モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2021.1.19前十字靭帯断裂〜卒業

前回の診察から6ヶ月。

前十字靭帯断裂再建手術をしてからマル2年がたった。

 

いつものようにレントゲンを撮影し、診察を受ける。

 

何か不具合は?と聞かれ、

全く問題ありません。と答える。

 

屈伸とひねり、靭帯のつながり具合を確認され、

 

「しっかりつながってますね。問題ありません。」

とお墨付きをいただく。

 

「回復としたらずいぶん順調な方です。

山登り以外のスポーツもやって構いませんが、ブランクがあるので最初は注意して下さい。

また何かあったらいつでもお越し下さいね。」

 

本日をもって無事に卒業となった。

 

 

振り返るとあっという間の2年間だった。

リハビリしている最中は、ほんの数センチの曲がりに一喜一憂し、

もう正座なんて一生出来なくなってしまうのかと思ったが、

今や“手術したのはどっちの足だったっけ?”となるくらい、日々の生活には支障はない。

 

ただし、例えば寒い日や、ずっと同じ姿勢から動き出す時などは油が足りない感がある。

しゃがんだところから立ち上がるときには、膝の中が“ギギギギ”と鳴るし。

 

それは、あれだけの大きな怪我と手術をしたのだから、元通りにならないのは当然だと思うので、仲良く付き合っていこうと思う。

 

ただ、これからは特に用心して、

同じような怪我をしないように山登りや他のレジャーを楽しんでいきたい。

 

#前十字靭帯断裂

 

 

2021.1.4登り初め御岳山大岳山日の出山

明けましておめでとうございます。

御用初めに休暇を入れて、登り初めはこちら。

 

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今回は茨城の友も行けることになったので、集合時間を遅らせ、バスを使って登山口までアプローチ。

御岳駅を8時30分に出発し、10分ほどでケーブル乗り場(登山口)着。は、早い…。

 

そこで諸々の支度を済ませて8時55分登山開始。

 

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それぞれの年末年始について愚痴ったりしながら、ここまで約1時間かかってしまった。

集落に入ると、お休みのお店にセルフサービスの玉こんが。

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朝ごはんを食べていない友が購入。湯気が暖かい。

 

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平日のためか人もまばらで静かな境内。

御朱印は1月いっぱいは別紙配布(500円)ということで値上がりしていた。

 

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奥にある山頂。

いくつかのお社が改装工事中。

 

いつもは御朱印待ちの時間がちょうどブレイクになったのだけれど、今回はそれが無かったので、

お詣りを済ませてから先へ。

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いつか奥の院にも行ってみたい。

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確かこの辺にキレイなお手洗いがあったはず…と思いながら歩く。

思ったより離れた場所に発見。境内を出てから20分くらいあったかな?

そこでお手洗い休憩。

 

さらに進むと…

 

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なんとカモシカが!

丑年にウシ科のカモシカに出会えて幸先がいい。まだ子供のようだったが静かに草を食んでいた。

 

それにしても暖かい。

ロックガーデン綾広の滝の先からつながる水場は枯れ、

いつもなら凍っている湧き水の水溜りもそのまま流れてぬかるんでいる。

 

カサカサの落ち葉を踏みしめながら北側斜面をつづらに登る。

 

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芥場峠11時15分。
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この場所は毎年写真に撮りたくなる大岳山の全景だ。

 

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大岳神社下の休業中の山荘は、そのまま廃墟になってしまうのかと思ったが、青シートがかけられて人が入っていた。

ここは展望も良いので営業が再開されたら嬉しい。

 

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12時10分山頂到着。

見事な富士山が迎えてくれた。

 

絶景を楽しみながらカップラーメンのランチをいたたく。

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さて。

この先の行程なのですが…。

 

毎年行っていた奥多摩駅の“もえぎの湯”は、なんと月曜日が定休日ということにここで気づいてしまった。

 

お風呂はやめるか、コース変更するか。

検討した結果、

 

コース変更して日の出山からつるつる温泉へと向かうことに決定。

 

絶景に後ろ髪を引かれる思いで撤収し、12時50分、山頂から来た道を戻る。

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同じ道でも趣きが変わって面白い。

 

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14時20分.神社下の日の出山分岐到着。

 

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宿坊街を抜け、

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5年ぶりの懐かしい道をしみじみ歩きながら、

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15時05分誰もいない山頂に到着。

日の出山自体は違うルートで何度も登っているので、この時間でも特に不安は無い。

山頂で関東平野や、大岳山の景色を楽しみ、

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速やかに下山。

そろそろ足も疲れてきた。

 

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杉林の薄暗い道をなんとか無事に下りおえ、

16時05分登山口に到着。

 

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あとは舗装路を15分ほど歩くと

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本日のゴール、つるつる温泉に到着。

ホッとしたのも束の間、実は武蔵五日市駅までの路線バスの時間が合わず、

17時30分にのに乗らなくてはならないことがわかり、

駆け足でお風呂をいただき、

ご時世で静かにロビーで缶ビールを買って、お互いの健闘を讃えたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020.12.31伊豆ヶ岳〜子の権現

今年はコロナ禍で思った登山が出来なかったわりに、大好きな低山にはアタックすることが出来て嬉しかった。

そんな2020年を締め括るのはこちら。

 

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なんだかんだで大晦日になってしまったが(笑)、新年を迎える準備も整ったので始発に乗って正丸駅へ向かう。

 

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登り納めと言えば2年前の前十字靭帯断裂のケガをした表尾根登山がトラウマ。

この後単独登山も何度もして来たが、やはり何事もなく歩き終えられるよう緊張する。

駅前の登山ポストに届けを出して午前8時出発。

 

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中丸屋さんはコロナの期間中は休業だそうだ。

約20分歩いて民家の先にある正丸峠に向かう登山道に入る。

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枯れた沢沿いに歩く。

滲み出た水も凍らない気温。

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約25分歩いてお茶屋までの急な階段を登ると正丸峠到着。

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前日の雨が空気の汚れを流してくれたのか、気持ちよい空がどこまでも広がる。

 

大きく深呼吸して先へ。

 

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6回目?くらいとなるこのコース、葉の落ちたこの時期に歩くのは久しぶり。

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太陽に導かれるように細く続く山道を進んでいく。

小高山、五輪山…と続くはずが、巻道の案内。

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登れないこともなかったが、素直に巻く(笑)。

そこを過ぎるとすぐ伊豆ヶ岳の男坂分岐。

自己責任のこの岩壁、私は行ったことが無い。

今回もスルー。

女坂も崩落しているようで、関東ふれあいの道を辿る。

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午前9時40分、山頂到着。

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昔はお茶屋まであったという少し広い山頂には、まだだれも“いず”(笑)。

日差しが温かったが、休憩はこの先でとることにし、

360度広がる晴れやかな眺望を堪能。

 

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ここからはアップダウンの繰り返し。

枯葉に埋もれて滑りやすく歩きづらい斜面をグッと下り、

 

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グッと登り返してたどり着いたのは

 

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3年ぶりともなると、山頂標や道標も新しくなって気持ちいい。

尾根道のため時折吹く風が冷たく、

東屋で荷物を下ろし休憩。

今回、ポットに入れて来たのは具無しのお味噌汁。

程よい塩気と温かさが心をほぐしてくれる。

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ここからまた、グッと斜面を下る。滑りやすくてペースがおちる。

でもこんな素敵な景色に出逢わせてくれる。

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アップダウンを繰り返し、ひたすら続く一本道。

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樹林帯が途切れた、と思ったらそこは鉄塔跡。

3年前より手が入り、ハイキングコースというものが出来たらしい。

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軽自動車が1台通れるような平らな道が、アップダウンの山道と平行して作られている。

 

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平らな道にはトラロープが張られていたりして、果たして歩いていい道だったのかわからないのだが、

踏み跡の通り、斜面を下って行ってしまい、

そのバイパスに出てホッとするような場所が1ヶ所あった。

あんなコース、記憶に無いから、本当は下りではなく登っていく道を歩くのが正解だったのだろう。

バイパスは無事本道に合流し、

その先も二手に分かれたりしながら、

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午前11時20分、天目指峠到着。陽の当たらない東屋で風を避けながら補給休憩。

握って来た梅おにぎりのクエン酸が染みる。

それにしても、ポットのお味噌汁は優勝だな!

 

風と言うより日陰のためか、体が冷えて来たので10分ほどで休憩を終え、最終目的地子の権現までもうひと歩き。

 

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ここに来てのアップダウンがこのコースのキモであるわけだが、

なんとなく先が見えて来たので辛くない。

 

4つほどのピークを越え、午後0時20分f:id:jzm02454:20210115124606j:image

子の権現到着。

子年の登り初めと登り納めをここで出来てよかった。


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御朱印をいただき、古いお守りを納め、

お詣りと鐘撞き。

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晦日の静かな境内はさしづめ、嵐の前の静けさ、といったところか。

あとは吾野駅に向かって下るだけ。

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陽の当たらない道をジグザグ歩き、

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午後1時05分、表参道入り口に到着。

あとは車道が3キロほど続く。

いつもならここにある有名なうどん屋【浅見茶屋】で昼食をお世話になるのだが、

今年の営業は29日までだったので、古民家の写真だけ撮らせてもらう。

 

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スマホもアンテナが立ち、帰りの時刻表を確認。

どうやら午後2時09分の電車に乗れそうだ。

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午後1時50分、吾野駅到着。

晦日まで開けてくれている駅前のお店でご褒美を買い、

今年一年、無事に登山を楽しめたことにこっそり乾杯した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020.12.6関八州見晴台からユガテ

そういえば、西武線沿線の山にしばらく登ってないことに気づいた。

本当は武甲山に行きたかったのだが、下山後に利用する秩父鉄道がコロナ禍の影響で間引き運転をしており、接続がよくない。

ならば、と地図を眺めて行先を探して、決めたのはこちら。

 

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先週の登山で知り合ったおじさまから声をかけていただき、いつもより長いコースを歩くことに。

 

始発で西吾野駅に向かう。

山間のこの駅は降車すると寒さが違う。

落ち葉にもすっかり霜が。

 

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舗装路を20分くらい歩き、8時15分パノラマコースから山道へ。

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最初は作業路のような道も、そのうち狭くなり

、角度もついてくる。

 

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根っこが作る階段を小股で登りながら、9時ころ

 

見覚えのあるお地蔵様に到着。

 

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さらに樹林帯の道を約30分ほどすすみ、

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関東三大不動の一つ、名刹高山不動に到着。

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ギリギリ紅葉も残っていて、青い空に映えた美しい写真である。

本堂をゆっくり鑑賞し、お手洗いを済ませて先へ。

 

 

見晴台に行く手前の林道にあった崩れたお茶屋さんは?

なんと、焼失してしまったらしい。

 

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山頂までもう一息 

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10時10分、山頂到着。

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絶好の登山日和。

丹沢方面に向けて幾重にも重なった山並みが美しい。

 

 

パシャパシャと写真を撮って、この先のはじめてのコースを進む。

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奥武蔵グリーンラインと並行している登山道は要所要所で車道を渡り、歩きやすかった。

 

11時45分顔振峠

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ドライブスポットには自転車乗りやバイク乗りが多く休憩していた。

 

 

私たちは、このまま諏訪神社まで歩き、お昼休憩。

 

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日差しが当たると温かく気持ち良い。

フリーズドライのお汁粉をいただき、パワー満タン。

40分ほど休んだあと、後半戦に向けて出発。

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地図を見ていて、不思議な名前だなー、と気になっていた“ユガテ”というところに向けて進む。

 

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途中通過した、電波塔の跡地は視界がグッと開けて印象的だった。

 

よく歩かれ、道標もたくさんあるルートもそろそろ下りが多くなってきたな、といったところで、2時15分ユガテ到着。

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山間に突然現れる集落。

今の季節はみかんや柚子が実り、ここだけ時間が止まっているかのような風景。

お手洗いを拝借し、写真休憩。

 

あとは東吾野駅に向かって下山する。

 

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約45分歩いてこちら側の登山口福徳寺に到着。ここも手入れの行き届いた由緒あるお寺。

 

さて、ここから駅までは20分ほどなのだが、同行者のたっての希望で、材木を扱う場所の一角に作られた雑貨屋兼カフェで一服。

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お高い(笑)おかげで長居することなく、電車の時刻に合わせて退店し、気持ちよく締めることができたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020.11.29扇山百蔵山

天気の良さそうな日曜日。

キラキラと輝く秋の山を求めて、次に選んだのはこちら。

 

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(下山後振り返って撮影。)

 

6年ぶり2回目のこの山。

中央線沿いに並んでいるこの2つの山は、駅から歩くことも出来るがアプローチが長く、私は鳥沢駅からバス(8時34分発)に乗って終点の犬目からスタートする行き方にしている。

しかも、バスの時間と電車の到着時間がぴったりなので非常に便利。

 

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ふもとの集落を20分ほどグングンと進み、終点の犬目に着いたのは9時ころ。

支度を整えて、車道の先にある入口から山に入った。
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地味なつづらの斜面をしみじみと登っていく。

6年ぶりとなるとほとんど初めてに等しく、わずかな記憶を思い出しながら歩いた。

 

一緒のバスに乗ってスタートした数人からどんどん抜かされる。

ペースもあがらないのが悔しい。

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道標が立ついくつかのポイントを越えて、

10時25分、扇山山頂到達。

 

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絶景!

清々しい景色が広がる。

扇山の山頂は広くて樹木も無く、ベンチもたくさんあっていつまでもそこに居たくなる。

 

しかし、自分の遅いペースのことを考えて、軽く補給したのちに先へ進むことにする。

 

 

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ガンガンと下って行く。

尾根伝いにつながっているわけではないので、登った分下って、また登り返すわけだ。

それがこのコースの肝である。

 

 

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高度を下げると平坦な道になり、ぐるっと回る感じでコースがつけられている。

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約1時間20分ほど歩くと、2つ目の百蔵山の斜面に取り付く。

ここから約30分ほど斜面を登り

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12時20分山頂到着。

思っていたより縦走路が長かった。

百蔵山の急斜面はなんとなく記憶にあったけれど。

 

百蔵山はたくさんの人たちで賑わっていた。

私も大月の街を見下ろす場所でゆっくりお昼休憩。

昼を回って残念ながら富士山は雲に隠れてしまった。

 

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約30分ほど休み、猿橋駅に向けて下山を始める。

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南に面した歩きやすい斜面を30分ほど下ると水場があり、自宅へプラティパスに汲む。

そして、その先に分岐点があり、私は親切な登山者から無料のトイレの方を案内され、左手に進んだ。

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するとそこはすでにお寺かなにかの敷地内のようで、すぐに舗装路になった。

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猿橋駅に近づくと案内板がたくさんつけられていた。

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ふもとにある総合スポーツ施設の駐車場に車を置いてピストンする人もいるらしい。

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舗装路を歩くこと約50分。ようやく駅前にたどり着き、コンビニでご褒美を買い、約30分後の電車を待ちながら乾杯したのであった。

 

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2020.11.23-24テン泊納め鳥ノ胸山

 

毎年恒例のイベント、テン泊納め。

雲取山近くの三条の湯で盛り上がるのが楽しみだったが、

今年は、昨年の台風の余波で地盤が弱くなっていたからか、5月の大雨時に土砂崩れが起き、後山林道が全面通行止めとなってしまった。

 

他のアプローチも考えたが、ここはひとつ、新しいスタイルで行ってみようということになり、出かけたのはこちら。

 

 

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道志エリアのキャンプ場から近くの山に“軽く”登って、夜は宴会で盛り上がろう、と思ったわけ。

 

一日目、まだ暗いうちから車で拾ってもらい、道の駅道志に7時過ぎに到着。

支度を整えて歩き始める。

 

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朝の空気はひんやりとしていたが、インナー+トレーナーというスタイルで大丈夫。

登山口のある道志の森キャンプ場まで約20分。

三連休最終日、各サイトから煙が上がり、キャンプ場は早くも賑わっていた。

さらに歩くこと15分ほどでキャンプ場の中にある登山口に到着。

 

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いきなりの急斜面におののく。

落ち葉でわかりにくかったが一応ロープが張られたりしてルートが付けられている。

アキレス腱が伸び切るような斜面をゆっくり登っていく。

 

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この山は道の駅からピストンすることも出来たが、情報によると山頂直下がかなりの急斜面らしく、私たちは大回りするコースを選んだ。

まずは雑木の頭というピークを目指す。

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急斜面だが、空が近いので割とすぐ登り切る。

そこからまた違う尾根の斜面が始まる、というのを何回か繰り返す。

 

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朝日が当たる尾根に出ると東側の山並みが静かに見渡せた。

反対側にはあのお方!

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9時10分、雑木の頭到着。

樹木に囲まれたピークは今の時期だからこその眺望。

「サクッと登るんじゃなかったっけ?」と笑いながら意外と手応えのあるこのコースに大汗を絞られる。

ここから鳥ノ胸山まで約40分。

そして夢のような素敵な尾根道が待っていた。

 

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サクサクと乾いた音を鳴らしながら落ち葉に埋もれた山道を行く。

風もなく眺望も良くて、ずっとこの場所にいたい、なんならここでテン泊したい、と思うほどの快適な尾根道。

最後に少しだけ登り返したら

 

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10時56分山頂到着。

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さっきまでキレイに見えていた富士山は残念ながら雲隠れ。

でも心の目で見ながら軽く補給タイム。

 

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今日はキャンプというイベントが待っているので、山ランチはお預け。

 

30分ほど休んだあと下山を開始する。

ここから噂の激急坂なので各自足元に気をつけて慎重に。

 

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こんな斜面が30分以上続く。

登りだったら倍くらいかかりそうだ。

 

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11時10分林道出合到着。

下り斜面はまだ続く。

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すると砂防ダムが見えて来た。

 

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ここで山道は終わり、白く舗装された急な林道を歩いていく。

 

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11時20分グリーンロッジ口到着。

グリーンロッジとはどんな施設なのかはわからなかったが、ここからのんびり歩いて11時40分道の駅にゴール。

 

さて。

これからがメイン?のキャンプだ。

好天に恵まれた連休最後のこの日、道の駅はライダーで大賑わい。

道の駅ては特に目欲しいものは無かったが、薪が安かったので2束買っていく。

 

時刻はちょうど正午を回った。

私たちは汗を流しに山中湖近くの温泉【石割の湯】まで足を伸ばした。

 

ここは石割山登山の時に何度か寄ったことのある温泉。

気持ちよく汗を流し、次は買い物へ。

少し迷ったが、肉、野菜、お酒と整ったスーパーでワイワイと買い物をして、道志村まで戻りいよいよチェックイン。

 

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設営の前にまずは一杯。

 

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飲みながらワイワイ設営。

本日の城も無事完成。

 

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焚火にハマっているメンズは早速火を起こす。

それを見ながら飲んでいるとあっという間に…

 

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この日、キャンプ場にはコテージに数組のお客さんがいて、テント組は私たちだけ。

あまり気を遣わずに夜を楽しむことが出来た。

 

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夜も更け、冷え込みが厳しくなったのでテントの中で飲む。

酔っ払ってお酒をこぼしたりしたが(笑)、そのうちバタバタと撃沈。

翌朝浮腫んだ顔でお互いの健闘を笑い合う(^^)

 

そして。

このキャンプ場は朝もお風呂に入ることが出来たので、入りに行った。

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トタン造りではあったが、キレイなジャグジー

さっぱりして朝食。

ミル挽きのコーヒーにホットサンドは定番になりつつある。

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11時のチェックアウトまでのんびり過ごし、

テントも完全乾燥が出来て、

渋滞にもはまらず無事に帰宅することが出来た。

 

大人の酒飲みキャンプが楽しすぎて、果たしてこれがテン泊納めになるのだろうか?と疑問は残るが(笑)

こんなに楽しいことがまだ味わえるんだと思うと、人生って素晴らしい!と思ったのだった。

 

 

 

 

 

 

2020.11.11塔ノ岳大倉尾根

塔ノ岳へのアクセスは表尾根派の私。

しかし、右膝の靭帯を断裂して以来、未だ登頂を果たせず、かれこれ2年が過ぎようとしている。

 

それならば、と基本に返って大倉尾根からアタックすることに。

朝の弱い息子を起こしてから車で東名高速を西へ。

ちょうど集中工事の期間でところどころ渋滞しており、戸川公園の駐車場に着いたのは9時を回っていた。

 

大倉尾根は2017年の1月に登って以来。

あの頃より確実に体力は落ちている。

日が沈むまでに下山できるか?と思いながら

9時18分スタートした。

 

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新しくなったどんぐりハウス。

アルコールも提供しているらしい。

 

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つづらの道を上がっていき、一息着いたところの観音茶屋は平日はお休み。

 

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雑木平よりも先だった見晴小屋。f:id:jzm02454:20201128124930j:image

 

この裏手から階段地獄が始まる。

 

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紅葉はこんな感じ。

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駒止茶屋、堀山の家、とここまで2時間。

すでにヒーヒーでどんどん抜かされていく。

 

小屋を目印に、次は花立小屋だ!と心を奮い立たせ、長い階段道を行くが、もう三歩以上続かない(笑)

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持久力だけでなく、筋力の衰えもまざまざと感じ、出口の見えない階段に向き合うこと1時間。

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やっと花立山荘到着。

なだれ込むようにベンチに座った。

とりあえず、デザートとして剥いてきたリンゴを頬張る。

時間的にはもうランチにしても良かったが、そこはこだわった。

 

まだまだ続く階段。

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でも意外と残りの距離は少ない。

最後の力を振り絞り(笑)

 

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13時08分、到着!

 

いやー、疲れました。

てもそれを吹き飛ばすような絶景。

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富士山特等席にて、握ってきたおにぎりにむしゃぶりつく。

ポットに持ってきたお湯でお味噌汁を溶かす。

塩気が染みるー!

デザートのリンゴのみずみずしさで、すっかりライフチャージ完了。

 

団体さんの出発より先に、13時25分、山頂を後にする。

 

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ゴロゴロした石や木の段差に全集中して下る。

あー、私は下るために登っているんだ、と思う。

しかし、ストックに頼りすぎるのか、下山が長いと私は膝に違和感が生じてくる。(ケガとは関係なく)

 

駒止茶屋から堀山の家の間に少し登り返しがあつたのでそこまでストックを使い、

堀山の家からノーストックで歩いた。

登りとは裏腹にサクサクと歩を進め、

 

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15時40分、無事駐車場まで戻って来ることが出来た。

 

着替えを済ませ、16時に駐車場を出る。

良いペースで降りて来られたな、と満足して高速に乗ったがそこから東名の工事渋滞にガッツリハマり(笑)、

自宅に着いたのは8時近くになっていた(o_o)