モモジリの旅

一回一回が大切な思い出

リベンジしたい山(鷹ノ巣山)

昨年登った山の中で、思うような達成感を得られなかったところがいくつかある。
それはひとえに自分の体力持久力不足のために他ならないのだけれど、

昨年7月28日に登った鷹ノ巣山も厳しい行程だった。

☆☆☆☆☆
その4日前、私は山仲間の同期と雲取山でテント泊をした。
下山時に七ツ石山を登り、立ち寄った小屋で山バッヂを買った。
しかし、七ツ石山単独のバッヂは無く、複合タイプの物しか無かったのだが、
それを購入した。

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基本的に登ってない山のバッヂであるということがなんとも居心地悪く、
早くこの2つの山をコンプリートしたい、と思って梅雨も明けない重苦しい空の下、再び奥多摩駅に向かったのであった。


天気予報は快方だったのだが、東日原のバス停ではまだフツーに雨が降っていた。
初めて登る山だったのでそれでもウキウキしながら歩き出した。

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正面にそびえる岩がこの尾根の名称ともなっている稲村岩のようだ。

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そこから本当の修行か始まった。
ゴアテックスが破れたのか、浸水したシューズの中はすでにビチョビチョ、眺望の無い雑木林の中はアブやらブヨやら?小虫がまとわりつく。
雨は上がってカッパは脱いだが代わりに虫除けネットを装着した。

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休憩時、オニギリを食べる時もネットを外せない。
コースタイムプラス30分ほどかかり、山頂直下のヒルメシクイノタワに到着、山頂までさらに急登が続いた。

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山頂ではとうとうダウン⤵(笑)
雨は上がったとはいえ、真っ白な山頂からは眺望も無く、軽い水分補給ののち次の目的地まで歩を進めた。

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ゆるやかな尾根道を早足で進む。しかし、すぐにへたばりペースが落ちる。
思いの外時間がかかり、六ツ石山登頂。

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疲れすぎて笑顔を作る余裕もない(笑)


ここで軽食を取り、あとはひたすら奥多摩湖畔に向けて山道を転がるように降りていく。

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やっと小河内ダムが見えて来た。そこから割とすぐに人家の横に出、舗装された道に出ることが出来た。

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ゴールが見えて少し元気を取り戻した私たちの頭上でなにやら音が。
見上げるとカモシカが。

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奥多摩にもカモシカがいるんだー、と興奮しながら、バス停で数分バスを待った。
間に合って良かった。



☆☆☆☆☆☆

この時友人は二の腕にブヨの洗礼を受け、しばらくかゆみが収まらなかったらしい。
雲取山もそうだったが、夏の奥多摩は虫との戦いでもある。
そして、急登というだけで無く、蒸し暑さにもかなりダメージを受け、とても辛い思い出となってしまった。
奥多摩は夏のシーズンを外して登るべきだと痛感。
参詣登山も落ち着いたから、そろそろリベンジしようかな。