週一登山がいいペースで実現出来ている。
今回はゆっくり温泉にでも入りたいね、と久しぶりの友人の希望で、
始発で向かったのはこちら。
ちょうどウォーキングイベントがあり、
有間ダムの湖畔を歩く途切れない人の流れに遭遇し、
“すわ!この皆さんはみんなあの温泉に行くのかしら?”と焦ったが、
皆さんは名栗から飯能市役所までの約30キロを歩くとのことだったので一安心。
棒ノ折山は、昨年3月以来。
あの時は、同行した子供さんのペースについて行けず、やたらと疲労した記憶が。
今日は、久しぶりに登る友人とだったので、
年相応にのんびりと沢沿いに輝く新緑を全身に浴びながら歩いた。
金曜日に雨が降ったせいか、足元の岩岩は濡れて滑りやすい。
心なしか沢の水量も多い感じがする。
朝8時30ころのスタートだったが、早くも登山客で賑わう人気のお山。
崩落の危険がある岩の鎖場など、若干順番待ちが発生したが、
林道の休憩スペースからは、それどころではないぬかるみとの闘いとなった。
えぐられた土の道や、露出した木の根は、一瞬たりとも気の抜けない滑りやすい斜面。
ストックを駆使しながらなんとかゴンジリ峠に到着。
道は右に曲がり、最後の登り。
ここも激しくぬかるんでいた。
一歩一歩注意を払いながら、
山頂到着。
広い山頂は爽やかだったが、草っ原は湿っていた。
ベンチは全て埋まっていたのでシートを敷いてランチにする。
山で初めて食べるシーフード。
うまし。
30分ほど休憩し、温泉目指して下山。
帰りは岩茸石から滝ノ平尾根へ。
ぬかるみとの闘いは、岩茸石までだったが、
この尾根は一箇所超難関の斜面がある。
グライダーの展望基地を過ぎた2つ目の林道に出るところ。
深くえぐれた登山道は角度も急で、整備されている様子もなく、
かろうじて繋がれているロープも長さが足りない(笑)
しかも今日はぬかるんでいてスリル満点!
おっかなびっくり、なんとか下っていく。
この難関をクリアしたらあとは…と思ったらひたすら続く杉林。
木の根に苦しめられたけれど、
それはそれは芸術的でもある風景。
モーターサイクルの音が近くに聞こえ、もうすぐゴールだ、と気持ちを奮い立たせながら、
午後1時、さわらびの湯到着。
靴の泥を落とすありがたいスペースに感謝しながら、
混雑する前に贅沢な温泉を味わい、
飯能駅からレッドアローを使って、
明るいうちに帰宅することが出来た。