穂に向けて5時40分アタック開始。

 

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整った石の階段をしばらく登る。

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まもなく6時。振り返って上高地の方。

モルゲンロートはこんな感じ

 

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テント場がどんどん小さくなっていく。

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昨日、ゴロゴロしながらゆっくり休めたためか、今朝は筋肉痛もなく、気力も十分!と思って歩きはじめたのに、

やっぱり登り続けるとペースが落ち、どんどん抜かされた。

 

 

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そして、だんだん不穏な雲が。

 

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7時、南稜取り付きに到着。

ここに至るまでも、瞬間的に雨がサーッと降ったりしたので2回ほどカッパを着脱した。

 

足元のガレ場はすっかり濡れている。

 

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梯子の下の長い鎖場で何度が足を滑らせ、手袋はびしょびしょ。

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すっかりガスに覆われてしまった山頂方面を見上げて、自分のスキルと体力では、奥穂までの縦走は無理だ、と悟った。

でも北穂までは頑張ろう。

 

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両手を使っての険しい岩場が続く。

うっかりするとふらついて足を滑らせるから慎重に。

 

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南稜取り付きから約1時間10分、白いペンキで数字が書かれている場所にやってきた。

北穂高岳のテント場だ。

足元が不安定な岩場の合間に、平らな面があり、ガスが晴れたらどんな眺望が広がっているんだろう?と思う場所だった。

 

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8時25分、奥穂との分岐点到着。ここで巡回中の長野県警のパトロール隊の方々とすれ違う。

今日の行程を聞かれ、涸沢に下る旨を伝えると、「それが無難です。今日は奥穂までの道は危険です。」とのことだったから、選択は間違っていなかったのだろう。

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さらに歩いて8時35分。

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北穂山頂到着。ガスガス(笑)

 

体も冷えて来たので、小屋で休憩する。

 

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晴れていたら槍ヶ岳方面の迫力ある稜線が見渡せるウッドデッキにて。

実際は小雨が降っていたので小屋の軒下をお借りしていただいた。

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一杯ずつ淹れてくれる北穂高小屋のコーヒーは、香りも高く程よく酸味もあって、本当に美味しく、心がほぐれていった。

 

稜線まで上がると電波が通じるとのことだったので、家族と友人に無事を知らせる。

するとショッキングな事件が入ってきた。

やや動揺し情報を漁っていると、どんどんスマホの電池が減っていく。

気がついたら9%になってしまったので慌てて機内モードに戻す。

予備バッテリーまでは持って来なかったのだ。

 

20分ほど体を休めて、9時過ぎに下山を開始する。

ところが、山頂は少し青空がのぞいていた。

 

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そこで偶然テントが隣の女性の方に会い、声をかけられた。

「この後どこ行きます?この天気どう思います?」

 

彼女は奥穂に行けるかどうか迷っているらしかった。

北穂から奥穂は岩場のアップダウンが続く上級者ルート。

雨に濡れた岩場など、歩ききるスキルは私には無い。

 

私はここまでの行程でも十分怖い目にあったし、体力もないし、(バッテリーも無いし)、ということで涸沢に下ると告げ、その場を離れた。

 

 

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ガレ場は下りの方が歩き辛い。

テンポがよく歩ける分、すべったり、浮き石に気をつけなければならない。

 

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テント場を過ぎ、ずっと遠くに涸沢のテント場が見えて来ると、なんだか空が明るくなってきた。

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振り返ると、歩きたかった稜線がくっきり。

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気がつくと日差しも出て来たので日焼け止めを塗った。

山頂で会った彼女は奥穂まで行ったかな、とぼんやり思った。

 

さて、ここからの道もなかなかハードだった。

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登るときあんなに濡れていた岩もすっかり乾いて、歩きやすくなったのを感じる。

しかし油断禁物、引き続き緊張感を持って慎重に歩いていく。

南稜取り付きの岩場を過ぎると登ってくる人たちとのすれ違いも増えた。

今の天気なら絶好の景色が望めそうだと思った。

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11時25分涸沢小屋到着。

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無事に下山できたことに感謝。

ジョッキにいれてくれる生ビールとボリュームあるスタミナ丼で乾杯。

 

すっかり晴れた稜線を見上げて、まあ、今日はそのタイミングじゃなかったのだ、と自分を納得させ、

今日はこの後またゴロゴロしよう、とテントに戻った。

 

 

 

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続く→

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020.9.26-28涸沢テント泊北穂高岳

まだ関東近県の低山は暑いかなーと思うと検索する山々はどうしてもこのエリアになってしまう。

秋のスケジュールを考えていたら、今年はこの日しか行けないかもしれない、と思い昨年に引き続き行ったのはこちら。

 

 

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前週の4連休では、コロナ自粛の反動か、観光地の賑わいがかなり戻ってきたようで、高速道路の渋滞も激しかった。

そして、天候にも恵まれたこちらのテント場も約900張にも及ぶ登山者が訪れたそうだ。

 

紅葉の見頃にはまだ足りず、それほど混まないのではないか、と予想したが、夜行バスはすでに満席。

他の方法を模索しながら、バスのキャンセル出ないかな、とチョコチョコサイトを覗いていたら、グリーン車のチケットを無事ゲットすることができた。

それが水曜日のこと。

 

直前には天気予報も悪くなったりしたが、ここは腹を括って、一人涸沢へ向かった。

 

昨年は10月半ばに訪れたのだが、夜行バスが到着した早朝の気温の低さを覚えている。(たしか3度だったかと。)

 

防寒具を取り出しやすいところに入れ、ほぼ予定通り上高地バスターミナルに到着すると、思ったほど寒くはなかった。

届を出し、お手洗いを済ませて午前5時40分歩き始める。

インフォメーションセンターは改装工事中。

 

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テン泊装備の重さを体に馴染ませながら、平らな林道を歩く。

明神館はスルーして、午前7時22分徳澤園到着。

朝食休憩。

すると我が物顔でお猿さんがテント場から現れて気に登り何かを食べていた。

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徳澤園から横尾までの林道も平坦だが、部分的に緩やかな斜面がある。そこですでに息が上がって先が思いやられる。

 

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午前8時30分、横尾に到着。

お手洗いを拝借し、少し休憩。

湿っていたベンチもこの日差しで少しずつ乾いていく。

 

ここから車の通れない道が始まる。

今年の春先の地震の影響か、横尾大橋を渡った先は整備が入ったようだ。

 

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午前10時過ぎ、本谷橋到着。

岩に腰掛け、両足を緩める。

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ここからが本番。

標高差約500メートルを2.5キロで登る。

ここまで約13キロを歩いて来てのこの修行。

しかし、これを乗り越えないとあの絶景にはたどり着けないから頑張る。

 

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Sガレからヒュッテが見えるのねー。

 

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ても、見えても先は長い(笑)

ここからラスト45分。枯れた沢沿いの石階段をひたすら登る。

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12時20分、涸沢テント場到着。

 

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まあ、まずまずの状況だろう。

すぐさま降ろしたい気持ちを堪えて、荷物を背負ったまま展張場所を探す。

今回狙ったのはテント受付小屋の裏あたり。

どうかな、空いてるかな?と行ってみると。

 

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ちょうど空いていた!適度な岩もあっていい感じ!

お隣もどうやらソロの女性のようだ。

挨拶をしてこの場所に決める。

 

とりあえずコンパネをお借りして場所をとり、お昼ご飯にする。

 

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お手洗いのついでに缶ビールをゲット。

リフィルのカップヌードルシーフードが染みるー!

 

お腹が落ち着いたところで、ゆっくりテントを設営する。

相変わらずアウターを張ったそばから虫たちに大人気(笑)

 

今日の行程はここまでなので、午後はゆっくりテントの中でゴロゴロすることに。

曇っているせいか、そんなに暑くならず、快適だった。

 

4時を回ったのでテントの受付に行く。

2泊分、と思ったら、「明日帰ることになっても返金出来ないから、1泊ずつの方がいい」と言われてとりあえず。

 

ぼちぼち夕飯の支度に取り掛かる。

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明日が本番だから今夜は控えめに。

のんびり食べて、夜6時半には就寝。

まだ周りは賑やかだったので耳栓を着けて寝ていたら、パラパラとテントを叩く雨音。

さらに、

ピカッと光って雷が。

 

時折強い風も吹き、ヒヤッとしたが、耳栓のおかげかゆっくり寝ることができた。

 

 

→続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020.9.6-7尾瀬至仏山山ノ鼻キャンプ

9月6日から8日の二泊三日で北アルプスの難関百名山に挑戦するつもりだった。

しかし、巨大な勢力の台風10号が日本列島に上陸するという。

北アルプスとは離れているけれど、影響は受けるに違いない。

またしても行先を変更し、(中止、とならないところに妙な執着を感じる)なんとかテント 泊が出来そうな場所を探すと、一つだけ見つかった。

 

 

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尾瀬といえば至仏山と燧ヶ岳。

二泊三日で両方登る?とか無茶なことを考えたりもしたけれど、今回は私以外の3人が至仏山未登頂だったので、

尾瀬ヶ原(アヤメ平)と至仏山をめぐる二泊三日の旅を計画。

予約制の山ノ鼻キャンプ場、天気予報のせいか運良く予約が取れた。

前日夜11時に集合し、尾瀬戸倉駐車場に着いたのは深夜2時半ころ。

仮眠をしてシャトルバスの4時40分始発に乗る。

乗合タクシーは人数が8人揃うとバスより少し早く出発することがあるらしい。

 

 

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マイクロバスは満席で荷物を抱えて座るため、リュック に押しつぶされそうだった。

約30分くらい?で鳩待峠に到着。

どんよりとしているが、尾瀬ヶ原とは天気が違うことを私は知っている。

 

 

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5時40分、テン泊予定地である山ノ鼻に向かって緩い下りの木道を歩き始める。

夜中に降ったのか、かなり濡れていて滑りやすい。

 

歩きながら、今回の予定を確認する。

どうやら台風が最も近付く明日は一日中雨らしい。

ならば、今日のうちに至仏山に登っておき、明日は天気の様子を見て予定を決めようということになった。

 

 

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尾瀬は昔から熊の出没するところ。

今年もたくさん目撃されているらしく、見通しが良くなるよう伐採が行われた区間もあった。

 

コースタイムよりやや遅れて6時50 分テント 場到着。

至仏山荘にてチェックイン。

本来なら10時までテントを張ることが出来ないのだが、もうテン場には誰もいなかったので、許可が出た。

 

場所は先着順とのことだったので、至仏山に登る前にテントを張ることにする。

 

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アタックザックにお昼ご飯と諸々の荷物を移し、朝ごはんをお腹に入れて、

8時、登頂開始。

見事な青空!

 

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こりゃ、今日登って正解だね、と言いながら樹林帯の急登に取り付く。

 

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このところ続く不安定な天気のせいか、整備された登山道は溢れた水で沢のようになっていた。

ただでさえ滑りやすい蛇紋岩なので用心深く足を運ぶ。

 

登り始めて約50 分、森林限界というプレートを発見。

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尾瀬ヶ原から燧ヶ岳までキレイに見渡せる。

遥かな尾瀬

ここからは振り返ると絶景の気持ち良い登山道。

しかし、体はもうヘロヘロ。

30分おきに休憩を入れて息を整える。

 

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このところ、ほかの登山者に追い抜かれてはかりいて、自信を無くすばかり。

まあ、競争じゃないのだから、自分のペースで焦らず行こう。

 

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気がつくと見上げた先の空は白く、振り返るとすっかり尾瀬ヶ原も雲の下。

そろそろお昼だもんなぁ。

 

階段の先はニセ至仏。まだまだ続く階段に黙々と向かい合う。

滑りやすい岩場だけに、この階段はありがたい。

 

11時10分、山頂到着。

先客で賑わっていたが、記念写真に並ぶほどの多さではない。

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すっかりガスの中で風も時折強く吹く山頂の岩の影で、お昼ご飯にする。

 

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カップヌードルリフィルがジャストサイズ。これでガスボンベのハーフサイズが有ればいいのになー。

 

食べ始めるとガスが霧雨になり、やがて大きな雨粒に。

慌ててカッパを着込み、ヌードルを流し込む。

まあ、想定内だったけど。

短時間で休憩を済ませて下山を開始する。

至仏山は山ノ鼻からの登山道は登りの一方通過なので、ここから鳩待峠に向けて下っていく。

 

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ゴツゴツした岩場が続くので私はストックを仕舞い、両手を使って歩いた。

 

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雨が降ったりやんたりの中30分くらい歩き小至仏山

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階段が本当にありがたい。

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オヤマ沢田代の湿原は草紅葉が始まっていた。
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樹林帯が始まる。

ガスも抜けて日差しが出てくる。

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標高が下がったのを皮膚で感じながら、

 

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黙々と鳩待峠を目指す。

心の中で唱える言葉はただ一つ(^^)

 

午後2時20分、下山。

そして!

 

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下山後の生ビール幸せ!

ついおかわりしたくなってしまうが、ここからまた山ノ鼻まで1時間ほど歩かなければならないので、グッと堪える。

フワフワと夢見心地の足取りで本日2回目の木道を歩く。

木道は乾いていて、朝よりずっと歩きやすかった。

 

午後3時50分、テント 場に到着。

それぞれ身支度を整えて、売店にビールを調達に行く。

そして4時30分、楽しい宴の始まり!

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楽しい時間はあっという間に過ぎ、21時にお開き。

ちなみにテント場はほかに2張りのみ。

大声を出さないように洗面を済ませて、翌朝の天気を想いながら就寝。

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翌朝7時に起こされる。

雨は降っていないが、風は強く唸っている。

山小屋の方に聞いたところ、今日はずっと雨と風の予報とのこと。

 

せっかくアヤメ平に登っても、ガスガスの強風だったら楽しくなさそう。

しかも。

 

「夜、熊の鳴き声聞いちゃった…」とビビっている人約1名。

熊の鳴き声ってどんな声?とか突っ込みながらも、本日はまったり撤収して下山することに。

 

強風、そして時折ザッと雨が降る中、荷物を屋根のある自炊場に置きながらテントを撤収。

仲間の1人は油断してテントを飛ばされた💦

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8時過ぎには撤収を完了し、隣にある休憩所で朝ごはん。

 

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10時20分のバスに乗りたいので、8時45分にはここを出発することに。

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黙々と歩き、約1時間で鳩待峠に到着。

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すると、この時間を待つことなく乗合タクシーが出てくれることに。

息を整える間もなくタクシーに乗り駐車場へ。

なんとか無事に帰ってこられたことを喜び、汗を流しに沼田方面へ車を走らせた。

 

昨年オープンしたという新しい温泉でさっぱりし、

そばの田園プラザでお昼ごはんと激安お野菜を買い求め、

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関越道を快適にドライブして帰宅したのであった。

 

あー、テント 泊って本当に楽しい(^^)

 

↓友達が聞いた熊の鳴き声はこれだったとのこと。

https://youtu.be/blmCwVPGFik

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020.8.7-8雨飾山②登山編

前日、キャンプをしながらも途中何度が雨に降られ、予報が当たらなかったことを少し嘆いたが、

寝ている最中も雨音で目が覚める感じだった。

 

予定通り4時に目を覚ますも、パラパラとテントを叩く雨。

 

誰ともなく二度寝をする。いつの間にか消えた雨音。

「どーする?」

「どーしよーか。」

 

結論の出ない沈黙ののち、

「今降って無いなら、行こうよ。」

 

はい決定!

こういう人がいてよかった(笑)

 

そそくさと支度を始め、5時15分、登山スタート。

 

登り口にある休憩所で登山届を提出し、友人はいざという時のために携帯トイレを購入。(500円/1個)

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登山口から数十メートルのところに回収箱もある。

 

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最初は湿原のような平らなところを歩いていく。

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このプレートが400メートルおきに設置されているらしい。

急登が始まるところがたしか2/11だったから、スタートして約800メートルは湿原地帯ということか。

 

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急登が始まる。樹林帯なので景色はない。

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坂続きで汗もビッチョリ。

1時間くらい歩いたところで朝ご飯休憩をとる。

さらに歩いてやっと平らなところに出たか、と思ったら

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(コース上唯一の携帯トイレブース)
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そこからまさかの激下り。

 

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たしかこの先に荒菅沢という休憩ポイントがあるはずなんだけど、まさかあのはるか下に聞こえるのがそれ?

 

雨飾山は2000メートルに満たないので、頭に入れてきた地図と高度計を見ながら、なんとなく心に余裕を持っていた。しかし。

今まで登ってきた分をチャラにされてしまったかのような激下りに心が萎えていく。

 

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スタートして約2時間。7時15分荒菅沢到着。

遠くに布団菱と残った雪溪も見渡せた。

 

ここの水はどうやら飲めるらしいので補給する。

雑味のない冷たい美味しい水だ。

雪溪の先の稜線…まさかあんなところまではいかないよね?

登れる気がしないよ。

心の声が表に出てしまう。

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どれが山頂なのかわからなかったので補給を終えた後とりあえず先へ進むことにする。

ここからまた激しい登り。

 

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空が近くなって来ているのは感じるが、荒菅沢から山頂がこんなに遠いとは思わなかったので、読図をもっと勉強しなければ、と反省しつつ斜面と向き合った。

 

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荒菅沢から40分、やっと稜線に出る。

しかし眺望はない。

かろうじて広がるお花畑をカメラに収める。

 

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距離を表す道標も8/11を過ぎたし、山頂はもう直ぐか?と思ったら現れたのがこの岩場。

 

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ポールを畳んで力を振り絞る。

この先もはしごがいくつかあったりして、険しいところが続いた。

 

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9/11に来たところてたまらず、

「ごめん座らせてー⤵︎」と休憩を申し出た。

残り800メートルがどうしても続かない。

足をしばし休めて、見えない山頂に向かって再びポールを出し歩き出す。

 

晴れていればここは気持ち良い稜線歩きが堪能出来たはずだった。しかし今の私には、「晴れた日にもう一度登りたい」という余裕は無かった(笑)

 

 

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登山開始からちょうど4時間。

9時15分山頂到着。

山頂は強風に見舞われていた。

しかし、かろうじて植林で守られていたスペースで、補給休憩をとることに。

 

山頂はこの時間にしては多くの人々がいた。さらに続々と登って来ていた。

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急いでいたわけではないが、体が冷えて来たので10時前には下山を開始する。

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時折吹く強風で体が震え出した。友人たちを振り返る余裕もなく、ひたすら先へ。

標高が下がると風も和らぎ、体の震えが治まった。

防寒具を着ていても汗冷えは危険だと思った。

 

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11時25分、荒菅沢に到着。

ここからまた激登りが待っていると思い、しっかり足を休める。

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顔を洗ってクールダウン。

登って来た山頂もすっかりガスの中。

登れる気がしなかったあのあたりまで行けたんだねー、と自分を褒めてあげたい。

 

さ、ここからもう一山越えてキャンプ場に戻る。

ところが、激登りだと覚悟していたはずのところは意外とそうでもなく、

その先の下り道の方が長く感じた。

 

13時、キャンプ場到着。

ちょうど湿原を歩いているあたりから雨が降り出した。

もう雨なのか汗なのかわからない全身ずぶ濡れ状態だったので、一服したあとテントを撤収し、

キャンプ場でもらった割引券が使える“サンテインおたり”でリフレッシュして、

 

帰路に着いたのであった。