モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2022.6.26-27テン泊初め黒百合ヒュッテ&にゅう

コロナ禍から、山小屋やテント泊を取り巻く事情は様変わりした。

しかし、2年が過ぎて対応策も練られ、やっとまたテン泊登山を楽しめるようになったと思う。

 

今年テン泊一発目に選んだのはこちら。

 

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北八ヶ岳は個性的な山小屋が多く、そのほとんどが予約制となった昨今、

テント場は予約不要、となっているということで、こちらを拠点に、天狗岳とにゅうを登ろう、と計画。

 

仕事を持つ友人たちが月曜日に休みをとってくれ、日月という並びでお世話になった。

東京駅に6時集合し、渋滞が始まる前に中央道で首都圏を抜ける。

目指すは白駒池駐車場(1日600円)。

ちなみに少し手前の麦草峠駐車場(無料)は9時頃の段階でほぼ満車だった。

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東京はムシムシと空気が重く、早朝でも気温が下がりきらなかったのに対し、

標高が2100メートルのここは、気温が16度を指していた。

風も吹いて涼しい。(いや、寒い)

 

お手洗いを借り、支度をして9時25分歩き始める。

白駒池までは遊歩道が整備され、観光客もたくさん。

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実は今回の旅にはミッションがあって。f:id:jzm02454:20220710193131j:image

その名も『北八ヶ岳の山小屋グルメを満喫しよう!』

駐車場から歩いて約1時間ほどで高見石小屋到着。

多くの登山客がくつろいでいる。

そして私たちもレジャーシートを広げて大きなザックを降ろし、

まずは注文を。

目当てはもちろん!

 

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この日は揚げパン5個セットのみの販売(900円)。

2個ずつしか買えない、と思っていて、選びきれない〜と迷っていたのでこれは嬉しい。

しかも、

5個ぺろっと平らげてしまった(笑)

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腹ごなしに小屋奥の高見石に登る。

 

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白駒池の展望台であるこの岩場からの景色は…

 

驚きの白さ!(笑)

 

ちょうど雲の高さに来たんだな。

心の眼で眺望を楽しみ(笑)、私たちは次の目的地黒百合ヒュッテに向けて出発。

 

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樹林帯で大きな石がゴロゴロの登山道をじわじわ登っていく。

下山組ともたくさんすれ違った。

 

景色は変わらないので、路傍の苔や花を愛でながら歩く。

 

 

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高見石小屋から約1時間10分。

空が近くなり、長い樹林帯からようやく稜線へ。

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12時45分中山展望台到着。

またもや驚きの白さ(笑)の広い岩場。

近くの中山山頂が樹林帯の中なので、ここは眺望のひらけるいいポイントらしかったが心の眼で見る(笑)

 

それにしても風も強い。

これはてんくらだったらCだな。

 

当初、私たちはこの日のうちに天狗岳まで登る予定だったが、この眺望と強風であっけなく断念を決めた。

 

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樹林帯の中の中山山頂を知らぬ間に通り過ぎ、

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大きな岩の急坂を下ると


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道はいつしか穏やかになっていた。

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分岐にしたがって歩いていると、また大きな岩が。
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ここが中山峠だった。ここから数分で目的地の黒百合ヒュッテだ。

高まる気持ちを押さえながら歩く。

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木道を歩くこと5分。13時32分黒百合ヒュッテ到着!
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噂通り、使用自由のパレットが点在している。

先客は昨日からの一張りのみで、私たちは好きな場所にテントを張ることができそうだった。

 

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パレットの上にそれぞれテントを下ろし、小屋でチェックインをする。

そして大事なもう一つのミッションへ!

 

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揚げパンをいただいて2時間しか経ってなかったのでシチュー単品と、ビールをロングで注文し、

山小屋のクオリティとは思えない美味しさのシチューを堪能した。

 

 

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さて、小屋を出てテントの設営だ。

小屋に近いベストポジションにパレットを並べる。

これがあるだけでテント生活は格段に快適になる。

 

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時折強い風が吹くが、ガイロープは石に繋げれば大丈夫な感じ。

我ながらキレイに張れた、と思いつつ、慣れない友人の展張を手伝いながら、

本日の宴会場も完成。

 

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まだまだ明るかったが、おめでたいことがあった仲間のお祝いと、今年の夏山との出会いを祈って乾杯‼️(15時)

 

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揃いも揃って酒豪の仲間たち。

食事は立派なつまみばかり(笑)

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まだまだ明るいのに(笑)、空き瓶がこんなに。
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そしてシメに作ったパスタがまた上手に出来て。
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20時には大人しく?就寝したのであった。

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続く→