モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2022.7.3千頭星山

山道具屋さんに行ったとき、ついパンフレットを手にしてしまうというのは誰でも心当たりのあること。

数年前そうして手に入れたパンフレットの美しい写真を見て、行ってみたいな、とずっと思っていたのがこの山だった。

南アルプスの前哨山と位置つけられている、山梨県韮崎市にあるこちらの山。

先日、新しい靴とザックを購入した体幹オバケの後輩の足慣らしとして選んだのはこちら。

 

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府中の後輩の家に前泊し、茨城の友人と早朝待ち合わせ。

早朝の中央道を駆け抜け、甘利山グリーンロッジ駐車場に着いたのが7時半頃。

キレイなお手洗いで支度を済ませて7時45分歩き始める。

 

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すでに標高が1700メートルほどあるので、空気は涼しく、眼下には韮崎の街が小さく見えた。

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登山口にあるカフェ“つつじ苑”は絵本のようなログハウス。

入口で大人しいワンちゃんが送り出してくれた。

登山届を出して無事の下山をお祈り。

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まずは甘利山へ向かって緩やかな道を歩いていく。

 

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すると諦めていた富士山が!
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興奮して写真タイム。

甘利山は登山口から20分ほどで辿り着けた。

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山頂はちょっとした広場になっており、群生が有名なつつじが咲き乱れるころには多くのハイカーで賑わうのだろうな、と思った。

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少し下ってから本格的な登り道となっていく。

雲は厚いがまだ富士山が見守ってくれている。
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明快な登山道に、朝露が立ち上げる緑の匂い。

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かわいいお花もちょこちょこ咲いていて、ときめく山歩き。

8時55分、少し寄り道をして奥甘利山にご挨拶。

富士山の方角の樹木がないのがまたニクイ。

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ここから少し森が深くなっていく印象。f:id:jzm02454:20220715141724j:image
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結構な角度のついた斜面を登る。

下りは怖そうだ。

途中、倒木が置かれているところがあったので補給休憩をとる。

 

9時25分、休憩を終えて登山再開。

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歩きやすい道、と思ったらまた急斜面。
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この皮の剥がされ方は鹿かな。

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鳳凰三山の登山口、青木鉱泉への分岐を9時52分通過。

 

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なんて気持ち良い道だろう!

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踊り出したくなるよね♪

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楽しい気持ちでいつの間にか10時25分山頂到着。

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カッパを着るほどではないけどパラパラと雨粒が落ちてくる空模様だったので、

眺望が無く樹木に覆われた山頂は、今日のランチにぴったりだった。

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バーナーでお湯を沸かし、それぞれカップ麺をいただく。

この塩分がたまらない。

 

約40分ほどランチを楽しみ、来た道を下山する。

山頂直下にギンリョウソウ。

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この頃になるとすっかりガスが上がってきた。

富士山は隠れちゃったねえ!と話しながら遠くを見るも、そっちは違う方角(笑)

 

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急な斜面を慎重に下りながら、ガサガサ!っと音のする方を見ると

猿の群れだった。

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千頭星山を出て約1時間40分で甘利山に戻って来た。

 

「つつじ畑ですよ〜🎶」

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甘利山は遊歩道も整備されていて快適で手軽に歩ける山だった。

つつじが咲く頃にまた訪れたい。

13時ちょうど無事下山。

つつじ苑で2つの山バッヂを買い、韮崎ICにほど近い武田白山温泉に向けて車を走らせる。

 

体幹オバケの後輩は、靴もザックもいい感じで体に馴染んだようで、購入の際助言した身としては一安心。

 

残念ながら中央道の渋滞にはまってしまい、府中に着いたのが19時頃となってしまったが、

疲れを思い出せないほど気持ち良く歩けた楽しい一日だった。