モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2021.9.10-11会津駒ヶ岳(駒の小屋泊)

以前、駒の小屋に泊まって登頂した友人が、この小屋の楽しさとオーナーご夫妻のお人柄の良さを語っていたので、

私もこの山に登るなら小屋で一泊したいと思っていた。


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人気の山なので、なかなか予約が取れないと思い、踏み出せなかったが、

コロナ禍による人数制限と登山者の減少が功を奏して、金曜日の一泊を押さえることが出来たので、1人で山奥の村へ向かった。

 

東武鉄道とバスを使いアクセスする。

これについては、小屋のブログにて交通費をお得にする方法が紹介されていたので、この方法を使わせてもらった。

 

↓駒の小屋ブログ

https://ameblo.jp/aizukomagatake/entry-12269419347.html

 

なお、こちらのブログでは細かい乗り合わせまで紹介されているので大変参考になった。

 

特急券は券売機で購入。ちゃんと“株主優待”というボタンがあって素晴らしい。

なお、新藤原からは東武鉄道ではなくなり、株主優待パワーが切れるので、

駅の中で車掌さんに申し出て精算をしてもらった。

 

 

 

6時42分北千住駅発のリバティ会津

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平日ということもあり空いている。

 

音楽を聴きながら車窓の景色を楽しみ、

9時21分会津高原尾瀬口駅到着。

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のどかな駅。冬はスキー客が利用するのだろうか。

 

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回数券を購入。バスの出発時間まであたりをぶらぶら。
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1時間ほど揺られて滝沢登山口に到着。


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お手洗いで支度を整える。

11時10分登山開始。マイカーだったらもう少し先へ進むことが出来る。
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舗装路からショートカットの山道へ。結構急登💦
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ぐぐっと標高を上げて、山道を抜けると、駐車スペースの手前に出た。

このカーブミラーが下山時の目印。
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車道を進むと本格的な登山口到着。

登山届をポストに入れ、11時40分改めてスタート。
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最初から急登が続く。日差しも良くすぐに大汗だ。
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12時10分、少し広くなった場所に出たので座って休憩。

今年の夏はこのレモンの砂糖漬けに救われたなー。
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気持ちを引き締めて先へ。
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樹林帯の急登を1時間10分ほどかけてすすみ、

“水場”という休憩ポイントにやっと到着。

ここでおにぎりをひとついただく。

さらに、5分くらい下がったところにある水場で水を汲む。冷たくてプラティパスを持っていられない!
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さあ、ここからは少し緩やかになるはず。
時折開ける眺望に励まされながら、緩やかでもない(笑)斜面に向かい合う。

ぼちぼち階段も現れてきた。
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お、噂の木道だ。
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すると樹林帯から抜け、景色が一気に広がる。

思わず「わぁ〜✨」と声が出る。

奥に見えるのが会津駒ヶ岳山頂かな?
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時刻は15時を回ってしまった。

しかし、小屋は見えている!
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15時15分、駒の小屋到着!

今日はこのまま山頂と中門岳まで行きたかったので、その旨を小屋の方に伝え、チェックインを先にさせていただき、

不要な荷物を置かせていただいて、先へ。
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会津駒ヶ岳は小屋から20分ほどで到着。
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噂通り、眺望も無く狭い山頂を後にし、中門岳へ。

この山のキモは山頂から先のこの木道歩きなのだ。
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夕方が近づき、雲が上がってきている。

本来なら小屋の後ろの方に燧ヶ岳など尾瀬の山々が見えるはずらしいが、もうガスの中だ。

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しかし、百名山でもあり、人気も高い会津駒ヶ岳であっても、木道は痛んだまま放置されている部分が多く驚いた。

もし私が宝くじに当たったら、このルートの木道を整備しよう、と思う(笑)
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緩やかな起伏を楽しみながら気分良くしかし滑らないように注意しつつ歩いて
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16時40分中門岳到着。この時間だけあって誰ともすれ違わず、独占だ。

荷物をおいて、おやつを食べたり動画を撮ったりして満喫する。
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さらに、今日先に小屋にチェックインしていた登山者の方から、中門岳はその先まで行ける、という話を聞いたので、続く木道を歩いてみる。

すると。

美しい池塘が待っていてくれた。
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地球を俯瞰しているかのような模様をぐるっと回って楽しみ、元の道へ戻る。時刻は17時だ。速やかに小屋へ戻ろう。


ご覧の通り、小屋はもうガスの中。
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会津駒ヶ岳直下の巻道に入ると、こんな看板が。たしかによく滑る。
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なんとか18時に小屋に到着することが出来、急いで荷物を整理して、賑やかな自炊室で遅れて夕飯を食べる。

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コロナ禍で今年度も14人という制限を設けての営業で、満員じゃないかと思ったのだが、明日の天気予報の悪さもあってか、宿泊者は私を含めて5人だった。

山形から来た3人組と、名古屋から来たソロの先輩方はすでに意気投合。

邪魔をしないように…とチキンラーメンをズルズルとすすり、持ち込んだビールをぐいぐい飲んでいるといつの間にか私も輪の中に。
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ランプの灯に優しく包まれながら、最後にはオーナーさんも加わって、消灯まで山の話は尽きなかった。

寝る前に、売店にて山バッヂと手ぬぐい、宿泊者限定Tシャツを購入。

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あてがわれた部屋は個室状態。贅沢に荷物を広げて20時には布団に潜り込んだ。
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夜中、結構な雨の音がしていた。

朝4時30分、下山の支度をする。

私は今日、本数の少ないバスに乗って、特急の時間に間に合うように山を降りなければならない。しかし、その前に、早朝から営業しているお風呂にも入りたかったので、5時には小屋を出る計画にした。
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暗い自炊室で朝食の菓子パンを貪る。

早起きして下さったオーナーご夫妻と記念写真を撮り、薄暗く弱い雨の降る中小屋を後にする。
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この度、私は木道の滑り止め対策として、タオルを持って来た。

そして靴に巻きつけ歩いた。
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これが意外と効果あり、濡れた下りの木道も滑ることなく歩き切ることが出来た。
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樹林帯に入ると足元はぬかるんでいたが雨がしのげてよかった。

もくもくと歩き、思いのほか早く7時30分には滝沢登山口に到着することが出来た。

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雨の上がった国道を10分ほど歩き、駒の湯に到着。
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貸切だ!のんびりと温泉を楽しむ。
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そして、予定通り8時50分のバスに乗って
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会津高原尾瀬口駅に到着することが出来た。

特急の時間まで、名物?の舞茸ラーメンを食べ、ビールを飲んで今回の充実した登山を振り返ったのであった。