モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

2023.4.22矢倉岳

久しぶりに体幹オバケの友人を誘った。

なぜなら彼女はもうすぐ誕生日。ちょっとしたサプライズをしたかった。

 

小田急新松田駅から8時10分発地蔵堂行きバスに乗る。この時間なら直行で登山口までいけるのだ。

 

f:id:jzm02454:20230511171248j:image

約40分ほどで登山口である矢倉沢に到着。

バス停からすぐのところにある公民館に公衆トイレあり。

f:id:jzm02454:20230512071353j:image


f:id:jzm02454:20230511171251j:image

地元の神様にお参りして
f:id:jzm02454:20230511171254j:image

裏山、といった感じで山の中へ。

 

f:id:jzm02454:20230511171728j:image
f:id:jzm02454:20230511171748j:image

獣よけのゲート。


f:id:jzm02454:20230511171658j:image

針葉樹と広葉樹が美しいコラボレーション。
f:id:jzm02454:20230511171736j:image
f:id:jzm02454:20230511171706j:image

しかし足元は地味に傾斜があってなかなかの登り応え。
f:id:jzm02454:20230511171722j:image

苦しくなったら顔をあげて新緑のパワーをもらうのだ。
f:id:jzm02454:20230511171745j:image

面白いオブジェ。
f:id:jzm02454:20230511171754j:image

登山道は途中眺望が開けるところはなく、


f:id:jzm02454:20230511171649j:image

神社から歩き続けて1時間40分ほど、
f:id:jzm02454:20230511171751j:image

10時50分山頂到着。
f:id:jzm02454:20230511171701j:image

残念ながら空模様は芳しくなかったが、それでも休憩している人が10人ほどいた。

 

 

さて。

体幹オバケの友人がコーヒーを振る舞ってくれ、

私はお誕生日が近い彼女へちょっとしたサプライズ。
f:id:jzm02454:20230511171725j:image

リュック を倒さないように注意して運んで来た甲斐があった。

本当は正面に聳える富士山の姿もプレゼントしたかったのだけど。

心の目で見てもらう。


f:id:jzm02454:20230511171639j:image

スーパーで買ったケーキだったけど、ドリップコーヒーと山頂でいただけば、どんなカフェにも劣らない美味しさで、彼女にも喜んでもらえた。

 

厚い雲からパラパラと落ちて来始めたので、休憩を終えて先へ。

まずは21世紀の森を目指す。
f:id:jzm02454:20230511171757j:image
f:id:jzm02454:20230511171733j:image

急斜面に作られた階段も、いつかの大雨でだいぶ流れてしまっていた。
f:id:jzm02454:20230511171709j:image

21世紀の森までは杉林の中を進む。
f:id:jzm02454:20230511171800j:image
f:id:jzm02454:20230511171716j:image

そのあたりはどうやら中世に建てられた浜居場城という山城の跡地のようだった。
f:id:jzm02454:20230511171652j:image
f:id:jzm02454:20230511171807j:image

山城を過ぎると足元が良くなった。

21世紀の森の敷地に入ったかな。
f:id:jzm02454:20230511171655j:image

山頂から約1時間30分。

12時55分休憩舎到着。お手洗いを拝借し、きれいな建物の中で再びコーヒーブレイク。f:id:jzm02454:20230511171804j:image
f:id:jzm02454:20230511171642j:image
f:id:jzm02454:20230511171719j:image

持ち寄ったお菓子と温かいコーヒーで気持ちをほぐす。

この後は最終目的地“洒水の滝(しゃすいのたき)まで一息だ。
f:id:jzm02454:20230511171703j:image

小さな展望台からも景色はなく。

そのまま公園内のルートを辿ろうとしたが、
f:id:jzm02454:20230511171742j:image

前情報通り、途中工事のため通行止めの区間あり。

私たちはYAMAPの地図を眺めながら、舗装路の間を抜けて行くルートに入った。
f:id:jzm02454:20230511171645j:image
f:id:jzm02454:20230511171713j:image
f:id:jzm02454:20230511171739j:image

エントリーは違ったようだが、地図を確認し、この先で波線とぶつかるので柔らかい足元に気をつけながら結構な斜面を下った。

そんな冒険も、バディが体幹オバケの友人だったからこそ(笑)。

それらしい道に出て、安心したのも束の間、

f:id:jzm02454:20230511172121j:image


f:id:jzm02454:20230511172145j:image

この先も手入れのされていない公園内の道をバキバキと進んだ。
f:id:jzm02454:20230511171731j:image

そして展望台から約50分、13時40分に洒水の滝へつながる林道に出た。
f:id:jzm02454:20230511172151j:image

林道からは大野山がきれいに見えた。
f:id:jzm02454:20230511172138j:image

砂防ダムの修繕工事箇所をぬけ、
f:id:jzm02454:20230511172229j:image

シャガが見事に咲き誇る斜面を過ぎると
f:id:jzm02454:20230511172220j:image

洒水の滝入口!

時刻は15時を回っていた。
f:id:jzm02454:20230511172207j:image

 

今日の目的はもう一つあった。

洒水の滝にあるリニューアルしたばかりのカフェで食事する、ということだった。

時間が気になったが
f:id:jzm02454:20230511172148j:image

f:id:jzm02454:20230513175358j:image


ちゃんとバターチキンカレーを注文することが出来た。
f:id:jzm02454:20230511172210j:image

店内からは滝はもちろん、水の豊富な沢も眺めることができ、

流れるJAZZと相まってとてもくつろぐことが出来た。

少し時間がかかったが、提供されたバターチキンカレーは見た目がオシャレなだけでなく、

ほろほろとほぐれる柔らかいチキンとパンチの効いたスパイシーさで瞬く間に平らげてしまった。

神奈川県の端っこのさびれた観光地にあるとは思えないクオリティだった。
f:id:jzm02454:20230511172214j:image

約40分ほど滞在し、いよいよ洒水の滝へ。
f:id:jzm02454:20230511172226j:image

新しく作られた階段をヒイヒイと登る。
f:id:jzm02454:20230511172140j:image

226段の先に見事な滝。

3段からなり、合わせると落差100メートルほどになるのでは?
f:id:jzm02454:20230511172223j:image

マイナスイオンをたくさん浴び、階段を降りたところにある名水をいただき
f:id:jzm02454:20230511172124j:image
f:id:jzm02454:20230511172131j:image

ゴールである山北駅へ。
f:id:jzm02454:20230511172154j:image
f:id:jzm02454:20230511172127j:image

ところが。

ここで私はまたしても地図を読み間違えた。

迂回するような車道コースより、距離の短そうなルートに向かったのである。

時刻はすでに午後4時30分を回っている。

私が向かおうとしていたルートは山を越える道だった⤵︎
f:id:jzm02454:20230511172135j:image
f:id:jzm02454:20230511172158j:image

ここに来てこんなに汗をかくはずではなかった…と友人に詫びを入れながら、河村城跡を越える。
f:id:jzm02454:20230511172204j:image

駅からこの山を登るだけでも充分では?と言いながら、

山北駅に到着したときにはもう午後5時30分になっていた。

 

幸い、駅前の桜の湯はまだ営業していたので、帰りの電車の時間に合わせて汗を流してさっぱりする。
f:id:jzm02454:20230511172201j:image

10キロ以上歩いた後の予想外の山越え(笑)に、最後まで気の抜けない一日だった。