今年のテン泊納めはこちら。
テント装備を担いで行くテン泊登山ではないが、キャンプも楽しんで登山も楽しむという最高のテン泊納め。
ここは最近アニメに登場したとかで聖地と呼ばれており、2つあるキャンプ場のうち一つは平日にも関わらず賑わっていた。
私たちは車で入れる整ったオートキャンプ場にお世話になった。
まずは四尾連湖畔をぐるっと一周。
今回はタープを使わずに、暮れ行く空を存分に味わった。
夕飯はキムチ鍋。
スキレットでは砂肝を炒める。
飲んべえたちの夜は楽しく更けて行った。
翌朝は6時に起床。
軽くお腹に入れて6時30分登山スタート
ツヅラの道で高度を稼ぐ。
約30分ほどで稜線へ。
印象深い痩せ尾根。
ここから見下ろす谷筋には幾つも獣道が走っていた。
長い稜線歩きが終わり、7時48分最後の急登に取り付く。
8時過ぎ蛾ケ岳山頂到着。
逆光の富士山はくっきりとシルエット。
稜線の途中から覗いた雪を被ったアルプスの山々が、白根三山や甲斐駒ヶ岳だったと判明。
雲一つない絶景をひとしきり堪能して10分ほどで下山を開始する。
途中まで来た道を引き返すが、帰りは大畠山コースから回り込む。
往復3時間ほどの朝のお散歩登山は、冬を迎えたピリッとした空気と、終わりかけの紅葉の豊かな輝きに心が満たされた登山だった。
チェックアウトが遅いので、テン場に10時ころ戻って朝ごはんにする。
昨日の残りにうどんを入れて。
さ、帰りは絶景が有名な温泉に寄るのでそろそろ撤収しましょうか。
12時過ぎにテント場をあとにする。
静かで設備も整った素敵なキャンプ場だった。
ただし便座ヒーター付きの公衆トイレは冬季閉鎖になるのでご注意を。
湖手前にある水場で自宅用にお水をたっぷり持ち帰る。
これも車利用だからこそ。
眼下に広がる甲府市の街並みを優雅に眺めながら、のんびりと汗を流し、
昨日見つけた馬肉屋さんで馬刺しをお土産に購入して、渋滞の始まった中央道に乗ったのであった。