そういえば、西武線沿線の山にしばらく登ってないことに気づいた。
本当は武甲山に行きたかったのだが、下山後に利用する秩父鉄道がコロナ禍の影響で間引き運転をしており、接続がよくない。
ならば、と地図を眺めて行先を探して、決めたのはこちら。
先週の登山で知り合ったおじさまから声をかけていただき、いつもより長いコースを歩くことに。
始発で西吾野駅に向かう。
山間のこの駅は降車すると寒さが違う。
落ち葉にもすっかり霜が。
舗装路を20分くらい歩き、8時15分パノラマコースから山道へ。
最初は作業路のような道も、そのうち狭くなり
、角度もついてくる。
根っこが作る階段を小股で登りながら、9時ころ
見覚えのあるお地蔵様に到着。
さらに樹林帯の道を約30分ほどすすみ、
ギリギリ紅葉も残っていて、青い空に映えた美しい写真である。
本堂をゆっくり鑑賞し、お手洗いを済ませて先へ。
見晴台に行く手前の林道にあった崩れたお茶屋さんは?
なんと、焼失してしまったらしい。
山頂までもう一息
10時10分、山頂到着。
絶好の登山日和。
丹沢方面に向けて幾重にも重なった山並みが美しい。
パシャパシャと写真を撮って、この先のはじめてのコースを進む。
奥武蔵グリーンラインと並行している登山道は要所要所で車道を渡り、歩きやすかった。
11時45分顔振峠。
ドライブスポットには自転車乗りやバイク乗りが多く休憩していた。
私たちは、このまま諏訪神社まで歩き、お昼休憩。
日差しが当たると温かく気持ち良い。
フリーズドライのお汁粉をいただき、パワー満タン。
40分ほど休んだあと、後半戦に向けて出発。
地図を見ていて、不思議な名前だなー、と気になっていた“ユガテ”というところに向けて進む。
途中通過した、電波塔の跡地は視界がグッと開けて印象的だった。
よく歩かれ、道標もたくさんあるルートもそろそろ下りが多くなってきたな、といったところで、2時15分ユガテ到着。
山間に突然現れる集落。
今の季節はみかんや柚子が実り、ここだけ時間が止まっているかのような風景。
お手洗いを拝借し、写真休憩。
あとは東吾野駅に向かって下山する。
約45分歩いてこちら側の登山口福徳寺に到着。ここも手入れの行き届いた由緒あるお寺。
さて、ここから駅までは20分ほどなのだが、同行者のたっての希望で、材木を扱う場所の一角に作られた雑貨屋兼カフェで一服。
お高い(笑)おかげで長居することなく、電車の時刻に合わせて退店し、気持ちよく締めることができたのであった。