モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2020.12.31伊豆ヶ岳〜子の権現

今年はコロナ禍で思った登山が出来なかったわりに、大好きな低山にはアタックすることが出来て嬉しかった。

そんな2020年を締め括るのはこちら。

 

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なんだかんだで大晦日になってしまったが(笑)、新年を迎える準備も整ったので始発に乗って正丸駅へ向かう。

 

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登り納めと言えば2年前の前十字靭帯断裂のケガをした表尾根登山がトラウマ。

この後単独登山も何度もして来たが、やはり何事もなく歩き終えられるよう緊張する。

駅前の登山ポストに届けを出して午前8時出発。

 

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中丸屋さんはコロナの期間中は休業だそうだ。

約20分歩いて民家の先にある正丸峠に向かう登山道に入る。

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枯れた沢沿いに歩く。

滲み出た水も凍らない気温。

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約25分歩いてお茶屋までの急な階段を登ると正丸峠到着。

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前日の雨が空気の汚れを流してくれたのか、気持ちよい空がどこまでも広がる。

 

大きく深呼吸して先へ。

 

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6回目?くらいとなるこのコース、葉の落ちたこの時期に歩くのは久しぶり。

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太陽に導かれるように細く続く山道を進んでいく。

小高山、五輪山…と続くはずが、巻道の案内。

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登れないこともなかったが、素直に巻く(笑)。

そこを過ぎるとすぐ伊豆ヶ岳の男坂分岐。

自己責任のこの岩壁、私は行ったことが無い。

今回もスルー。

女坂も崩落しているようで、関東ふれあいの道を辿る。

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午前9時40分、山頂到着。

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昔はお茶屋まであったという少し広い山頂には、まだだれも“いず”(笑)。

日差しが温かったが、休憩はこの先でとることにし、

360度広がる晴れやかな眺望を堪能。

 

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ここからはアップダウンの繰り返し。

枯葉に埋もれて滑りやすく歩きづらい斜面をグッと下り、

 

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グッと登り返してたどり着いたのは

 

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3年ぶりともなると、山頂標や道標も新しくなって気持ちいい。

尾根道のため時折吹く風が冷たく、

東屋で荷物を下ろし休憩。

今回、ポットに入れて来たのは具無しのお味噌汁。

程よい塩気と温かさが心をほぐしてくれる。

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ここからまた、グッと斜面を下る。滑りやすくてペースがおちる。

でもこんな素敵な景色に出逢わせてくれる。

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アップダウンを繰り返し、ひたすら続く一本道。

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樹林帯が途切れた、と思ったらそこは鉄塔跡。

3年前より手が入り、ハイキングコースというものが出来たらしい。

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軽自動車が1台通れるような平らな道が、アップダウンの山道と平行して作られている。

 

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平らな道にはトラロープが張られていたりして、果たして歩いていい道だったのかわからないのだが、

踏み跡の通り、斜面を下って行ってしまい、

そのバイパスに出てホッとするような場所が1ヶ所あった。

あんなコース、記憶に無いから、本当は下りではなく登っていく道を歩くのが正解だったのだろう。

バイパスは無事本道に合流し、

その先も二手に分かれたりしながら、

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午前11時20分、天目指峠到着。陽の当たらない東屋で風を避けながら補給休憩。

握って来た梅おにぎりのクエン酸が染みる。

それにしても、ポットのお味噌汁は優勝だな!

 

風と言うより日陰のためか、体が冷えて来たので10分ほどで休憩を終え、最終目的地子の権現までもうひと歩き。

 

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ここに来てのアップダウンがこのコースのキモであるわけだが、

なんとなく先が見えて来たので辛くない。

 

4つほどのピークを越え、午後0時20分f:id:jzm02454:20210115124606j:image

子の権現到着。

子年の登り初めと登り納めをここで出来てよかった。


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御朱印をいただき、古いお守りを納め、

お詣りと鐘撞き。

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晦日の静かな境内はさしづめ、嵐の前の静けさ、といったところか。

あとは吾野駅に向かって下るだけ。

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陽の当たらない道をジグザグ歩き、

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午後1時05分、表参道入り口に到着。

あとは車道が3キロほど続く。

いつもならここにある有名なうどん屋【浅見茶屋】で昼食をお世話になるのだが、

今年の営業は29日までだったので、古民家の写真だけ撮らせてもらう。

 

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スマホもアンテナが立ち、帰りの時刻表を確認。

どうやら午後2時09分の電車に乗れそうだ。

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午後1時50分、吾野駅到着。

晦日まで開けてくれている駅前のお店でご褒美を買い、

今年一年、無事に登山を楽しめたことにこっそり乾杯した。