前回月山への遠征登山をキャンプ付きで楽しんだ私。
本来だと富士山を登る予定だった。
そしてこの金土の休みで甲斐駒ヶ岳に挑戦しようと考えていたのだが、
前回登山靴がぶっ壊れ、急遽新しい靴を購入した流れもあり、
甲斐駒は中止。
一緒に行く予定だった仲間は会津駒ヶ岳に小屋泊するというので、
私は金曜日、日帰りで富士山にアタックすることに。
靴慣らしで富士山…ってどうなの?(笑)
試し履きした時の抜群のフィット感で、不思議なくらい不安がなかった。
富士登山のシーズンは短い。
仲間と予定を合わせたり天気をみたりしているとあっという間に2ヶ月は過ぎてしまう。
そんな中、12回目となる今回は(富士山では)初めてのソロに挑戦することになった。
夜中1時に自家用車で出発し、水ケ塚駐車場に着いたのは3時半頃。
まだシャトルバスのチケット売り場には誰もいなかったので車で仮眠。
明るくなって来たと思ったら、5時の段階でチケット売り場の行列がこんなに。
慌てて並び、入山料を支払って6時始発の2台目目のバスに乗ることが出来た。
30分ほど揺られ到着した5合目の休暇所でおにぎりを食べたりしながら高度順応。
しかし同じバスに乗って来た人たちはみんなそのまま歩き始めるんだよなー。
大丈夫なのかなー。
でも、私も今までの経験から、時間を30分で切り上げ、7時前に出発することに。
今日も山頂まで見える絶好の天気。
7時25分6合目雲海荘到着。休憩せずに先へ。
8時20分新7合目御来光山荘到着。
腰を下ろしてしっかり休憩する。
パンパンの袋が可愛い(笑)
約15分休んで出発。
大きな岩とザレた砂が共存する急な斜面。
休まないで歩くぞ!
9時23分元祖7合目山口山荘到着。
歩きづらい斜面にヒイヒイ言いながら休憩。
約10分ほど休暇し、先へ。
今回のおやつは、カリカリ梅とプチトマトと、おせんべいと、しみチョコ。
やはりフレッシュなものはのど越しがいい。
ここから溶岩が露出したような斜面になる。
ザレたところはますます歩きづらい。
10時21分8合目池田館到着。
なんとか60分のインターバルをキープしてこられている。
標高3250メートル。日差しは強いが、吹く風は涼しかった。
約15分ほど休暇し、出発。
どのルートにも8合目には鳥居があるんだな。
11時15分9合目万年雪山荘到着。
8合目を出発してから40分ほど。
時間は短くなっているけど、疲労ですぐに座りたい。
この辺りまで来ると長ーく休む人が増え、小屋の前は大賑わい。
もちろんベンチなんて上等なところには座れないので、持って来たイスを登山道の端に広げる。
約10分ほど休む。
晴れた日しか見られない光景に後押しされながら出発すると、ブルドーザー道との交差点でちょうど下りのブルドーザーが横切って行った。
目指す頂はすぐそこなのに、一歩がとても苦しい。
深く深く呼吸をしながらなるべく立ち止まらないようにちびちびと足を運ぶ。
12時38分、山頂到着!
絶好のコンディションの中、苦しみながらなんとか登り切ることが出来た。
ここまでお菓子などしか食べて来なかったので、ここでコンビニの大きなおにぎりにかぶりつく。
幸い、内臓はちゃんと働いてくれるようだ。
そのあと恒例の御朱印をいただく。
火口もキレイに見下ろせる。
さて、これからどうしようか。
今日は剣ヶ峰も混んでそうだが…。
今日はソロなので、帰りの時間など気にすることなく下山することが出来る。
天気にも恵まれているし、これはお鉢を回るしかなかろう!と、少し復活した肉体で決めた。
ズルズルと剣ヶ峰をクリアし、
写真撮影の行列を横目に1枚。
迫力ある景色を目に焼き付けながらアップダウンのある道をヒイヒイ歩く。
登りになると格段に歩く速度が落ちるのが笑える(笑えない😭)
約1時間かけ気がついたら吉田口の浅間神社に辿り着いていた。
もちろんこちらでも御朱印を。
山頂の山小屋付近は休憩する人たちで賑わってはいたが、早朝とは違い、噂ほど混んではいないな、というのが率直な感想。
さて、富士宮口までまだまだ歩かねば。
特徴的な溶岩。
御殿場口山頂。
唯一歩いていないルート。
そして15時ちょうど、なんとかお鉢を一周することが出来た。
疲れました〜💦
再び座って行動色でエネルギー補給。
さて、15時15分下山するか!
すっかりガスが上がり、
8合目あたりはガス。
疲れてはいたが、ニューシューズによる靴ずれなどのトラブルや、膝の痛みなども無く、
時折り渋滞したけれど、テンポよく高度を下げることが出来た。
疲れ過ぎて、山頂を見上げる気持ちにはならなかったけれど(笑)
17時55分5合目到着。
なんとか18時のバスに間に合った、と思ったが、
バスは時刻表関係なく、3台がピストンで運行され、しばらく待たされたが、私は無事に下山出来たことが嬉しく、静かに感動していた。
駐車場に着いた頃には日もすっかり落ち、身支度を整えて一番近い温泉へと急ぐ。
なんとか閉館1時間前に到着して、気持ちよく汗を流し、
東名高速の渋滞と闘いながら帰宅したのであった。