モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2021.3.27-28六甲山縦走①(塩屋駅から馬の背まで)

緊急事態宣言によりステイホームを強いられ、爆発しそうな山への欲望を、どうしたら晴らせるだろうかと日々スマホ検索していた2月下旬。

 

私のアンテナに引っかかったのはこの山域だった。

ちょうど『孤高の人』を読んだところだったのと、ルート上にあるホテルが年度末で閉鎖されてしまう、ということが後押しになり、気が付くと3月最後の週末の夜行バスとホテルの宿泊予約を入れていた。

 

水曜日のミツバ岳登山で体力と装備の確認を済ませ、

予定通り旅は始まった。

金曜日、東京22時50分発の大阪行夜行バスに乗り込む。

素泊まりのため夕食に用意したレトルト食品以外の食料や水はスタート地点である山陽本線塩屋駅のコンビニで仕入れることにし、荷物はいつもの30Lのリュックに収まった。

 

朝6時20分、予定より早く大阪に着く。

7時06分発の快速に乗れれば8時過ぎにはスタート出来るだろう。

 

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コンビニで水を2本、大きなおにぎり2個、補助食として菓子パンを2個購入。

小さな商店街を抜けて、街中に入ると案内版などが少なく不安になるが、スマホアプリを駆使し住宅街の坂道に入る手前で体制を整える。

 

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坂のない町に住む私にとって驚異的な急斜面の住宅地を登っていくと、どうやら登山ルートに入ったようだ。

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舗装路はすぐに登山道へと変わっていった。

 

最初に目指すのは旗振山。

お米の相場を知らせるために旗を振った、という謂れのある山。

8時30分ともなれば気持ちの良い朝の散歩をする人々がたくさん。

ご近所さんなのか、自分の装備が過剰に見えるくらい軽装の方々が軽やかに歩いていた。

 

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20分ほど歩くと人工物が。

ふもとからロープウェイも延びている山上の遊園地のようだ。

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その先に旗振小屋。

春先の霞んだ空気の先に明石海峡大橋がちゃんと見えた。

 

さて、次は鉢伏山

道標の通りに進む。山頂は気持ち良い桜の広場。

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公園内をおにぎりを頬ばりながら歩く。

須磨裏山上遊園の中をやや迷いつつ旗振小屋まで戻って、次の鉄拐山へ。

 

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左手に住宅地、右手に海、という地図でイメージした通りの稜線を気持ちよく歩く。

9時30分鉄拐山到着。

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海側に広がる景色に圧倒される。

ベンチに座ってゆっくりコーヒーを飲んでいる人を見て、心から羨ましく思う。

 

私は、と言えばまだまだ序盤。

歩けるうちに先へ進まないとならない。

次の栂尾山(とがのおさん)へ向けて止まらずに進む。

ここから、激しいアップダウンが始まる。

まずは高倉台

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このオブジェのように、埋立地開発のため削られて住宅地となっている街を通過する。

団地内に公園の水飲み場があったので、念のため半分くらい減ったペットボトルを満タンにする。

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400段ほどあるのかな?この階段がキツい。

踊り場ごとに立ち止まってしまう。

でも階段が終わるとすぐ

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栂尾山頂。10時20分。

この辺りから足の小指が痛くなってきた。下りの時に靴に当たって痛む。

靴紐を調整しながら先へ。

次の横尾山へはすぐに着いた。

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下りながら、登山道の土質が変わったな、と思ったら、

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馬の背到着。

突然現れる荒々しい岩肌に緊張が走る。

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ルートを間違えなければ危険なことは無いので、短いけれど慎重に。

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全山縦走前半のハイライトのひとつを無事にクリアし、次の目的地、高取山へと向かう。

地図を広げて確認すると、この先が住宅地を4キロほど歩くキモとなっているらしい。

拡大化され詳しく載っている地図を片手に、馬の背からの下山道を歩いた。

 

→続く

 

 

 

 

 

 

 

 

2021.3.24ミツバ岳

延長された緊急事態宣言が明け、やっと山に登れる!と喜び選んだのはこちら。

 

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実は3月下旬に遠征登山を計画している私。

しかし緊急事態で山の世界から2ヶ月半も離れていて、いきなりロング縦走は危険なのでは?と思い、

装備や体力の確認を兼ねて3時間くらいで歩ける山を探していた。

そこにツイートで流れてきたのがこの山だった。

 


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場所は自宅から車で約2時間の西丹沢。

夕方から少し仕事に顔を出さなくてはいけなかったので、

気持ちは少し前のめりだった。

丹沢湖沿いの登山口に一番近い鳥の沢駐車場は満車。

一つ先の駐車場に止めて8分ほど歩いて引き返し、9時38分登山口に入る。


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すぐに始まるつづら折りの道。

滝の音はすぐに聞こえなくなった。
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登山口から約15分。

ミツマタがちらほら。

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思わず足を止めてシャッターを切りまくるが、まだまだこの山の本気はこんなもんじゃない。

もくもくとつづらの道を進むと

植生がかわり、山頂が近づいてくる。

やや道がわかりづらくなったけれど、とにかく高いところを目指して行けば、
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10時40分、そこが山頂!

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満開を少し過ぎているようだったが、近くで見ても離れて見てもその華やかさを楽しめるミツマタの群生。

西の方角にはくっきりと富士山も!

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山頂は広く、のんびりと休憩出来そうだ。

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しかし私はすぐさま来た道を引き返す。

登り約60分、下り約40分で、

下山完了。


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駐車場近くにあった桜も見頃。

弾む息を整えながら、車に乗り込み、渋滞の無い東名高速を快適に走破して、

午後2時には自宅近くのスーパーで買い物をすることができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

2021.1.19前十字靭帯断裂〜卒業

前回の診察から6ヶ月。

前十字靭帯断裂再建手術をしてからマル2年がたった。

 

いつものようにレントゲンを撮影し、診察を受ける。

 

何か不具合は?と聞かれ、

全く問題ありません。と答える。

 

屈伸とひねり、靭帯のつながり具合を確認され、

 

「しっかりつながってますね。問題ありません。」

とお墨付きをいただく。

 

「回復としたらずいぶん順調な方です。

山登り以外のスポーツもやって構いませんが、ブランクがあるので最初は注意して下さい。

また何かあったらいつでもお越し下さいね。」

 

本日をもって無事に卒業となった。

 

 

振り返るとあっという間の2年間だった。

リハビリしている最中は、ほんの数センチの曲がりに一喜一憂し、

もう正座なんて一生出来なくなってしまうのかと思ったが、

今や“手術したのはどっちの足だったっけ?”となるくらい、日々の生活には支障はない。

 

ただし、例えば寒い日や、ずっと同じ姿勢から動き出す時などは油が足りない感がある。

しゃがんだところから立ち上がるときには、膝の中が“ギギギギ”と鳴るし。

 

それは、あれだけの大きな怪我と手術をしたのだから、元通りにならないのは当然だと思うので、仲良く付き合っていこうと思う。

 

ただ、これからは特に用心して、

同じような怪我をしないように山登りや他のレジャーを楽しんでいきたい。

 

#前十字靭帯断裂

 

 

2021.1.4登り初め御岳山大岳山日の出山

明けましておめでとうございます。

御用初めに休暇を入れて、登り初めはこちら。

 

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今回は茨城の友も行けることになったので、集合時間を遅らせ、バスを使って登山口までアプローチ。

御岳駅を8時30分に出発し、10分ほどでケーブル乗り場(登山口)着。は、早い…。

 

そこで諸々の支度を済ませて8時55分登山開始。

 

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それぞれの年末年始について愚痴ったりしながら、ここまで約1時間かかってしまった。

集落に入ると、お休みのお店にセルフサービスの玉こんが。

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朝ごはんを食べていない友が購入。湯気が暖かい。

 

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平日のためか人もまばらで静かな境内。

御朱印は1月いっぱいは別紙配布(500円)ということで値上がりしていた。

 

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奥にある山頂。

いくつかのお社が改装工事中。

 

いつもは御朱印待ちの時間がちょうどブレイクになったのだけれど、今回はそれが無かったので、

お詣りを済ませてから先へ。

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いつか奥の院にも行ってみたい。

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確かこの辺にキレイなお手洗いがあったはず…と思いながら歩く。

思ったより離れた場所に発見。境内を出てから20分くらいあったかな?

そこでお手洗い休憩。

 

さらに進むと…

 

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なんとカモシカが!

丑年にウシ科のカモシカに出会えて幸先がいい。まだ子供のようだったが静かに草を食んでいた。

 

それにしても暖かい。

ロックガーデン綾広の滝の先からつながる水場は枯れ、

いつもなら凍っている湧き水の水溜りもそのまま流れてぬかるんでいる。

 

カサカサの落ち葉を踏みしめながら北側斜面をつづらに登る。

 

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芥場峠11時15分。
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この場所は毎年写真に撮りたくなる大岳山の全景だ。

 

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大岳神社下の休業中の山荘は、そのまま廃墟になってしまうのかと思ったが、青シートがかけられて人が入っていた。

ここは展望も良いので営業が再開されたら嬉しい。

 

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12時10分山頂到着。

見事な富士山が迎えてくれた。

 

絶景を楽しみながらカップラーメンのランチをいたたく。

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さて。

この先の行程なのですが…。

 

毎年行っていた奥多摩駅の“もえぎの湯”は、なんと月曜日が定休日ということにここで気づいてしまった。

 

お風呂はやめるか、コース変更するか。

検討した結果、

 

コース変更して日の出山からつるつる温泉へと向かうことに決定。

 

絶景に後ろ髪を引かれる思いで撤収し、12時50分、山頂から来た道を戻る。

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同じ道でも趣きが変わって面白い。

 

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14時20分.神社下の日の出山分岐到着。

 

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宿坊街を抜け、

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5年ぶりの懐かしい道をしみじみ歩きながら、

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15時05分誰もいない山頂に到着。

日の出山自体は違うルートで何度も登っているので、この時間でも特に不安は無い。

山頂で関東平野や、大岳山の景色を楽しみ、

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速やかに下山。

そろそろ足も疲れてきた。

 

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杉林の薄暗い道をなんとか無事に下りおえ、

16時05分登山口に到着。

 

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あとは舗装路を15分ほど歩くと

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本日のゴール、つるつる温泉に到着。

ホッとしたのも束の間、実は武蔵五日市駅までの路線バスの時間が合わず、

17時30分にのに乗らなくてはならないことがわかり、

駆け足でお風呂をいただき、

ご時世で静かにロビーで缶ビールを買って、お互いの健闘を讃えたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020.12.31伊豆ヶ岳〜子の権現

今年はコロナ禍で思った登山が出来なかったわりに、大好きな低山にはアタックすることが出来て嬉しかった。

そんな2020年を締め括るのはこちら。

 

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なんだかんだで大晦日になってしまったが(笑)、新年を迎える準備も整ったので始発に乗って正丸駅へ向かう。

 

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登り納めと言えば2年前の前十字靭帯断裂のケガをした表尾根登山がトラウマ。

この後単独登山も何度もして来たが、やはり何事もなく歩き終えられるよう緊張する。

駅前の登山ポストに届けを出して午前8時出発。

 

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中丸屋さんはコロナの期間中は休業だそうだ。

約20分歩いて民家の先にある正丸峠に向かう登山道に入る。

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枯れた沢沿いに歩く。

滲み出た水も凍らない気温。

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約25分歩いてお茶屋までの急な階段を登ると正丸峠到着。

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前日の雨が空気の汚れを流してくれたのか、気持ちよい空がどこまでも広がる。

 

大きく深呼吸して先へ。

 

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6回目?くらいとなるこのコース、葉の落ちたこの時期に歩くのは久しぶり。

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太陽に導かれるように細く続く山道を進んでいく。

小高山、五輪山…と続くはずが、巻道の案内。

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登れないこともなかったが、素直に巻く(笑)。

そこを過ぎるとすぐ伊豆ヶ岳の男坂分岐。

自己責任のこの岩壁、私は行ったことが無い。

今回もスルー。

女坂も崩落しているようで、関東ふれあいの道を辿る。

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午前9時40分、山頂到着。

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昔はお茶屋まであったという少し広い山頂には、まだだれも“いず”(笑)。

日差しが温かったが、休憩はこの先でとることにし、

360度広がる晴れやかな眺望を堪能。

 

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ここからはアップダウンの繰り返し。

枯葉に埋もれて滑りやすく歩きづらい斜面をグッと下り、

 

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グッと登り返してたどり着いたのは

 

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3年ぶりともなると、山頂標や道標も新しくなって気持ちいい。

尾根道のため時折吹く風が冷たく、

東屋で荷物を下ろし休憩。

今回、ポットに入れて来たのは具無しのお味噌汁。

程よい塩気と温かさが心をほぐしてくれる。

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ここからまた、グッと斜面を下る。滑りやすくてペースがおちる。

でもこんな素敵な景色に出逢わせてくれる。

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アップダウンを繰り返し、ひたすら続く一本道。

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樹林帯が途切れた、と思ったらそこは鉄塔跡。

3年前より手が入り、ハイキングコースというものが出来たらしい。

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軽自動車が1台通れるような平らな道が、アップダウンの山道と平行して作られている。

 

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平らな道にはトラロープが張られていたりして、果たして歩いていい道だったのかわからないのだが、

踏み跡の通り、斜面を下って行ってしまい、

そのバイパスに出てホッとするような場所が1ヶ所あった。

あんなコース、記憶に無いから、本当は下りではなく登っていく道を歩くのが正解だったのだろう。

バイパスは無事本道に合流し、

その先も二手に分かれたりしながら、

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午前11時20分、天目指峠到着。陽の当たらない東屋で風を避けながら補給休憩。

握って来た梅おにぎりのクエン酸が染みる。

それにしても、ポットのお味噌汁は優勝だな!

 

風と言うより日陰のためか、体が冷えて来たので10分ほどで休憩を終え、最終目的地子の権現までもうひと歩き。

 

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ここに来てのアップダウンがこのコースのキモであるわけだが、

なんとなく先が見えて来たので辛くない。

 

4つほどのピークを越え、午後0時20分f:id:jzm02454:20210115124606j:image

子の権現到着。

子年の登り初めと登り納めをここで出来てよかった。


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御朱印をいただき、古いお守りを納め、

お詣りと鐘撞き。

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晦日の静かな境内はさしづめ、嵐の前の静けさ、といったところか。

あとは吾野駅に向かって下るだけ。

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陽の当たらない道をジグザグ歩き、

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午後1時05分、表参道入り口に到着。

あとは車道が3キロほど続く。

いつもならここにある有名なうどん屋【浅見茶屋】で昼食をお世話になるのだが、

今年の営業は29日までだったので、古民家の写真だけ撮らせてもらう。

 

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スマホもアンテナが立ち、帰りの時刻表を確認。

どうやら午後2時09分の電車に乗れそうだ。

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午後1時50分、吾野駅到着。

晦日まで開けてくれている駅前のお店でご褒美を買い、

今年一年、無事に登山を楽しめたことにこっそり乾杯した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020.12.6関八州見晴台からユガテ

そういえば、西武線沿線の山にしばらく登ってないことに気づいた。

本当は武甲山に行きたかったのだが、下山後に利用する秩父鉄道がコロナ禍の影響で間引き運転をしており、接続がよくない。

ならば、と地図を眺めて行先を探して、決めたのはこちら。

 

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先週の登山で知り合ったおじさまから声をかけていただき、いつもより長いコースを歩くことに。

 

始発で西吾野駅に向かう。

山間のこの駅は降車すると寒さが違う。

落ち葉にもすっかり霜が。

 

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舗装路を20分くらい歩き、8時15分パノラマコースから山道へ。

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最初は作業路のような道も、そのうち狭くなり

、角度もついてくる。

 

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根っこが作る階段を小股で登りながら、9時ころ

 

見覚えのあるお地蔵様に到着。

 

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さらに樹林帯の道を約30分ほどすすみ、

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関東三大不動の一つ、名刹高山不動に到着。

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ギリギリ紅葉も残っていて、青い空に映えた美しい写真である。

本堂をゆっくり鑑賞し、お手洗いを済ませて先へ。

 

 

見晴台に行く手前の林道にあった崩れたお茶屋さんは?

なんと、焼失してしまったらしい。

 

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山頂までもう一息 

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10時10分、山頂到着。

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絶好の登山日和。

丹沢方面に向けて幾重にも重なった山並みが美しい。

 

 

パシャパシャと写真を撮って、この先のはじめてのコースを進む。

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奥武蔵グリーンラインと並行している登山道は要所要所で車道を渡り、歩きやすかった。

 

11時45分顔振峠

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ドライブスポットには自転車乗りやバイク乗りが多く休憩していた。

 

 

私たちは、このまま諏訪神社まで歩き、お昼休憩。

 

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日差しが当たると温かく気持ち良い。

フリーズドライのお汁粉をいただき、パワー満タン。

40分ほど休んだあと、後半戦に向けて出発。

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地図を見ていて、不思議な名前だなー、と気になっていた“ユガテ”というところに向けて進む。

 

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途中通過した、電波塔の跡地は視界がグッと開けて印象的だった。

 

よく歩かれ、道標もたくさんあるルートもそろそろ下りが多くなってきたな、といったところで、2時15分ユガテ到着。

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山間に突然現れる集落。

今の季節はみかんや柚子が実り、ここだけ時間が止まっているかのような風景。

お手洗いを拝借し、写真休憩。

 

あとは東吾野駅に向かって下山する。

 

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約45分歩いてこちら側の登山口福徳寺に到着。ここも手入れの行き届いた由緒あるお寺。

 

さて、ここから駅までは20分ほどなのだが、同行者のたっての希望で、材木を扱う場所の一角に作られた雑貨屋兼カフェで一服。

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お高い(笑)おかげで長居することなく、電車の時刻に合わせて退店し、気持ちよく締めることができたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020.11.29扇山百蔵山

天気の良さそうな日曜日。

キラキラと輝く秋の山を求めて、次に選んだのはこちら。

 

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(下山後振り返って撮影。)

 

6年ぶり2回目のこの山。

中央線沿いに並んでいるこの2つの山は、駅から歩くことも出来るがアプローチが長く、私は鳥沢駅からバス(8時34分発)に乗って終点の犬目からスタートする行き方にしている。

しかも、バスの時間と電車の到着時間がぴったりなので非常に便利。

 

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ふもとの集落を20分ほどグングンと進み、終点の犬目に着いたのは9時ころ。

支度を整えて、車道の先にある入口から山に入った。
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地味なつづらの斜面をしみじみと登っていく。

6年ぶりとなるとほとんど初めてに等しく、わずかな記憶を思い出しながら歩いた。

 

一緒のバスに乗ってスタートした数人からどんどん抜かされる。

ペースもあがらないのが悔しい。

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道標が立ついくつかのポイントを越えて、

10時25分、扇山山頂到達。

 

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絶景!

清々しい景色が広がる。

扇山の山頂は広くて樹木も無く、ベンチもたくさんあっていつまでもそこに居たくなる。

 

しかし、自分の遅いペースのことを考えて、軽く補給したのちに先へ進むことにする。

 

 

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ガンガンと下って行く。

尾根伝いにつながっているわけではないので、登った分下って、また登り返すわけだ。

それがこのコースの肝である。

 

 

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高度を下げると平坦な道になり、ぐるっと回る感じでコースがつけられている。

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約1時間20分ほど歩くと、2つ目の百蔵山の斜面に取り付く。

ここから約30分ほど斜面を登り

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12時20分山頂到着。

思っていたより縦走路が長かった。

百蔵山の急斜面はなんとなく記憶にあったけれど。

 

百蔵山はたくさんの人たちで賑わっていた。

私も大月の街を見下ろす場所でゆっくりお昼休憩。

昼を回って残念ながら富士山は雲に隠れてしまった。

 

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約30分ほど休み、猿橋駅に向けて下山を始める。

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南に面した歩きやすい斜面を30分ほど下ると水場があり、自宅へプラティパスに汲む。

そして、その先に分岐点があり、私は親切な登山者から無料のトイレの方を案内され、左手に進んだ。

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するとそこはすでにお寺かなにかの敷地内のようで、すぐに舗装路になった。

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猿橋駅に近づくと案内板がたくさんつけられていた。

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ふもとにある総合スポーツ施設の駐車場に車を置いてピストンする人もいるらしい。

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舗装路を歩くこと約50分。ようやく駅前にたどり着き、コンビニでご褒美を買い、約30分後の電車を待ちながら乾杯したのであった。

 

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