朝一番でリハビリを受け、病院をあとにする。
リハビリに関して私は迷っていた。
入院した大学病院は自宅からはやや不便な場所にあり、リハビリとして頻繁に通うには少し負担になるな、ということ。
当初私は
「連携しているのでリハビリだけ家から近い病院に通ってもらうことも出来ますよ。」
と言われていたので、そのようにするつもりでいたのだが、
入院中毎日お世話になった大学病院の理学療法士の先生との良好な人間関係を築けたことがとても大きく感じられ、
またリハビリも週に1回でよい、とのことだったので、
リハビリも引き続き大学病院でお世話になることにした。
昨日休んだからか、その分力強くマッサージをしてもらい、可動域もムリムリッと広げてもらって、
歩行訓練をして本日のリハビリは終了。
「可動域も広がっているので大丈夫ですよ。」と嬉しいお言葉をいただき、
引き続き来週の予約を入れて部屋に戻る。
この理学療法士の先生も、両膝の靭帯を学生時代に断裂して手術、という経験をされており、
不安な患者の心理までも受け止めて下さることが私にはとてもありがたく感じられ、
信じてついていこう、と思っている。
部屋に戻るとお一人目の方の退院手続き中だった。
なんと今日同室で3人退院することになったので、
混乱しないといいな、と思っていたのだが、
一斉に、ではなく1人ずつ手続きを済ませていくスタイルのようだ。
私は3番目。
片付けも済ませたベッドでまったりと本を読みながら待つ。
迎えの夫も到着。
退院後の諸注意、次回の診察の予約、ベッド周りの忘れ物の確認を終え、会計を済ませてお世話になった看護師さんにお礼の挨拶をして帰宅。
曲がりやすくなった膝は車の乗り降りもしやすく、術後の回復を感じる。
そのまま片松葉でスーパーへ。
専門店が入った行きつけのショッピングモールは、ほんの2週間の間で店舗の入れ替えが激しく行われ、（時期的なことだろうが）
少ーーしだけ浦島状態だった。
13日ぶりの我が家。
入院前日に飾ったお花は見事にそのまま(笑)、
洗濯物は引き出しにしまわれずタンスの前に置かれたままであったが(笑)、
心配するほど乱れた様子もなく、
掃除は明日することにして、荷物を片付ける。
買い物で歩きすぎたか、わずかに疼痛あり。
のんびりと午後を過ごしているとあっという間に陽は傾いていた。
夫の強い希望で夕飯はお鍋。
久しぶりにビールなんぞもいただいて、留守中いろいろ不便をかけた家族をねぎらった。
