百名山シリーズ。
本当は今年のシーズンテン泊一発目に予定していたのだったが
中止になってしまったため、未練が残っていたお山である。
アルプスの短い秋、天気予報が晴れに当たるなんて!とお祭り騒ぎのように舞い上がって、いざ大混雑の駒ヶ根へと向かった。
深夜2時に車で迎えに来てもらい、ガラガラの中央道をひた走ること3時間。
ほぼ予定通り、5時に駒ヶ根インターを降りた。
菅の台バスセンターはインターから約3キロ。
しかし、すでに満車で、1番離れた黒川駐車場まで回された。
(でもここでもちゃんとバスロープウェイのチケットは購入出来ますのでご安心を。)
黒川臨時駐車場はまだ私たちが始めの方だったが続々と誘導されてくる。
係員の指示通り、バスの列に並ぶ。
しかし、駒ヶ根駅や菅の台バスセンターからスタートするバスに、途中乗車する余地など補助席分しかなく💦
割とひっきりなしに着くものの、7人くらいしか減っていかないので、だんだん不安になってくる。
登山計画では7時には登り始める予定だったが、大幅に狂うか??
と思った5時45分ころ、
完全空車のバスが到着!
すっかり空も白んだ6時半過ぎ、無事私たちはロープウェイのしらび平駅に到着することが出来た。
そして続々とバスも到着し、あっという間に行列はこんな感じ。
整理券の配布が始まり、私たちは7時17分便に乗れることになったので、
列から離れて軽く食事を済ませる。
ゴンドラ定員ビッチリの60人が直立不動の体制で千畳敷駅まで運ばれる。
景色の模様をアナウンスしてくれるが、とても見られる位置ではない(笑)
7分あまりじっとゴンドラの天井を眺め、到着。
それにしても素晴らしい空!
しかし、そんな空の裏には強風が付きものであるわけで…(笑)
ニット帽と上着を取り出し、防寒体制に。
ちなみに、長袖インナーに長袖トレーナーにジャケットという格好は、私の真冬低山登山のマストアイテムである。
そして、見事な景色にシャッターを押す手が止まらない。
なかなかスタート出来ない私たち(笑)
スタートが遅れた上に、写真撮影で+2時間コースだね(^^;;といそいそ歩き始めた。
千畳敷からの斜面はつづらになっているもののかなり急で、登山者も多かったので写真が撮れなかった。
約40分、浄土乗越に到着。
尾根に上がり、休憩している人も多い。
私たちは休まずにまず宝剣岳へと向かう。
噂通りのスリリングな岩場。
クサリは取り付けられているが、それに頼らず三点支持で慎重に。
足場の悪い狭い山頂は数人でもう身動きが取れなくなる。
譲りあい、てっぺんではないところで絶景写真を撮り下山する。
登りと下りが同じなのですぐ渋滞。
でも気をつけて譲り合いの気持ちで!
続いて木曽駒ケ岳へ向かうのだが、その前に立ちはだかる中岳。
私たちは帰りにとっておき(笑)、まずは難所ありの巻道で向かうことに。
まだ早い時間だったのですれ違いも問題なかったが、ここも譲り合いだった。
途中、テント装備の女性とすれ違ったがとても重そうで、
“私たちにあれが出来るか?”と自問自答。
足元の大きな石に気をつけながら木曽駒ケ岳登頂。
360度景色が広がり、山頂標にも写真撮影の列が。
思っていたより広い山頂で荷物を降ろして行動食休憩。
風除けの壁がいたるところに。
時間はまだ10時過ぎ。
午前中に下山したいという目標が叶うかもしれない⁉ということで早々に切り上げ下山。
木曽駒ケ岳に比べると優しい登り返しで中岳。
絶景ではあったが、昼が近くなったこともあって北側からは頻繁に雲が上がって来る。
あっという間にガスに包まれることも。
すぐ晴れるが。
中岳の山頂の岩場でまた絶景写真を撮影し(笑)、
いつか挑戦したい山頂小屋のテン場を撮影し、下山。
しかし、千畳敷からの急登は多くの観光客で大にぎわい。
見通しが良いせいか、登れる気分になってしまい足を踏み入れた軽装の人々がつづらのいたるところで腰を下ろして休んでいるため、渋滞も発生。
眼下の千畳敷駅からは、混雑のため整理券を発行するというアナウンス。
ちょっと急ぎたいところだが、
気は長く…!譲り合いの気持ちで…!
11時半に到着したが、整理券の番号は514番で、
12時27分の便だった。
1時間待ち。
ま、いい方だよね、とのんびり時間調整して大混雑の木曽駒ケ岳を堪能したのだった。
しかし、この先がシビれる中央道大渋滞。
覚悟してはいたが、
6時間以上狭い車内にいたので
そちらの方が修行だった。
…中央道は本当に鬼門だなぁ…(-_-)